【九十九路】しろがね【第五期】

ばぇ
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九十九路の羅針盤【illust/60865485

「別れ道。右か、左か――どっちにしようか、多数決しようか。右。右だね。じゃあ、左に行こう」
「しろがねは僕の本名じゃない。今君が見てる僕も、"種"の記憶の姿で、僕自身じゃあないんだ。
 でも、生前の僕も多分、こんな人間だったはずだよ。探し物が得意で、楽しいことが好きな、多分いい人さ」
「行かなきゃいけない所がある気がする――でも、行っちゃいけない気もするんだ」


◇しろがね 男/享年?歳(活動期間3年)
 月光の羅針盤 150pt [強靭:30 知能:50 器用:50 機敏:0 幸運:20]

体の多くの部分を地衣類とコケ類に覆われた青年のガーデンゴースト。
種の段階で複数種と奇妙な共生になった、ギンリョウソウの花戦。小さなピストルの武器人(ウェポンズ)。
その種は彼をみつけた友人によって既に植えられており、夜の間は肉体を持つ。彼は友人と共に旅をしている。
おぼろげな生前の記憶から、"探し屋"を自称する。常に笑顔の絶えない、人好きのする人間。
実際、聴いた話のみで失せものの在り処を言い当てたり、迷子犬を見つけたりする。
わずかな礼金を受け取って、心向くまま次の街へと向かう、風来坊である。

幾億のヒトの意思が、彼の中に存在している。
それは老若男女を問わず、混乱し、絶望し、困惑し、怨嗟を放つ。言葉が通じず、認識にも言いようのないズレがある。
亡霊のようであり、妄想のようであるが、彼にとってはそのどちらでも関係ない。
意思統一の方法を考え、彼は体験を重ねることにした。
皆一つの劇場に閉じ込められた観客のようなもので、面白い演目に夢中になれば、同じ感動を得られるだろう、と。

故に彼は楽しみを追う。正義を良しとし、善性を愛する。人の情と、時に悲しみにも向き合いながら。
時折肉体を支配しようとする敵意と害意を抑え、その矛先を避けながら。
しかし――真実は恐らくその先にあるのだろう、と彼も考えている。

◇群体の意思
 肉体と精神体が相互に影響化にある。細胞の一つ一つに無数の意思が絡まり、顔や手が時折震える。
 また、眼球には意思が瞳孔として現れ、複眼の様を示す。

◇クルスス
 しろがねの種が周囲に取り込まれかけていた所を見つけて、己に植え育ててくれた友達。
 長らく森の中で気にいった植物を育てたり植え替えたりしていたが、ガーデンゴーストの性質を理解して、しろがねの旅に付き添ってくれる。

前期:イツハ【illust/62795160
前期絆:ミルティーユ【illust/62811437
前期絆今期:フェーヴ/クリオス【illust/63270305
「ガーデンゴーストの性質を考えると、僕の種の元になった誰かがいて、同じ人から生まれた種や兄弟が多分いるはずなんだ。
それは多分、今の僕にとって唯一の家族と呼べる存在だと思う。……うーん、会いたいとは思わないかな。
でも、幸せに暮らしてくれてたら、嬉しいよ」


◇絆について
楽しいことや明るい感情を得られる機会を求めているキャラクターですが、
そうでない関係性でも、性別問わず、面白い関係性が築ければと思います。

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2017-06-13 16:44:26 +0000