✯パンセリノスホーク魔法学園【illust/54917373】
アッセリス【illust/60062938】
✯ヒルデガルド【illust/56400199】
「不思議。アッセリスって、もっと……、寂しいもののはずだったのに」
「あの……足を、その、踏んでしまっても、許してくれるかしら……」
ダンスは教養程度に、知識としては知っていますが、誰かと踊った経験はありません。踏んだらごめんなさい。(ハイヒールで足の甲を貫かれたくなければ、硬化の魔法をかけておくことをお勧め致します)
こんなに人の多い会場で、盛大にアッセリスを祝ったことなんてないので、ちょっとびびってます。(同時に感動もしています)
頭に飾ってあるのは薔薇の生花。魔法で染色しています。いいかおりがする。
✯素敵な方にエスコートして頂けることになりました……!
――いつか、私に世界を見せてくれるひと。
メルヴィータくん【illust/60190352】
「……あら、まあ。人間の次は、言葉を話す小鳥が迷子なの?」
零れそうな星の下、暗がりに灯りをともして、紅茶を淹れる昼下がり。
ちかごろ私のティータイムには、小さな真っ白の小鳥が客人としてやって来るようになった。
ティーカップはひとつだけ。でもお菓子は少し多めに。
一人と一羽とでの奇妙な茶会は、けれど存外居心地がいい。
自らを召喚獣だと称する小鳥の、その名前も分からない。
彼が求めてこないので、私も名前を名乗らない。
きっと召喚獣なんていうのも嘘なのだと、彼と会話をしていくうちに悟る。
あなたは私の顔を知っているけれど、私があなたの顔を知らないのは、少し不公平だと思った。
季節も何もない場所で、学びに没頭して、たまに彼と会話して、そんなことを繰り返す日々は、私に時間と過去を忘れさせた。
そんな中、その日のお茶会に小鳥の彼が持ち込んだのは、懐かしい響き。銀月祭の報せ。
「あら……、鳥からエスコートのお誘いなんて。滅多にない経験をしたわ。でもあなた、そんな姿では、手も握れないけれど?」
「釣り合う姿って、何かしら。大きさ?白鳥にでもなるつもり?でも、それはそれで面白くっていいわね」
家族と過ごしたアッセリスがよみがえる。
家の中はあたたかいのに、両親の笑顔は穏やかなのに、それでもただ寒かったあの日。
「じゃあ、あなたに。かわいい小鳥ではないあなたに、私の手を委ねようかしら」
それでも目の前の彼ならばきっと、記憶の中のアッセリスを変えてくれるのではないかと。
そんな疚しい期待が、いつの間にか頭を擡げていた。
「……あら。ふふ、ちっとも変っていないじゃない。角が生えて、手が握れるようになったくらいだわ。
……あなたこそ、ねえ、姿の変わった、私がわかる?」
そうして帰ってきた言葉には、あなたこそ生意気を言うわね、と笑った。
改めて。見たこともない衣装に包まれた彼は、いつもの小鳥ではない。
立派な角を頭に携え、蹄の硬い音を鳴らしながら、すらりと立ってこちらを見る。
凛々しい顔つきと穏やかな声は、驚きよりも先に、私に笑顔をもたらした。
「あら……、ふふ。部屋の中でくるくる踊るあなたは、さぞかしおかしな顔をしていたんでしょうね。見たかったわ、ふふふ。
……でもそれなら、あなたの方が上手なのね。だって私、……これまで一度も踊ったことがないのだもの。きっと、何度も足を踏んでしまうわ」
「子馬の重さが気になるところだけれど、でも、そうね。……素直に、ありがとう、と。言わせてね」
「ねえ、ダンスもいいのだけれど、あなたのその楽器の音を聞いてみたいの。見たこともないのよ、気になるわ」
彼の名前を知ることが、本当は少し怖かった。
彼の姿を目に収めることも、こうして手を取って踊ることも。
それでも、こうして訪れた今年のアッセリスは、暖かかったのだ。
その手も、声も、まなざしも。
「ヒルデガルド、と。そう言うの。ただの、ヒルデガルド、と」
あなたが私の名前を呼べば、きっとそこには熱が灯る。
✯申請等について
よいご縁に巡り合えたらいいなと思っております。
もしパートナーさんがよろしければ、今後彼女にとって何かしら特別な存在になっていただける方がいいなと考えています。
恋愛関係に発展しても、しなくても、かまいません。
恋人でも親友でも、家族のような存在でも、今からでも、今ではなくとも、いつかお互いが、これ以上ないくらいに大切に思えるような、そんな関係になれたらな、と。
申請を頂けた場合、お返事は即日~3日での返信を心がけております。
もしそれ以上経過しても返信がなかった場合、不具合の可能性が考えられますので、お手数ですが再送していただければ幸いです。
また、あまり頻繁な交流はできませんので、ご容赦頂ければと思います。
✯不備等ございましたら各種ツールよりご連絡下さるとありがたいです。
(キャプション編集中...)
2016-12-01 08:14:28 +0000