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まばゆい光と衝撃が身体を揺らした。
声に気づいて見下ろし、技の予兆であろう浄化の光を察知すると、
咄嗟に彼は拳に力を乗せて打ち込み、その波動を四散させた。
遠心力に抗って、翼を風に乗せ、空中で体勢を立て直す。
さすがに「マジカルシャイン」を相手にすれば無傷では済まなかったか。翼の先で、掌がヒリヒリと痺れていた。
ーーー「何故」と問われた。
背負った少女、彼が「言葉巧みに預かった」少女について、ストレートに問われた。
肝心の当人にはまるで危機感が無いのだが、大人達には彼女の目には映ってない危機が、残念ながら見えてしまっているのだ。
ならば討伐団として、彼女の背後の危機に立ち向かわねばなるまい。
そしてそれこそが彼ーー夜鷹にとっても望むべきことだった。
「そりゃ、お前達(冒険者)を伸すためだとも」
血が沸き立つ。薄暗い遺跡の中にも関わらず、かのダーク・ヒーローの眼光は、対峙する少女たちを鋭く射抜いていた。
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【illust/58340060】【illust/58358850】で迎撃いただきました!!闘ろうぜ♡
*お借りしました
クルさん【illust/58233245】 ブルーハーツさん【illust/58307389】 ツバサちゃん【illust/57709583】
*ノリノリ【illust/57708997】
2016-08-11 00:56:01 +0000