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うづら九十九路の羅針盤（illust/60865485）、最終期もよろしくお願いいたします。
☆フィンナ 羅針盤：明星 400pt 10/100/70/70/150
「ようこそラグレタリアへ！なにをお探し？とっておきの美味しいものも匠の工房も、
それからもしもの時の落とし物やお忘れ物も。ぜーんぶフィンナにおまかせ！！」
一人称：あたし 二人称：あなた
ラグレタリアで目覚めた「豊穣の概念」あるいは「春の精」。ラグレタリア観光大使、兼 失せ物探し屋（共に自称）。
ここ十数年のラグレタリア社会の変化（本人曰く「みんなの気分」）の影響を大きく受け、
思考回路は比較的現実的かつ常識的であるが、勢い先行型で諸々空回り気味。
ソノピノからやってきてこの地に居付いた先輩曰く、「大きいおさかなと同じでずっとうごいてないとしんじゃう」生き物。
妖精の辞書に遠慮も熟慮も自重も無い。
まるいことはいいことである。大きいこともいいことである。そこに理由は不要である。
彼女が書く圓は本人のサイズに比してやたらとでかい。必死の形相である。何と戦っているのか分からない。
それでも彼女は書くのである。効果の程は問題ではない。書くことにこそ意義があるのである。
好きなものはぶどうとクリームチーズのカナッペ、嫌いなものはニシンの缶詰。
「…ば、馬鹿っっ！！あなたそれがどんな危険物か知っ…！！
まるけりゃいいってもんじゃないのよラグレタリアの税関が許してもあたしが許さないわ
持ち込み禁止！ニシンのカンヅメは持ち込み禁止ーーーーっっ！！！！！」
☆前期：プロッカ（illust/63333422）
「プロッカたいへん！果物屋さんの隣に今度できたカフェなんだけど…パンケーキが…おふとんみたいで…
そうおふとんよ！しかも３枚重ねよ！！？マティのしっぽよりふかふかよ！！！？これは…事件だわ！！！！」
☆前期絆：圓呪術の街 マティ・ラグレタリオス様（illust/63162591）
「マティ、マティ！ピトリスの使者の方がいらっしゃったわ！職人街でボヤ騒ぎがあったけどすぐに消し止められたって！！
広場の横のパン屋さんで子犬が生まれて飼い主募集中だそうよ！！
それからこれは最重要秘匿事項だけど今夜の晩餐のデザートは新作だって…しっ！声が大きいわ！！！」
☆前期絆今期：圓呪術の街 ゼスタシア・ラグレタリオス様（illust/63706780）
「スターシャってちょっとプロッカに似てるわよね、ぼーっとしてそうでたまにとんでもないことさらっとしでかしちゃうとことか」
「職人街に差し入れ？あたしも行くわ！！何を作ったの？あ、お菓子…へー、ふーん、そう…
ううん、お料理は気持ちが大切よ！そう大切！！！…味見？！！気持ちだけ！気持ちだけ受け取っておくわ！！そう気持ちよ！！！」
☆7/27 素敵なご縁をいただきました！銀の夢守り様（illust/63900657）
大きく、大きく、圓を描いた。
「また、会えますように」
――それはあたしが見つけたちょっと背の高い迷子の彼と、彼と見つけたおはようとおやすみのおはなし。
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「あなた、見ない顔ね！そんなところでどうしたの？ああ、その子…みとってくれたのね。ありがとう」
「何をしてるかって…見て分からない？圓を、書いて、る゛の゛、よ゛……ふー、できた！」
「おまじない。この子がまたいつか空を飛べますようにって。死んだら大地に還ってそれきりだってみんな言うし、
圓なんて書いても意味ないんだって言う人もいるけど、そんなの分かんないじゃない？」
「だったらやれることはやっておくべきだわ！―それで、あなたは何しにここへ？」
「『別れ』だけを集める？」
「そんなのおかしいわ」
「だってあなた、さっきあの小鳥におやすみって言ったわ。あの子は最期にあなたに出会って、あなたの声をきいて眠ったの。
あなたとあの子は出会ったわ。お互いのことをなにも知らなかったとしても、
あなたが今日の晩御飯のお皿を空にするまでにあの子のことを忘れたとしても」
「だいたい出会わずに別れるなんてできっこないじゃない！あなた、最初から空っぽのお皿の前でごちそうさまが言えて？」
「ええと…つまり……今のあなたに必要なものは！おいしいご飯と！あったかいベッド！！
難しいことや悲しいことを考えすぎちゃう時って大体お腹が空いてるか眠いかのどっちかよ！」
「ああもう！待ちなさい！！待ちなさいってば！！！こんな大きい迷子を見逃したとあってはラグレタリア観光大使の名折れだわ！
問答無用よ、そこの広場の角を曲がって右！とびきりのシチューとふかふかのおふとんが待っていてよ！！」
「おはよう迷子さん、今日もお別れを集める気かしら？あらそう…。ともかく、何かする前には腹ごしらえだわ！
おいしいものでも食べに行きましょう？何が好き？何が食べたい？…ちょっと、なんで黙るの」
「食べたいものが分からない…？！なんてこと！それってかなり重症よ…！？
それじゃあなおさら急がなきゃ。分からないなら片っ端から攻めるまでよ！！！ほら、早く！！！」
続き>>novel/8105837
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「神様はいるのか」「魂は巡るのか」「星も人も、燃え尽きたらそれきり？」「ホントの事は誰にも分からない」
「それでも円の端と端は繋がるもの」
「描いて見せて。あたしがちゃんと見てるから！」
2017-07-11 14:42:58 +0000