【白紙日記】プラム【第3期】

まつびし
Go back

白紙世界の旅日記id=57794659
引き続き第3期もお邪魔いたします。
11/15 メッセージを一件送信いたしました。未着の場合ご連絡ください。

「もう脅かしタり、怖がらせタりしないわ。ダからアナタの話を聞かせテ?」

プラム Plum
女性 150㎝ 外見年齢14歳程
一人称ワタシ
二人称アナタ、キミ 主に名前呼び捨て
P-Number 3

第1期id=58430212(一人旅)
◇種…双葉の芽が出た。「アン」と名付けた。
第2期illust/58889942
◇聴覚…植物の声が聞こえるようになった。
◇食器…銀製のフォーク。
◇点滅するランプの部屋の思い出…なぜか不安を覚えたが、アンバーのお陰で「綺麗な光景」として心に残すことができた。

少女の姿をした旅人。姿が少し成長した。
独特な思考回路の持ち主で、無表情のまま素っ頓狂なカタコト発言を繰り返す。
※文章は一部キャラシ内に収納しました

能力
全身に静電気を帯びている(髪や眼球も含む)
手に入れたフォークに体内の電気を集めて放電できるようになった。
意識すれば、皮膚や髪に触れられても電気が発生しない。
洞窟内では帯電している瞳などがぼんやりと光を放っている。

持ち物
ショルダーバックが小さめのボストンバックサイズに変化した。
レースのハンカチと種…ケープのフードに移動。
銀のフォーク…基本的に手に持っている。

廃墟の旅の同行者 アンバーさん【illust/58815676】→【illust/59418270
「もう一度アンバーに出会えタら、家来か友達にしテもらうの。次はチゃんト、答えを伝えタいわ」
「アンバーは暗いの平気かしら。ワタシがいタら照らしてあげられタのに…」

洞窟で出会った旅のペアさん。素敵なご縁をありがとうございます!(10/16)
真珠の涙を流す兎の奏者 ノエルさん【illust/59260286
旅の様子(illust/59916576)

そこは洞窟内だった。
苔か何かだろうか、植物と鉱石が不思議な光を放ち、完全な暗闇ではないから何とか先に進めそうだ。
小さな囁き声はここの植物のものだろうか、なんて言っているかは聞き取れないほど小さい。
ケモノの唸り声がどこからか聞こえた。
「耳が…聞こえ方が今まデト違うみタいダわ」
これなら危険も事前に察知して回避することが出来そうだ。
自分も光っているし、かざしたフォークに静電気を移し道を照らすこともできた。
足取りは軽い…はずだったがアンバーがいた時ほどの充足感はなかった。
誰かに逢いたいと思った。

洞窟の奥から、細い旋律が流れてきたのに顔を上げる。
「アンも、聞こえタ?」
「ハイ」
背中で種が短く答えるのを聴きながら、足は小走りに先へ先へと急いでいた。
音のほうへと進むと、小さな女の子が横笛を奏でていた。その両目には涙が光っている。
細い手足と幼い風貌にアンバーの姿が重なって、眩しそうに目を細め、彼女が演奏を終えこちらに気が付くのを待って、声をかけた。

「ドうしテ、泣いテいタの?そう…ならよかッタ。そういえば、ワタシもおんなのこト出会うのは初めテダわ。よかッタら一緒に行かナイ?」
「ワタシ、ドこか欠けテいるものがあるの。デもそれが何なのかはよくわからないのダけド…ノエルも、そうなのね…ワタシ達、お揃いね。ノエルト一緒なら、欠けテいテもそんなに気にしないデいられるわ。デも、欠けタもの、お互い見つかるトいいわね」
「ワタシの眼の光がもット前方を照らせるようになッタらいいのに。ビームみタいにぴかーット光るの。ノエルが眩しい?それもそうね…」
「ノエルの演奏はトテもステキね。曲を知らないけド一緒に演奏したいわ。デもワタシは楽器がないから…鼻歌?鼻から音を出すの?難しそうね…(フスー)
 …え、違う?ドうするの?教えテほしいわ。出来るようになッタら一緒に演奏しテね」
「ノエルが笑うト、嬉しいわ。アナタが楽しいト、ワタシも楽しい。ワタシの顔、わらッテる?嬉しいがノエルにも、伝わッテいるかしら…ワタシも笑えタらいいのに」

「オトモダチ…ほんトう?ワタシも…アナタのお友達に、なりタいわ」
(わかッタわ。アンバー。ワタシの中でちゃんト答えが出タわ。アナタにも逢えタら、この気持ちを伝えタい!)

ノエルと一緒に洞窟の探索をしていると、道の先に二つの光が見えた。
そして獣のようなうなり声も聞こえる。あの二つの光は、獣の眼光…?
不安そうな表情で瞳に涙をため、ワタシの後ろに下がるノエルの手を、安心させてあげたくて握った。
「大丈夫。ノエルはワタシが護るわ」
ワタシを友達だと言って、笑顔を見せてくれたノエル。
彼女の笑顔に報いたいと思った。ワタシも、アナタと一緒に成長したい。
ゆっくりとフォークの灯りをかざして進んでいく。獣の気配が少しずつ強くなる。
ワタシは一度立ち止まって耳を澄ました。不思議と怖くはなく、何とかなりそうな気持ちになった。
「お願い…ここを通しテほしいの。アナタの邪魔はしない。通り過ぎるこトを許しテくれる?」
「……」
しばらくの時間をおいて、いいよ、という声が聞こえた気がして、獣の気配がさらに奥へ消えていくのを感じた。
ほっと息をついて、後ろのノエルに笑いかけた(顔は笑っていないと思うけど)
「もう、大丈夫よ」

手をつないだまま、洞窟の出口まで二人で歩いた。
今までの旅で見たものや感じたこと、たわいない話をしながら、あっという間に時間は過ぎて行った。
「ノエル…これをもらッテくれる?はじめテのお友達のあなタに、もらッテほしい」
髪を留めていた髪飾りを取って、手渡した。
アナタは大切なお友達。ワタシと、一緒に旅をしてくれてありがとう。
「ノエルの事、ずっと忘れないから…ノエルもきっと、ワタシを、忘れないでね」

◇◆◇◆

明るい昼が好き。たくさんの人の気配と声を感じるから。
朝と夜は誰もいないんだもの。

冬を待っていた。新しい年の終わりと始まり。
でももう待ち望んだ冬はきっと永遠に来ない。
そう、私は…

◇◆◇◆

#【白紙日記】#【白紙日記】旅人#【白紙日記】第3期#【白紙日記】女性#【白紙日記】恋愛不可#【白紙日記】ペア決定

2016-10-05 21:44:21 +0000