花冠を戴く者【illust/55830776】
「あなた あまり悪いことばかりしているなら わたしが食べてしまうわよ」
◆エペラツィトリーン
15歳/♀/全長4m前後/わたし、あなた
森の国/知力:0pt、武力:3pt
父:コトリさん(illust/57767840)
「わたし 一人でもがんばってるわよ 今度帰ったときは甘えさせてね」
母:サルトゥカニーニャ(illust/57922292)
「あの人がいると 静かなはずの森の奥がさわがしいわ」
きょうだい:マナメさん(illust/58335709)
「わたしのかわいいお兄ちゃん。町はおいしいの? なにでできているのかしら 今度わたしも連れてって」
◆スキル
影に棲むもの:明るい場所では姿がほとんど見えなくなる。
タピスメイト:命を糸に縒り、織り合わせる力。
浄玻璃のひとみ:瞳を合わせた相手の一生の行いを視る。
◆クレイオマキナ(illust/57922292)
森の国のばけもの(illust/57767840)
◆素敵なご縁を結んでいただけました!
ドクサさん(illust/58378938)
いつものように見回りをしていると、奥へ進む人影を見つけた。
薄闇の中でも分かる、冷えたガラスのような男だった。
立ち止まったその人を腕で捕らえ、赤い瞳を覗く。
ここへ来てしまったのだから、その人の行いを見定めなくてはならない。
「あなたは生きなくてはならない人。帰りなさい。二度とここへ迷い込んではいけない」
追い返したはずのその人は、またここへやって来た。
何度も、何度も。そしてなぜ、と問う。
見張番は占い師のように見たものを告げることはない。けれどどうしても知りたがるその人に、少しだけ先を示す。
「あなたは誰かを不幸にしてきただけではない。そしてそれ以上に、これから誰かを幸せにする。それだけよ」
それでもその人はまたやって来て、今度はわたしが許したことが救いだなんて言う。
「あなたはかんちがいしているわ わたしはただの見張番よ」
「こりない人ね 話し相手が欲しいのなら 手土産くらい持って来なさい」
すると彼は本当に手土産を持ってやってきた。
呆れながらも、彼が話す外の国の事に夢中になり、気付けば次の約束をしていた。
「また来てくれるでしょう? 聞きたいことも話したいこともたくさんあるのよ」
(これはあなたが育てた花? 不思議な色の花ね)
(この奥に何があるのかって? 上から見た方が早いわ、ほら)
いつの間にか、彼の来訪を心待ちにするようになっていた。
会いたかったと言ったら、彼は驚くだろうか、笑うだろうか、不気味がるだろうか。
そんな不安なんて知らないで、彼はまたわたしが救いなのだと言い、わたしを遠い人にする。
おかしくて、そして少し腹が立った。
「あなたなんか、食べてしまえばよかった。だって、あなたのせいで胸が苦しいのよ」
「きっとあなたの心に寄り添うわ。だから、遠ざけないで」
触れようとして引き戻された手を掴む。
そっと握り返されたとき、この人と共に生きようと決めた。
◆婚姻について種族設定上、次世代を残すために契約が必要となり、若干お相手様の寿命が縮むなり身体が弱くなるなりします。
ご了承いただける場合のみご検討をお願いいたします。
所属国等関係なく、面白い関係を築ける方とご縁があればと思います。
遠方でも攫いにお迎えに上がりますので問題ありません。設定や形質を無理に受け継がなくて大丈夫です。
ありがたくも申請をいただけた場合は、2日以内に返信させていただきます。
反応がない場合は未着の場合もありますので、お手数ですが再度ご連絡をお願いいたします。
何かありましたらメッセージからお願いいたします。
キャプション随時編集します。
2016-08-15 10:20:36 +0000