九十九路の羅針盤企画様【illust/60865485】
前期:神様の眠る地 シラハネ/三代目神端 代咲【illust/62371373】
「母様、この地の今後は任せてください。私は、しっかりと応えて見せますから。
大丈夫です。この重みすら私の生き甲斐なのですから」
前期絆:地下迷宮 ヴェルトゥール/代表:ルツ【illust/62273706】
「父様は不器用なところはありますし、笑顔も…少しその…。
ですが父様が母様も私達のことも大切にしてきてくれたことは、伝わっていますから」
前期絆今期:地下迷宮 ヴェルトゥール/代表:ルル【illust/62724509】
「お久しぶりですルル兄様。せっかくですから堅苦しいのは抜きにして、二人で畑にいきましょう!
お話でも愚痴でも、なんでもききますよ、ルル」
前期絆新規:サヤ【illust/62884351】
「サヤからの手紙が届いたのですが、何故この季節に雪の話が書いてあるのか…。
まったくしょうがないですね、何処まで行ってしまったのやら。
まあでも、サヤなら上手く楽しんでやっていることでしょう。なんとなくですが、そんな気がします」
◆神様の眠る地 シラハネ 補足【novel/7857585】
ポイント 100pt (強靭:6 知能:20 器用:10 機敏:4 幸運:60)
周囲を黒い毒の森に囲まれた山脈。
森の僅かな実りを貰い、痩せた土地でなんとか育てた作物で自給自足をしながら、
所々に点在する鉱山から採れた天然石と高地でも育つコツノ岩羊の毛、地酒を売って暮らしている。
ここ数十年は三代目神端と結ばれたソラアイの龍の青年による天候操作により、作物の育成が以前よりも安定している。
変わらずこの地を訪れては地脈を調律してくれるグーラン族の女性、今は亡き妖精に学んだ
地酒による現金収入と合わせ、生存率や体格、平均寿命などが改善傾向にある。
また、地下迷宮の話に影響を受け鉱山を下へ下へと掘り進めた者達により、太陽の光を蓄え、水につけると淡く光る鉱石が発見される。ほんのりとだが、様々な色に色づいて光るため夜虹石と名付けられた。
夜になると、灯りの技術が発展しているヴェルトゥールのランプの形や
設置を参考にし作られた夜虹石を光源とした照明が、ほんのり村や家を照らしている。
◆四代目神端:祥雨-ショウウ- (ショウ(祥雨・ヴェガ)) 20歳(外見11歳程)/男性/142cm
先代神端である代咲と地下迷宮ヴェルトゥール代表ルツの間に生まれた次男。
シラハネの地の環境の変化からか、耕した畑の作物が枯れにくいのみならず、よく育つまでになっている。
幼い頃より温厚な性格で真面目であったが、時たま好奇心のままに行動してしまい、周囲から不思議な目で見られていることがある。
その容姿から、年齢や性別を勘違いされることが多いが、
その方が得であると判断すればそこから女性や子供を演じ続ける事も厭わない。
己が跡継ぎとなった理由に、晴れない思いはあるものの理解し割り切っている。
片割れと離れた反動か、妹に対しては甘く、過保護気味である。
幼い頃グーラン族に連れられて数ヶ月だけ旅をしたことがある他、
回数こそ少ないが、彼らの協力を得て他国の視察に行ったこともある。
◆素敵な絆を結ばせていただきました!ケイカ・クーヴェレ・ヤカツさん【illust/62984338】
「毒の森の中から獣の唸り声を聞いたと言う者がいたので様子を見に来たのです。
まさか獣の代わりにこんなによく喋る方がいただなんて……。はぁ……」
毒の森の中で出会ったのは驚くことに毒にやられることのない人間で、有毒植物に詳しい研究者だった。
止まることのない、しかし興味深い彼の言葉に耳を上げ下げしながらも、村までの道を進んだ。
願ってもない人物との出会いに高鳴る胸の音すら、彼との会話の中で静かになっていった。
「……人の声!?そこで何をなさっているんですか!……!!今すぐやめてください!!火を着けたら死にます!!」
「急に掴みかかったりしてすみませんでした。ですが火が入る前でよかった。ここの草木には毒があって……ええっ!?
あのっ、そこに黒い果物の芯の様なものが見えるのですが、まさかこの森のものを食べ……吐いてください!!
今すぐ吐いてください!!これも毒です!!」
「はぁ…重ね重ねすみませんでした。まさか毒に耐性をお持ちとは……。ええ、ええ、信じますよ、とてもお元気そうなので…。
しかし研究者さんですか…。あの、この森のことでご相談したいことがあります。
村までご案内させていただいてもよろしいでしょうか?」
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「貴方の毒に対する体質といい、夜葛の森の話といい、驚かされることばかりです。
私達には毒の森との共存など出来るはずもなく、ただ為す術もなく追い込まれていただけでしたから…。
しかし、傷を気にしないと言っても血が流れるようなことをすれば痛いでしょうに。
ケイカ様は、研究熱心なだけでなく、お人がいい。
ふふ、貴方に出会えた幸運は、どこに向かって感謝したらよいのでしょうね」
「皆、子供達や子孫らの為に、少しでも生きやすい環境をという願いを持っていますから、協力は惜しみません。
人手でも研究対象でも、必要でしたらお声がけください、ケイカ様」
「今まで手も足も出ず、ただ怯えていただけの森に変化が起きる。それでこんなにも、人々の表情は変わるものなのですね」
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「何を言っているんですか、もう。おかげさまで私まで森や研究に明るくなってしまいましたからね、
貴方が見つけた植物の栽培や抵抗薬の研究がいいところまでいっているのは分かっているんですよー。
それに、妻も娘もケイカが一緒に帰って来なかったら驚いてしまいますよ。
村が用意してくれる食材にもすっかり貴方の分が含まれていて、魚だって当たり前の様に4尾届いているそうですよ。
妻が楽しそうに話していました。
しかしそうですね、彼女にも苦労をかけていますから、近いうちに親友様のお言葉に甘えさせていたいただくのも
悪くないですね。娘達も懐いていることですし」
あの子達の、シラハネに生きる者達の未来を、
少しでも――
初めて足を向けた毒の森の奥地。
白い植物。
底知れぬ恐怖を纏った異形の獣。
次の瞬間――
私達は、踏み込み過ぎてしまったのでしょう。
「……貴方との調査が楽しくて、つい夢中になりすぎてしまったようです。
ごめんなさい、ケイカを巻き込んで…大切な角だったでしょうに……これ、くっつきますか…?」
「どうして私は、あそこで油断をしてしまったかなぁ…あの子達の父親だったのに、妻への感謝も返し切れていないのに…
どうして…悲しませるようなことをしてしまったかなぁ……どうしようケイカ…私は……失望しか残せないのでしょうか……」
「ケイカ…子供達が泣いていたら、抱きしめてあげて欲しいんです。……ありがとう。ありがとうございます、ケイカ……」
◆所属について◆
迅速な連絡が出来ない可能性があり不安なため、所属は絆相手様とその関係者様の家系のみに限らせていただきます。
申し訳ございません。
◆不憫等、ご連絡いただけると助かります。
2017-05-16 14:09:30 +0000