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1p.アッセリスCS
2p.差分
3p.オークブルーCS(下書き)
「メリーアッセリス。うん、似合ってるよ」
「ダンスか…君の足を踏まないように、まぁ僕なりには努力するよ」
お相手決定しました。(12/8)
ヒルデガルドさん【illust/60188168】
相部屋の御仁は体育祭の時に面白い人間と出会っていたようだった。あんな風に話す彼を見た僕としては大変興味が湧いた。僕にとって人探しや物探しは造作もないことだ。犬になって匂いで探そうか、それとも鳥になって空から探そうか。楽しみが一つ増えたようだった。それでも学徒という羊の群れからただ1匹を見つけ出すのは骨が折れた。だがこれもなかなか有意義な経験だ。悪くはない。
紅茶を飲みながら本を読んでいる。まさに相部屋の御仁とよく似ている。髪も豊かで目を惹く美しさだと僕は思う。
小鳥の僕はちょんと彼女の前に降り立ち囀った。
「君、辞書で言葉をひくことを疎かにしてはいけないよ」
なんと言ったものか、最初の囀りは我ながら愚かだった。だが、思ったことを言ったまでだ。後悔はない。
僕のことは相部屋の御仁の召喚獣とでもしておこうか。違うと分かっているかもしれないが前例に則って名前は告げないことにしよう。名前は個人を特定するだけの物だ。今の僕らには必要ない。
季節は移ろうことなくこの学園では日が過ぎてゆく。無事収穫祭も終わり、いよいよ銀月祭も始まろうという時だった。
「君、銀月祭の相手が決まっていないのか?それはいけないな。周りの人間は何をしていたんだ。君のような人を放っておくとはね」
「でもまぁ、僕にとってはラッキーだよ。君をエスコートできるんだからね」
「無論この姿のままで良ければ小鳥のまま銀月祭で囀ろう。でもそれでは役不足だろう。君に釣り合うような姿で待っているよ」
思わず囀ったが、本当に君に釣り合う姿になどなれるのだろうか。この人は人間で僕は人間ではない。もし僕の姿を見て軽蔑されるのなら、その時は清くこれまでのことはなかったことにすれば良いのだ。そこまでの仲だったのだ。僕らは名前も告げない間柄なのだから。
「メリーアッセリス。小鳥の魔法が解けてしまったんだ。僕のこと、わかるかい?」
「うん、似合ってるよ。でも見違えた。才気走った生意気そうな顔は変わらないようだけど、綺麗だよ」
僕を見てなんと思ったのかはわからない。ただ僕はいつもの通り思ったことをそのまま伝えた。今日だっていつも通り、思ったことを囀るまでだ。
「なに大丈夫だ。ただの人の群れだ。とって食いやしないさ…多分ね」
「君、ダンスは踊れると言っていたかな。僕も…いや、上手いわけではないが、一応練習はしたんだよ。そう、相部屋の相手と。そう、男同士でね。笑ってしまうだろう?」
「足を踏む…?ああ、僕から踏まないように努力はするよ。君に踏まれた所で子馬より軽いんだから、気にもならないさ」
「お喋り馬頭琴のことか…あれは一度喋らせると止まらないからな…まぁいい。今度改めて弾くとするよ。だから、次からはこの姿で君の所へ行くよ」
銀月祭の終わりに名前を言おう。
この人ならきっと大丈夫だろう。
『僕の名前はメルヴィータ。遊牧民の子だ。君はなんというんだ?』
きちんと君に囀ることができるだろうか。
行動方針
一族なりの正装で赴きます。
あまり賑やかすぎるのは性に合わないので一人の時は少し離れた所で馬頭琴を弾いているかもしれません。どなたかをエスコートしている時は相手の行動に沿って動きます。ダンスは基礎の基礎程度のレベルです。
申請等
共同関係はどのような形でも。兄妹のような関係でも恋愛関係でも友人関係でも喜んでお受けしたいと思っております。
また、現在多忙を極めて極めております。お返事は2〜3日、最長一週間ほどお時間を頂けるとありがたいです。
企画元【illust/54917373】
イベント【illust/60062938】
CS【 illust/56436052】
2016-12-01 11:33:00 +0000