【存在に恋2】ユニス【住民】

しぐれ

◈きみの存在に恋をする。2【illust/63789348お邪魔いたします。
(NL/BL/GL要素を含む企画です。)

◈ユニス(Eunice)
 10歳/142cm/4の月(芽月)26日生/エドガード在住


世界を広げて輝かせてくれる、素敵な出会いがありました。
 バカラさん【illust/64486138

―常夜の街エドガードに、ひときわ華やかな喧噪を連れた一行がやって来たその日、
―遊びに興じる大人たちに混じって、物珍しいそれを見物せんと迷い込んだあの日、
―きみにはじめて出会った日を、ぼくはきっと一生忘れない。


「…遊び?楽しいの?……ぼくにも教えて」

強く手を引く、初めて見る子。同い年くらいかな。
でもなんだか、大人の人に囲まれて、物怖じしなくて、きらきらしてる。

「ええと、ここまで出た数が、こうだから、その山に残ってるのが……え?これ、だめなの…?」
「お願い…?いいの?じゃあ…じゃあね、ぼく、きみが今まで旅してきた街の話、たくさん聞きたいな」

知らない街、知らない人々、きみを囲む世界は、どうしてそんなに楽しいの。
ぼくも見られるかな。

「行っちゃうの?…お仕事だもんね、しかたないよね…
 …でもね、あのね、ぼく、すごく楽しかったの。だから……また、来てね」

初めてきみと別れた時のわがままじみた約束を、きみが守ってくれたから。
小さな約束をして別れては、次に会う時まで、ずっとずっときみのことを考えてる。
いまきみは、どんな世界で、何をしているのかな。
ぼくも見たいな。

「…おかえり、バカラ。えへへ…なんだか、ちょっと、背が伸びた気がするね」
きみがくれるものなら何でも嬉しいけれど。
ほんとうは、きみの笑顔が、「ただいま」が、知らない世界の話が、何よりぼくは嬉しいんだよ。

「バカラは、時々、まるで未来が見えてるみたい」
カードを、こころを、巧みに操ってみせるきみには、どんな世界が見えているの?
ぼくも、きみといっしょに、見てみたいな。

「…ねえバカラ、ぼくとちいさな賭けをしてみようよ」

一歩踏み出す方法を、きみが教えてくれたんだから。
「ぼくが勝ったら…お願い。
 いつかぼくが、ぼくたちが、子どもじゃなくなったら、一緒に連れていって。
 …約束してくれる?」


---随時編集中---

お友達などの既知関係もご縁があれば!

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2017-08-19 19:00:22 +0000