【Wings】マリー【小鳥】

𝗠𝗜𝗡𝗘

この羽根を貴方の手で。【illust/56927595

✦✦マリー (Marry) 14歳|156cm|6月28生|一人称:私  二人称:ミスター、貴方

青い羽にプラチナブロンドの髪、吸い込まれそうな青い瞳が印象的な小鳥。
気位が高く客人に媚びへつらうのが好きではないため手前勝手な行動が多くそのせいで
お仕置きされることも少なくない。

籠の鳥の自分が一体なんのためにこの世に生まれてきたのか
考えつくしても答えに至らなかった結果、半ば諦めかけているが、それでも自分の存在意義を求めており、
羽や見かけではなく自分そのものを求めてくれる者、未だ知らない愛を教えてくれる、そんな存在を願っている。

綺麗であることも、ここにいるための教養や娯楽も、何事も必要であると感じたものには努力を怠らない。
努力する姿を醜いと思わず、寧ろその様は美しいと思い、何かと思考や意思がはっきりしている。
客人にはにこりともしないが、表情がないわけではなく人並みに感情も表情も持ち合わせている。
ハープの演奏が中でも一番すきで、彼女の奏でる音は柔らかく、静かで心落ち着くものが多いのだとか。
窓辺での読書がすき。

✦ ✦ ✦

"何かを隠し持っている"

彼の青の瞳を見た時、笑顔の下に隠されたその"何か"に、
ただ羽や見てくれだけの美しさに群がる男達とは違うと
この狭い箱庭で唯一 あの時

      ――僅かながらに興味をもった…

綺麗な言葉に甘い贈り物の数々、"外"の女の子達が貰えば頬を染め恥じらい喜ぶのかしら?
生憎ね、そんなもの興味ないわ。
いつも贈り物を手に柔らかで温かい微笑みと、どこか心地よく聞こえてしまうその声音で言葉を紡ぐ貴方
当初感じた直感は接する回数が増えるごとに益々と確かなものになり、
やがていつしかその正体を知ることとなる――…


(7/15) 狩人は復讐を、籠の小鳥は存在意義を。
それは運命だったのか、必然であったのか 共に運命の歯車を回すこととなる
ジーン・グランヴィルさん【illust/57788760
他の狩人とは違い笑顔の下に何かを潜めるジーンさんに、僅かながらに興味を抱き、彼もまた接触を図ってきた。
そんな彼に小鳥は対話を許す。だが、どんな贈り物も どんな言葉を囁やかれても購入されることは許さず、時は進む。
他愛無い話をすることもあれば、探り合うような そんな関係。そんなある日、小鳥はある思いと条件をひとつ。

気付けばある日 ここに立っていた。
自分が何かも分からないまま そこに居た。
親の顔も知らない、血を分けたきょうだいが居るのかも、記憶にない。
私はただ立っていた。
この狭い監獄のような箱庭で否応なく華美な服を纏わされ、
年には不相応の男を誘うあまい 甘い 香水
何もわからないまま男を喜ばせるだけのことを体に身につけ、
知っていることといえば、本の中から得る世界と、窓から見上げる空の青
ねぇ、私は一体…なんのためにこの世に生まれてきたの?
幼い頃、ガラスを隔てた窓越しに見える空を仰ぎながら思わずには居られなかった
だから、

「私の存在意義をみつけてくれたら、考えてもいいわ。貴方のその、企んでいることも含めて」
無理でしょうね。それは半ば自嘲であり、挑戦であり、僅かな希望が入り混じる混沌
そんな貴方は、ある日私にそっと囁いた…
もしも君の存在意義が、人殺しだとしたらどうする


囁かれた含みのあるその言葉は見事彼の意図するように胸の中で引っかかりを持ち、
後に自分の目的である復讐を語るほんの刹那、ジーンさんの今までに見たことのない一瞬の表情に、
感じたことのない感情が一瞬彼女の中に沸き起こる。
それはきっかけだったのか…時折垣間見える本来の彼らしい人柄を見つけるにつれ、少しずつ抱く気持ちは徐々に揺らぎを見せる。
この人の元で、この人の復讐を手伝えば、私の存在意義は見つかるのかしら…
そう、思った。

「貴方の復讐を、手伝ってあげる」

.
.
そう、私は復讐の道具になるためだけに買われたはずだった。
どこか惹かれるものはあれど、貴方が向ける優しい言葉は私を慕わせるため
解っていた
解っていたのよ…けれど、

踊りながら私を抱き上げて微笑む優しい笑顔
寂しくなってしまった時、私の好きな色の贈り物をしてずっと傍にいてくれた貴方
雷に怯える私を抱き寄せ抱きしめてくれたあの温かい感触

貴方は元婚約者を奪った憎き商人に復讐するため毒を求めた
私は貴方の元で己の存在意義を見つけるために、貴方に協力した
ただ、
それだけのはずだった

なのに、どうして、

そこに愛が生まれると、誰が 想像できたというの…?

.
.
『人殺し』とは強ち間違ってはなかったわね 
だって私の存在意義は…

貴方だったんだから

ねぇ ジーン


この狭い籠の中で唯一本当の妹のように思う存在 エリーゼちゃん【illust/57638730

運命を受け入れる冷静な様子とは裏腹に、年相応に甘えてくれる姿に心穏やかな時間が流れます。

「私はここに群がる男たちに対して謙虚にはなれないけど、貴方は私と違って柔らかさを与えるような温かさを持ってるから‥。
エリーゼと居ると私、救われるような心地になるのよ。不思議ね。
いつか本当の貴方を見つけ、不安を拭ってくれるような人と出会って貴方が大空を羽ばたけますように。
大好きよ、エリーゼ」

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2016-06-27 14:50:24 +0000