冬闘乱2016【illust/59395762】
「私の涙、あなたには見える?」
◆刑部 はる/3年生/157cm
気弱で臆病で泣き虫な女の子だったが、芯のある大人の女性へと成長しつつある。
心剣の発現は中学三年生頃。
一般家庭で育った為、怨魔退治や心剣の知識が一切なかったが、昨年の夏から今年にかけて
実技面の成績を伸ばしている。
二年前の冬から、「無数の手が自分を捕まえようと追い駆けてくる悪夢」を良く見るようになり
寝不足だった。
昨年の夏闘乱にて、戦闘となった生徒の心剣攻撃(精神作用系)を受けた際、
「無数の手が自分を捕まえようと追い駆けてくる悪夢」は夢ではなく、
幼年期の自分が実際に怨魔に襲われた際の記憶であったと思い出し、倒れる。
幼年期の怨魔の襲撃により刑部の心は大きく崩壊し再起不可能に近い状態まで追い込まれたが、
主治医の心剣使いにより忘却するよう催眠をかけられていた。
玉鋼に心剣使いとして、怨魔について学び、強くなろうと努力するうちに無意識に
襲撃の記憶を思い出そうとしていたようだ。
入院中ニ正路 皓助【illust/60288938】と接触後、僅かながらに回復すると、主治医の勧めにより、夏休み以降はトラウマの克服のため
怨魔退治専門の集団と共に行動し、怨魔退治を主軸にした特訓を受けていた。
(特別学習という形式で学園に許可をとった。)
そこで実戦を経験し、怨魔退治の実技面を磨く過程で心剣が薙刀から鎌へ大きく変容させた。
世話になっていた怨魔退治専門の集団から正式な勧誘を貰っているが、
見聞を広げ、知識を深めるために大学へは進学する予定。
ちょこちょこアルバイトはする模様。
心剣:白刃ノ瀧(シラバのタキ)
能力①:【強化】
所持者が泣けば泣くほど、刃は切味を増し、身体は強靭になる強化型心剣。
その能力が強化され、刑部の今まで流した涙(累積)が換算されるようになり、
実質的な『強化型心剣』となった。涙は直接心剣に吸収されるため、刑部は表面上泣けなくなっている。
能力②:【幾千の棘】
怨魔への強い拒絶の意志が反映された能力。自分の半径20mの間に『棘』を出現させる。
『棘』の出現には自分の水分と空気中の水分を消費するため、長期戦は脱水症状との闘い。
だがプールや湖、雨や霧などの水源を得れば不落の要塞となる。
2014夏【illust/43836087】冬【illust/47233104】
2015夏【illust/50652997】
2016夏【illust/56977723】
「これからきっと、私、もっといっぱい泣くと思うの。だけど泣いて終わりになんかしない。
泣きはらした目でも、最後まで見開いてれば、きっと私の勝ちだから。」
◆
ニ正路 皓助【illust/60288938】
気が付けば側にいてくれて、気が付けば一緒に笑いたいと思っていた。
難攻不落の拒絶の棘も彼を傷つけ遠ざける事は出来ず、もう認めてしまう他ない。
「ええと、だからね、つまり・・・、そういう事なんだと思うの。」
私は貴方を拒絶出来ない。
【illust/60107690】
彼女のことを知らなかった 彼女のことを気付かなかった 彼の事を知らなかった 彼の事に気付かなかった
だから心は決まっている。今度こそ言わなくてはならない言葉がある。
彼女が彼でなくても、伝えなくてはならない言葉がある。
「私、刑部はるっていうの。衿山さん。私達、お友達になれないかな?」
【illust/60547342】
なんで私を刺したの?なんで私から奪っていくの?どうして?どうして?どうして?どうして
そうへいちゃん。
「ぜったいに ゆるさないから」
2016-11-25 15:00:09 +0000