企画元:九十九路の羅針盤【illust/60865485】引き続きよろしくお願いします。
◆アリアナンナ・ガランサス・ノーレッジ
見た目10代・女性・153cm・雪の精霊種と人間のハーフ /「わたくし」「あなた」「~さま」
ポイント 490pt (強靭:0 知能:490 器用:0 機敏:0 幸運:0)
前期【illust/63494333】※続投です
前期絆相手:ソアレさま【illust/63175149】/今期【illust/64021370】
「立派になった姿が見られて、とても嬉しいの。こうして互いに笑って、楽しいお話をする時間がとても大切なの。
わたくしにとってあなたは、いつまでも大切な子。またいつでもいらっしゃい」
ヴァルクガルド(今期:illust/63937449)王族の娘。
あらゆる黒魔術、禁術・呪術の取扱に長け、国内では多少名の知れた存在。
✧絆:アルバトラム様【illust/63918294】
―――星花**日 雪の日
今日は手紙は届かない。公演の情報もしばらくなさそう。
―――星花--日 雪の日
昨日に同じ。
―――星花++日 雪の日
足音がした。ふたりぶん。
この顔に覚えがあるかという。あるに決まっていた。
***
「ええ、と……、……わかります、わかりますよ。その……、……ふたり……?
あの、わたくしのことはわかる……?」
「わたくしも今は先生と呼ばれる立場で……、なんだか奇遇ですね。なにか教わってみようかしら、ねえ先生」
「昔とはずいぶんと違っているから、不思議な気持ちになるわ。ああ……ごめんなさいね。
どうしてもその姿を見ているとこんな語り口になってしまって……」
「わたくしの背格好はあの頃とそんなに変わらないかもしれないけれど、大人になったのよ。
でもあの部屋だけはずっと変わらないの。いろんな話をして、いろんな調べ物をしたわね。
今でも特別な人しか中には入れないもの。もちろん入っていいわ」
「……ほんとうに偶然だと思うのだけど、白くてちいさい子に縁があるのだわ、わたくし。
そんな星のめぐりもあるのかしら……ううん。ひとりごと」
「ねえ、また背が伸びたかしら。……男の子って成長がはやいのね。
いえ……わたくしの知っている昔のゼーニャに似てきたなあ、って」
「思い出したことがあるけど、言わないわ。どうということはないのだもの」
「わたくしにも……そうね、色々あったけれど。あなたにも同じ時間のぶん、色々あったのよね。
他のひととの約束も……どうか果たしていらして。
わたくしは変わらずここにおりますから。またきっと、帰っていらして」
「ふふ、今度は笑って見送れるわ」
「きっとこういうのをね、"家族"っていうのよ。血の繋がりがなくても関係がないの。
昔も今もそれは変わらない。ここはあなたのお家」
(わたくしに託してくださってありがとう、先生。先生のこと、この子のこと……、
ずっとわたくしが覚えて、もっておきます。わたくしの大事な記憶……)
―――さて、この日記は何冊目になるだろう。
「おかえりなさい」
◆
ここまでご縁を頂いた皆様、見てくださった方々、主催様ありがとうございました!
2017-07-16 12:30:06 +0000