「ブレア、ちょっとの間息止めてて」
アウルが懐から何やら筒状の物を取り出しそう言うと、少し離れた地面に投擲する。
ブシュッという小さな音と共に筒から大量の煙が噴き出した。
「何あれ?」
「バール酸入り煙幕。あの黒い子が苦手なんだってさ。近くの街に寄った時に今危険生物がうろついてるから旅人なら持ってた方がいいってアイテム屋さんに勧められてね」
「(子・・・)それ体のよい売り文句なんじゃ」
「でも実際役には立ってるでしょ」
言われて見るとあの黒い怪物の動きが鈍っている。煙から遠ざかり警戒するように唸り声をあげている。
「あら本当。やった!動きが早すぎて攻撃当たらないからイライラしてたのよ。これでやっと消し炭にしてやれるわ!」
「元気な子だなー。空気なくなるから程々にね」
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こちらの続き【illust/64489583】になります。同じ竜同士共闘!そして折角なので黒い子討伐したい。2p目はオマケ的小話。
■お借りしました!↓
戦闘スタイルとか人間姿で人に交じって暮らしているとかアウル的に結構親近感を感じるブレアさん【illust/64083602】そしてあの位置からのご登場だとキトは絶対に見てしまったなと(←)
■参加非公式イベント
遺跡に潜むものたち【illust/64313418】
黒輝竜討伐依頼【illust/64290656】
■キトとアウル【illust/63981717】
■不都合などありましたらパラレル&スルーでお願いいたします。その他問題がありましたら連絡を下さい。
2017-08-19 10:41:31 +0000