【九十九路】汽【第三期】

コロネ
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◆ ◇名前:汽(きぃ)性別:雄寄り 人間換算:17歳 ◇ ◆

【強靭:10 知能:20 器用:10 機敏:10 幸運:0】合計50Pt

前期:滴【illust/61943556
「シンシャ様にご迷惑かけていませんか?川の流れは一定に・・無理やりにでもお静かにっ」
「声を聞くのは難しいですが伝えるのは更にですね、母上にコツをもっと聞いていればよかった」
前期絆相手:シンシャさん【illust/61943990
「同胞を守る貴方の心内、言葉無き事より感じておりました・・王への感謝は一生涯忘れません」
「王のようになりたいのです。ですがっ滴の気質が邪魔をするのですっっ父上、どうすれば良いでしょう・・」
前期絆今期:澪さん【illust/62487148
「新しき王に祝いと幸運を!国へ一層の繁栄を!・・・今日も大変お可愛らしい!」
「王様・・不躾ながら、私はアナタ様の事もきょうだいだと想っております。ご無理はなさらないで下さいね」
前期絆今期:瑞さん【illust/62487184
「こんな時に君が居たら・・と思うことが最近多いよ。頼りない兄弟で申し訳ないな」
「瑞の決めた道を歩む同胞が羨ましく思う時がある。きっと大丈夫、瑞は私の自慢の家族だから」

「交わるモノの点となり始となるように、私は私の務めを全うします」
「アナタの宝も非常に素晴らしい声を奏でております、慎重にお決めください。我が同胞は静かに待っております」

「・・・本当はね、固い言葉使うのも苦手なんです!同胞も静かになんてしちゃいません!
 さぁ、、どうします?欲しいですか?うちの蒐集達はお話好きで良い方ばかりですよ」


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星の欠片から作られた魚龍
海と川との出会いによって生れた役目と命
そこから混ざりあう水、汽水より名前を得た

外なる価値を評価され、集められた蒐集品
その声を聞き、外面では測りかねる内なる価値を見出した王と先代
その命により、世界への旅立ちを希望した蒐集品達を満月の夜に魚へと変え
次なる道への架け橋となるよう応接かっている。

旅をするうちに出会ったのは「対等となりうる価値」

幼子であれ、惹かれあった蒐集品を汽は止めることなく旅立たせていた
それが互いに幸せだと信じていたからだ。
しかし、そこから聞こえる人の声
「なんて粗末なことを」
とても冷たく響いた声に対し汽は独自の思いを抱くようになる
欲するは、この世の何者より大切にし互いに価値を分かつという〝確信〟
その確信を得るために、いつの日からか惹かれあうモノにこう告げるようになった
「 あなたの持つ 一番の価値を持つモノと 交換できますか? 」

汽の価値観は
同じくらい惹かれるモノ
同じくらい過去に惹かれたモノ
求めるモノと巡るモノが互いに幸あるように・・ただそれだけ

天から落ちた魚は地に偽ではあるものの、確かに星の川を築いた。
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◆汽-きぃ-
セルクイユ・アム国で生まれ
役目を持つ魚龍
龍の姿は見るものによっては醜くも美しくも見え
大きな翼の下に星の欠片と呼ばれた宝石を持つ
人の姿の時は髪に反映され
目立つ風貌のやめ人気の少ない夜にしか活動しない。
外見は冷たく近寄りがたい空気が漂うが
その内には、いたずらっ子のような気質を持ち合わせている。
同胞達を守り包むマングローブのような存在。

「ある日、少年は川に流れる光を見つけた
赤や青に輝く光は とても美しく温かく
まるで流れる星のよう・・
どこか素晴らしい場所に連れて行ってもらえそう・・
そう思い、少年はそっと手を伸ばしてみた
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「確かに・・一番の宝との交換、いただきました。」

水面から聞こえるその一声に喜ぶ女の姿
少年の姿は見えず、その後を知るは大きな魚龍と同胞のみ
星の流れる川で若い魚が静かに跳ねた。


「あぁっほら泣かないで、闇夜の茂みは怖かった?
   ほら、そこの農民に挨拶してごらん?優しい人達だしきっと君を気に入ってくれるよ。
        そして鍬と交換されるはずだ・・ずっと出たがっているからね」

◆天魚(魚龍)
触れた物を命が宿る球に変え、地上に水路を作ることができる
球はこの世の卵に似ていて、想う相手が居ればその者の血を混ぜることも可能
先代が星の欠片を飲み込んだ為、声なき物と対話ができるようになった。
声を聞く力は分岐せず、本流の天魚のみが受け継ぐことができる
水路の能力に関しては地形を変えてしまう為、好かれぬ場合も多い
基本は水中、水上だが空高くは無理でも飛行できるため地上の移動も可能


美しい国へ招かれた汽は、そこで城に住む娘と仲良くなるが
城の主は暴君で、汽の同胞をすべて寄越すことを条件に川の流れを許すと言う
了承しえない話。汽は水路を変えようと動き出すが
突如、汽の川に銀色の水が流れ始めた。
銀はあっという間に広がっていった・・

その後、美しい国は龍の力によって滅んだと伝えられる。
しかしその実、王の流した銀色の水の毒により地も人も蝕まれ
それを食い止めるため龍は自ら国ごと水へと沈んだのだ

その時、城の娘が大切にしていた一品と汽の欠片が滅んだ国に残された

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2017-04-22 11:08:15 +0000