こちら[illust/62991598]の素敵な企画に参加させていただきます!
素敵なお名前をいただきましたのでタイトルを変更いたしました。⇒[illust/63971494]
◆仙花 -センカ- (元:名無し)
男/182cm
450歳/茶金花房
象徴:赤いサングラス
のんびり屋のおじさん金魚。
とても長生き。
猫が苦手。
一人称:僕 二人称:おまえさん
◆お相手様
素敵なご縁がありました
高梨ひかりさん[illust/63832068](お嬢さん/ひかり)
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前の主が死に、気が付けば十数回目の夏。
僕はこの屋台にいた。
数多の人間に飼われたが、始まりはいつだって"ここ"なのだ。
僕の記憶はいつも"ここ"から始まる。
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「ちょいと、其処なお嬢さん」
ふと、声をかけた。何故だか無性にそうしたいと思った。
この姿では届く事はないとわかっていた。それでも。
だから彼女がこちらを見、僕に視線を注いだとき僕の心は躍るようだった。
「うふふ、おもしろい。偶然にしてはできすぎじゃあないか」
嬉しいやら可笑しいやらで堪らず尾ヒレを揺らして笑った。
彼女がじいっと容れ物を覗き込む。
あたりの光を映してキラキラ輝くその瞳を見て、ほとんど刹那的にわかった。
「お嬢さん、薄墨色の髪のお嬢さん。おまえさんが僕の主だね?僕を連れて行くのだね?」
彼女の胸に抱えられ揺れる水の中、久しぶりに満たされたような心地がした。
どうやら帽子も一緒に持ってきてくれたらしいことに安心しながら、うとうとし…
そして眠りに落ちた。
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「ヒトになる金魚は初めてかい?…うふふ。正真正銘、僕が仙花さ」
「して、僕はおまえさんをなんて呼んだらいいのだろう?」
「おまえさんの行く所へ喜んでついて行こう。十年ぶりの世間はどんなだろうか。楽しみだ」
「そして"おかえり"を言える相手がいるということもまたいいものさ」
「ひかりの大切な時間を、僕が一緒に過ごせることをこの上なく幸せに思うよ」
いずれ訪れる彼女の最期の後、僕はもうヒトの姿になる事はないのだろうと思った。
別れの後の長い年月を僕はただの金魚として過ごすだろう。僕が終わるときまで。
この人が僕の最後の主になる、そう感じた。
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◆関係者様
移ろう世界の中で留まり続ける者として親近感を抱いている
鏐さん[illust/63855648](鏐)
十年ぶりに人になってみると、世間には少々変化があったらしい。
小さいが確かな違和感に戸惑っていると懐かしい顔が見えた。
「やぁやぁ、君かぁ、鏐。うふふ、中々どうしておまえさんも変わらんねェ。懐かしい顔を見たら安心したよ」
「こうも長く生きてきたが、意外なことに花の名を頂いたのは初めてなんだ。どうだい、なかなか似合うだろう?」
「僕の救い主様ったら、僕の事"優雅"だって言ってくれたんだ。今までさんざん地味だ地味だと言われてきたがね、
それこそ救われたってものさ。全く僕にはもったいないような人でね…それに…」(エンドレス惚気)
◆申請・交流について
お相手様の年齢性別その他問いません。
タグはつけていませんがエログロ大丈夫です。
関係性についてはご相談してから決められればと思っております。
交流は外部ツールでお話ししたり絵を上げるのが主になります。
いただいたメッセージは即日~3日以内にお返事いたします。
もし返信のない場合はお手数ですが、再送信のほどよろしくお願いします。
お友達なども募集しておりますのでpixivメッセージかtwitterからお気軽にご連絡ください。
もし何かございましたらご一報くださいませ。
2017-07-13 10:20:50 +0000