▼企画元様 id=60865485
▼国名:ヴェルトゥール/代表:亡き月の王 セス(セオフィロス・ヴェガ)
性別:男性/年齢不明(300↑)/一人称:私
10pt (強靭: 知能:10 器用: 機敏: 幸運: )
▼素敵なお嫁様に巡り会えました
アルティアナさん【illust/61407004】
「ようこそ、迷い人の方」
いつもの、よくあることだった。
見慣れない、淡い光を纏う少女が一人迷い込んでいたから、声をかけてみた。
話を聞くとうっかり迷い込んでしまったのだという。
「じゃあ、この国に少し滞在するといい。幸い、旅の人……そう、旅の人は多いから、商売もしやすいと思う」
「……今度、出口までの地図をあげる。少し稼いで行くといい。迷路での食事くらいは必要でしょう。
おいで、案内してあげる。」
ほんの気まぐれのはずだった。
今まで、迷い込んできた人に出口を示した事は無い。
けれど彼女の考え方や、寿命の事を聞いてなんとなく哀れに思ってしまって。
一人に例外を与えるくらいは許されるだろうと それだけのはずだったのだ。
「滞在する間話相手になってくれたら嬉しいな。私はここから出られないから、外の国の話を聞くのが好きなんだ」
ここから出られない自身の話を言い訳に、気付けば彼女のもとへ足繁く通うようになっていた。
彼女の話は楽しくて、その声が心地良くて。ずっと聞いていたいと思った。地図を渡すという約束を、叶えたくなくなるほどに。
「…………はい、これが地図。私は迷路の全てを知っているわけじゃない。
だからここに記されているのはいくつかあるうちの、ひとつの正しい道。……迷わないように。気をつけて、ね」
***
「本当は行って欲しくないけど、アルティアナ。私は君をこの地底に閉じ込めたいとは思えないんだ。
その想いを叶えて欲しい。その羽ははばたくためのものではないのかもしれないけれど、けれど地上にいてこそ美しいものなのだとも、思うよ」
「縛りつけたりはしないから、だから、私のところへ帰ってきて。どこへ行ってもいいから、帰るところはここであってほしい。……ねえ」
愛してるよ
***
私はこの国に来て良かったと思ったことなんて一度も無かったんだよ。
私はずっと空に触れて生きてきたから。
この国には空なんて無い。暗くて寂しくて、一人ぼっちで。とても長い300年だった。
けれどアナに出会うためにこの国に来て、この時間があったと思うと全然苦に感じないんだよ。
ここに来て良かったとさえ思える。私も単純だね。
とても……短くて、幸せな、数十年だった。
アナ……アルティアナ。ありがとう。
私がそちらに行くのはずっと、だいぶ、先になるけれど。
おやすみ。よく眠って。
▼お土産話をしてくれるのを楽しみにしている友人【illust/61249566】
「ジャンじゃないか。今度はどんなところへ行ってきたの?お茶を用意したから上に来てよ、話をしよう」
「あはは、ジャンの話はいつも面白いな。ああ違う、武勇伝?うん、武勇伝。…ジャンは面白いね」
→地底迷宮 ヴェルトゥール←
地底に広がる、周囲をぐるりと迷路に囲まれた国。
迷路内はかなり入り組んでおり入ることも出ることも困難。
迷路内にはやじるしくんと呼ばれている謎の矢印型の生物のようなものが住み付いている。
空も無く日が差すことも無かったため代わりに灯りの技術が発展している。
天候を創る龍が来てからは太陽(のようなもの)は昇るようになったが空に月が浮かぶことは無い。
争い事があると王からお仕置きの雷が落ちるとの噂。
国の中心に大きな鐘のある時計塔が立ち、王の住居となっている。
また塔の前の広場の噴水は海と繋がっているらしくたまに漂着物や人が流れ着く。
固有の種族などはおらず外から迷い込み居ついた者やそのまま出ることが出来なくなった者、
迷路内で生まれたものなど住む種族は様々である。
数百年前に別の王がいたが、ある日迷路で行方不明になり以降見つかってない。
→やじるしくん
細いのから太いの、黒いのから白いのまで色々いる謎の多い生物(?)
誰がそう呼び出したのかは不明。ぺらぺらしている。
基本的にふよふよと浮かんでいるか壁や地面にに張り付いているが
手足があり歩いている個体も見られる。
迷路内で道案内をしてくれると言われるが、必ずしもそれが正しいというわけではない。
市街にはたまに見かける程度だが迷路付近、迷路内にはわんさかいる。
生態もよくわかっていないがパン切れが好物。パンくずをばらまくと群がる。
野生のものが多いが好んで飼育(?)する者もいる。
床に落ちているのを踏むとその矢印の方向に向かって滑るため、悪戯に使われることも多い。
※飼育はできますがお供生物というわけでもないのでご自由にお取り扱いください。
→ソラアイの龍
光の玉を媒介に天気を創り出すとされる龍種。
イルカの背びれ等に似た触感の耳と数本の金の角を持つ。
玉は生まれたときから常時周囲に浮かんでおり玉によって作り出す天気も違う。その他攻撃手段にも。
フルネームは名乗らず主に略称を用いる風習がある。
名の最初と最後を繋げ呼ぶことが多いが、特に本名を知られて困るというわけではない。
寿命は最長で500年ほど。
↓所属について
どなたでもご自由にどうぞ。縛りなどもありませんが、国から出にくい・入りにくい点のみご注意ください。
↓→↓
子供たち
ユニ【id=61816519】
「私の枷など気にせず好きに生きたらいい。なんて言っても聞かないのだろうね。
大人しいふりして割とじゃじゃ馬というか……ああごめん、怒らない」
アル【illust/62083437】
「花屋さん。花束を作ってもらって花束を作ってもらってもいい?はは、うん。お母さんのところへ行くんだよ。
アルも外へ……………………いや、なんでもないよ。花、ありがとう」
2017-01-31 17:22:45 +0000