【九十九路】アンフルール【最終期】

弥生
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九十九路の羅針盤|illust/60865485

「はい、はい。わたしが薬師ですよ。どんな薬をご所望ですか?」


アンフルール
中性|27歳|152cm
明星|300pt【強靭:0 知能:180 器用:50 機敏:30 幸運:40】
一人称:わたし
二人称:貴方、お前

▼所属:血の誓約都市 サン・ヴィルセルマ帝国|illust/64000467


母親:フルリール|illust/63324016
「灰になるより早く、もっと早くに連れて帰ってあげれば良かった」
きょうだい:スフレトリール|illust/63771782
「馬鹿なスフレ。でも、お前が決めたことならこれ以上は何も言いませんよ」


蔓の子【illust/61349964】と呼ばれる種族の血を引いた薬師。
見た目こそ子どもだが実年齢はそれを上回っている。
男女両方の性別を持つが、先祖返りで容姿が曾祖母に似ており外見は少女寄り。

幼少期に母を亡くし、母の故郷へ来てそのまま住みついた。
以前は曾祖母と祖父の世話になっていたがどちらも立て続けに亡くなった為、今は仕事を引き継ぐ形で薬師として働いている。

口調と振る舞いから丁寧で穏やかな性格だと思いきやそうでもなく、自分の身を大事にしない人には刺のある言葉で説教し、度が過ぎると手が出る。
また嘘を吐いて騙す者、善人を利用する者は蛇蝎の如く嫌う。
そういった者に対しては腹痛作用のある毒をこっそり食事に混ぜており、その悶え苦しむ様を見ては笑っているなど性根が悪い。
幸運にもバレずに済むことが多く、仮にバレたところで開き直っている。

「顔はよく覚えていないんですが、わたしは曾祖母様にそっくりなんだそうです。お祖父様がそう言っていました」

「こんなになるまで放っておいた貴方が悪いんですよ。ほら、駄々をこねないで薬を飲んでください。
 ……苦いから嫌? 馬鹿言わないでください、だからこその良薬ですよ」

「ハァ? 馬鹿ですか、お前は。人様に悪さをしてタダで済むとでも? 本当ならもっと痛い目見たって何ら不思議じゃないんですよ?
 むしろ、相手がわたしだからこの程度で済んだのだと感謝して欲しいぐらいですね。……ええ、ええ。分かれば良いんです。
 わたしも、悪魔じゃありませんから」


▼絆に関して
設定を考慮した結果、今期は絆関係を募集しないことに致しました。

ご縁をくださった
ハルアさん|ひなた様

本当にありがとうございました。

キャプション随時更新

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「わたしたちは蔓の子。
 決して雑草なんていう、頑丈な植物とは違う。地を這い、何かしら添え木がないと生きられない植物です。

 だから何でしょう。わたしたちがそうだとしても、わたしはそれを嘆く気はありません。そんな暇があったら薬の一つでも作って売り捌きます。
 葉を千切り花を摘んで薬と毒にする。身一つで生きるために、大昔からしてきたこと。
 そういう生き物ですよ、わたしたちは」




「ええ、お墓参りにはよく行きますよ。曾祖母も、祖父も、母もそこにいますので。
 ただ、祖母や父というのは全く知らないんですよね。どちらに聞いてもはぐらかされるばかりでしたし。
 あ、でも曾祖父の話は少しだけ聞きましたよ。訳あって同じお墓には入れなかったそうですけど。
 案外、こっそりと中に入っていたりしないものですかね? ……はは、そんなわけありませんか。

 さて、わたしは失礼しますね。
 家族のところへ、花を添えに行きますので」

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2017-07-25 12:06:17 +0000