【九十九路】呪花守の国ザファラーシャ【第三期】

鬼灯
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◆今期も九十九路の羅針盤様【illust/60865485】に参加させていただきます。

◇ポイント
50pt(強靭:10 知能:15 器用:15 機敏:5 幸運:5)

◇国と種族の基礎概要はこちら【novel/7920730】をご参照ください。

◇国の移り変わり
様々な道が繋がっていく中、運輸中の荷の襲撃対策や観光客が増えたことによる治安悪化の防ぎ方について先々代からしばしば議題に上がっていた。
そんな中、今代呪花守が父から教わった剣術や魔道具を利用した自警団を立ち上げ、この三十年の間に成立させた。
今まで魔道具は運搬・運輸関連にしか使用されなかったが、このことをきっかけに身体能力の向上や攻撃系の魔法に特化した魔道具の開発が進み、自警団や攻撃手段を求める他国に輸出されるようになった。
呪花守と団長を兼任しており、本人は自警団団長だからということで国主が関わる必要のない貿易にも護衛と称してついていく。
自警団はあくまで『ある程度の襲撃に対抗できる程度』なので戦争することは出来ない。

◎父:レオ様【illust/61741844
「今どの辺りを母さんと旅してるんでしょうね?帰ってきたら俺に稽古をつけてほしいです!」
◎母:クルンフィル・セーテルーフ【illust/61858741
「俺に国を託して父さんと旅に出ちゃったんですよねー。羨ましいです」
◎妹:ヴィオラ様【illust/62286956
「半年に一度帰ってくるので寂しくはないですよ!旅も楽しんでるみたいですしね」

◇アカシュマ・セーテルーフ
8代目のザファラーシャの国主にして呪花守。その身に咲かせる花はクレマチス。
ザフラアナの母と貴族の父を持つ男性。伴侶と共に旅に出た母に代わり呪花守と国主を受け継いだ。見た目は18~19歳程度に見えるが実際は27歳の青年。
父譲りなのか好奇心旺盛で旅や冒険を好み、両親と妹の事もあっていつか自分も旅に出てみたいと憧れを募らせている。落ち着きがないように見えるが実際は面倒見がよく父性的で、自身の仕事に誇りを持っている。花咲き族の血も継いでいるので花も出せる。
父から教わった剣術を生かして自警団を立ち上げた張本人であり団長でもある。そのせいか自警団団長ということで国主が関わる必要のない貿易にも護衛と称してついていき、行き先の国の文化に嬉々として目を輝かせている。今代の影響か先代以上に貿易に積極的。

☆絆(同盟・婚姻)
白華霊庭 フラストヤード プリムラ様【illust/62566892
貿易や護衛で飛び回っていたある日、仄暗い噂を耳にした。
何故そんな噂になったのか?その根本は何なのか?そんな好奇心を抱き、仕事を終えたその足で噂になっている国を訪れた。
「ここが噂の…んん?俺の国と変わらず普通の綺麗な森のような…?」
一人首を傾げていると、軽やかな声がした。振り返ると、そこには植物と地面に繋がれた枷が目を引く人がいて。けどそれ以上に、好奇心と知性で煌めく目が綺麗だと思った。まるで、一級品の紅玉を見ているような。
「ええ、噂を聞いて訪ねさせて頂きました。突然の来訪申し訳ありませ…案内してくださるんですか?ありがとうございます!あ、面白い話でしたら事欠きませんよ。あちこちに行ってますからね」
案内する傍ら、彼女(中性らしいけど女性寄りなら彼女で良い…筈)は国と噂の真相を教えてくれた。聞いていくうちに申し訳なさを感じ、同時に自国と民に似ていると思ってつい口から零してしまった。
問われて国の名前を教えれば、彼女は目を輝かせて話をせがんでくる。彼女も旅が好きだと聞き、嬉しくなってたくさん話してしまった。似た者同士なのも手伝って意気投合し、また来ると約束した。

約束通りに自国の物や他国の土産、たくさんの話を引っ提げてまた訪れれば、彼女は笑顔で迎えてくれた。何度も来るうちに彼女以外の人達も慣れたようで、最初よりも視線が和らいだように思う。
それも嬉しかったけど、最近では彼女は走って迎えてくれるのも嬉しくて…ずっと年上の筈の彼女を、可愛いと思うようになった。
「君が笑って迎えてくれるだけで嬉しいので問題ないですよ。…薬草?調合?医療に転用出来るんですか…その類は魔法に任せっきりなので新鮮です。是非教えてください!」

いつからか彼女に似合いそうな装飾品や喜びそうな物を探すようになった。無意識でしていたからどうにも気恥ずかしくて一度は棚に戻した。…結局買っていた贈っていたけど。
「話だけではつまらないかと思って新しい魔道具を作ってみたんです!これ、景色や人を映像や紙にうつすんです。こうすれば同じものを一緒に見られるでしょう?…はい、ここはですね――」
彼女の為に魔道具まで開発した後で、やっと自分の気持ちに気づけた。いつからか彼女は、俺の特別な花だった。

「俺に咲く刺青…クレマチスの花言葉は『旅人の喜び』。旅好きの君の隣で咲くにはうってつけの花だと思いませんか?…俺と言う花は君の隣でしか咲けません。俺をあげますから…プリムラさん、君と言う花が俺は欲しい。俺の隣でずっと咲き続けてくれませんか?」

二人で選んだ鉢植えに共に植わることを約束した。そんないつかの未来を夢見て、俺は一足先に霊花になった君を連れてまた旅に出た。
何故?と問われれば答えは簡単。君が隣にいた時間があたたかくて心地よくて大好きで。君が花に変わっても、そこは変わらなかったから。それに、昔と変わらずに見つめていてくれているのも知っているから。
理由なんて、それだけで充分でしょう?


◆所属・既知関係について
主な形成人種はザフラアナですが、道が出来る前から他国と行き来のある国なので他種族の方でも歓迎いたします。所属される場合は事前連絡は不要です。
既知関係も募集しております。貿易から友情、殺伐までお気軽に。
◆頂いたメッセージのお返事は即日~三日ほどかかります。三日経っても返信がなかった場合届いていない可能性がありますので、お手数ですが再送してください。何かありましたらメッセでお知らせください。

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2017-04-16 16:35:35 +0000