我が隊の隊長はとにかく苦労性である。真面目すぎてこの貧乏部隊に左遷され、毎月毎月この能天気だが一癖も二癖もあるうちの隊員達に振り回されている。シルエットに騙されてジェネラル・ドードーを注文してしまう「うっかり」っぷり(illust/5884118)も個人的には高好感度だ。副隊長はすこぶる有能な男なのだが(少々この部隊にはもったいないくらいに!)如何せん彼の名前は「ブルータス」であり、それがとても不吉だということで、どこにも雇って貰えずうちに回されてしまったらしい。そして、何かと新米の僕の面倒を見てくれる、陽気で気の良い旗手は2年先輩だ。女癖が少々悪いのがたまに傷なのだが、これも我が国の「お国柄」というヤツなので大目に見てやって欲しい。そして僕はただのしがない画家である。軍隊に放り込まれた時はどうしようかと思ったが、どうしてなかなかこの仕事も悪くない。愉快な隊員との愉快な生活(illust/5956862)に加えて、数々の素晴らしい機械甲冑を毎日たっぷりと拝めるのだから!<民明書房刊:古代機械帝国英雄史外伝(第二章)「とある新米従軍画家の手記」より抜粋> ■最初は覚え書き程度に描こうとか思ってたブツでしたが、リクエストに応えて絵本っぽくきっちり描いてみました。タグ付けていいのか割と本気で迷いましたが思い切ってぽちっと。機械メインじゃないのでオマケ扱いで! ご自由に描いてもいいのよ。企画元【illust/5721496】
2009-09-08 14:07:53 +0000