人形館の安息日【illust/54961214】
「…ふぅん、貴方はここから出たいの?それは何故?」
「……私はね、出れなくてもいいわ。けど、羅銀や瑠璃、そしてお兄様にまた会いたいから進むの。」
「諦めてはいけないわ。希望を持ち続けていればいつかきっと幸せになれるから。
…だから何があっても私は希望を捨てないわ!」
❁ヴィオーラ❁
性別:女
身長:160cm
一人称:私
二人称:呼び捨て、貴方
❁ココロノカケラ:1
❁予感:10 自由
❁たいせつなもの:ー
❁おもいだしたもの:8 植物
❁ギフト:9 地の祝福
❁確信:***
第二場面【illust/56207065】
第三場面【illust/56624040】
+ココロの共鳴+
第二場面:羅銀さん【illust/56327507 】
「早く貴方に会いたくてたまらないわ。…次に会ったら貴方に言いたい事が沢山あるの!」
(まずは好きよ!って言うの。羅銀、どんな顔をするかしら?)
*一つのものに取り組む忍耐力や、それをやり遂げる達成感
*羅銀さんに対しての淡い恋愛感
第三場面:瑠璃さん【illust/56648718】
「…むぅ。彼女と手を繋いでいたあの温もりが恋しいのよ。」
*ただ言われた事をやるだけではなく、考えて行動すること
*常に人といたいと、寂しさを感じるようになりました
明るく穏やかなドール。
記憶が戻った事や地の加護を得た事から、身体はだいぶ成長した様子。中身も若干大人び…た……?
希望を抱き、ただひたすら前に歩き続けている。ポジティブ。
自分がかつてこんな風に歩けなかった事も、屋敷の真っ白な部屋の中でずっと過ごして来たことも思い出した。
そして、兄が連れ出してくれた真っ赤な薔薇が咲き誇る薔薇園のことも、彼の悲しい瞳も、作られた笑顔も。
とは言っても過去は過去、今こうして走り回ったり元気にいろいろ出来ることをより嬉しく感じているらしい。
羅銀さん、瑠璃ちゃんには進んでいけば会えるという自信が何処からか湧いてきているため、別れたことに寂しさを感じているものの悲しみはしていない。でも早く会いたい。
地の加護により他者に祝福をもたらすことができるようになる。彼女が触れればたちまち傷は癒える。
ちなみに腰周りの蔦は消えたが、呼び足したい時に呼び出せるようになった。
❁貴方だけが私を見てくれなかった
【illust/57169348】
「また会えたら私、貴方とお話がしたい。そして私に笑顔を見せて!ね、私の大切なお兄様。」
❁行動方針
攻撃して道を切り開き、どんどん進むつもりでいる。ガンガンいこうぜ!
自由自在に操れる蔦の強度がかなりあがったので攻撃も得意になる。
またその場の状況に合わせ、相手と場合によっては隠れながら進むかもしれない。
この館についての質問や、お相手様についてなど質問が多い。
❁素敵なご縁をいただけました!
ロサさん【illust/57166160】
〜簡単なあらすじ〜
気がついたらまた1人!なんだか目線も高いしあら、頭が思いわ!?待って私、大きくなってない〜〜!?!?
そんなこんなで自分が成長している事に気がついたら突然聞こえてきたアナウンス!
どうやら私は指定された場所に向かうだけでいいみたい!今までに比べたら簡単ね!
立ち止まってたらどうにもならないし、とにかく進まなくちゃ!と先に進んだはいいもののそんな私の前に立ち塞がったのはマネキン3体で!?逃げようとしたけれどこの先にも沢山いる気配!?
一体私、どうなっちゃうの〜!?!?!
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「あら、困ったわね…!?」
どうやら今回は作業室、とやらに向かうのが私のすること。
アナウンスによれば向かうだけでいい、らしいのだけれど。
これまでに比べれば随分簡単だわ、なんて呑気に外に出た私は、今、マネキンに囲われていた。
はじめは友好的なマネキンね〜なんて思ったら攻撃してくるんですもの。
どうしたものかしら。
さっき姿が変わったときに気づいたのだけど、私は蔦を好きに操れそうなの。
前回よりも強い蔦ならきっと戦えるわ!!!なんて、蔦を呼び出したはいいものの、未だに慣れないこの姿では上手く動けなくて苦戦してしまった。
…どうにかマネキンを倒したと思ったら、私の近くには1人の男性が立っていた。
「ええ!無事よ。…あら、貴方もそうなの?私はヴィオーラ。是非、ご一緒させてほしいわ!!!」
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「貴方はここに来る前ってなにをしていたの?…あぁ、言いたくなければ言わなくてもいいの」
「貴方も目覚めた時とは違う姿になった?うふふ、聞いてちょうだい、私ね、この間までこーんな小さかったのよ!すごいわよね、この館…」
「…っわわ、…髪に蔦が絡まったわ…!?ごめんなさい、とってくれないかしら!?」
「あの着ぐるみってどうして私達を襲ってくるのか分かる?オープンキーロックキーは逃げたりしてる私達を見て楽しんでたからだし…あの放送の人たちも見て楽しんでるのかしらね??貴方はどう思う??…あっそもそもロサもオープンキーロックキー達には会った?」
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出会った彼、ロサと話すのはとても楽しかった。
ついつい沢山質問を投げ掛けてしまったけれど、彼は一つ一つ丁寧に返してくれた。
彼は外に出たら世の中の色々な事を知りたい、そして私には外が似合うと言った。
思いがけない言葉に驚く。
ロサの言うように外を走り回る事を想像すれば、なんだかわくわくとした気持ちになった。
「…、っ、そうね!!!うふふ、そうね、私もあなたと同じで外の事を色々知りたいわ。…会いたい人に会えればいいと思っていたけれど、折角今こうして走り回れるんだものね。」
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「私は初めに羅銀っていう男の人にあったの。…彼はとってもかっこよくて、素敵で、優しくて…。ふふ、私の大切な大切な、王子様なの。早く会いたいわ!」
「泣いてる子を泣き止ませる方法…?そうね…なんで泣いているかにもよるけれど、傍にいてあげるだけでも安心して涙が止まったりするんじゃないかしら。…ふふ、そんな風に思ってもらえるなんてその子は幸せね」
「笑っていて欲しい、って思うそれは、彼女が特別だからじゃないかしら。私のそれとは違うかもしれないけど、それも一つの好きのカタチじゃない?」
「……ところで、ねぇ、私、初めて彼とあった時とはだいぶ姿は違ってしまって…、どうしましょう、受け入れてもらえるかしら……誰って言われたら…」
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そんな話をしながらマネキンや着ぐるみを倒して先に進む。
そして部屋にたどり着けば、出迎えたのは2人の管理人。
彼等から話された人形館や私達ドールの事は驚く事ばかりで、正直まだ理解が追いついていない。私はこれから、どうなるの…?
(ーーーおもいだしたーーー私はここにいなければならない、そういう決まりなの。私はこの家を守らなけれざならない、そういう決まりなの。自由なんて、ないの)
2016-06-08 08:42:05 +0000