【人形日】ネーロ【第四場面】

はくぎんか
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人形館の安息日【illust/54961214

紅薔薇(スカーレット)は黒薔薇(ネーロ)に姿を変え、黒薔薇は彼の姿を黒く染めていく。そして、本当の«彼»は現れた。

「スカーレットは«理想»。不完全だった優しい理想の人格。…本当の僕は壊す事しか出来ない、それしか知らない«ネーロ»」

「…スカーレット、君には僕でいてもらわなければいけなかったのに。
…でもいいんだ、もう彼ではないけれど、僕は人と過ごす事を知った。人を守る事を知った。自分の意思で動けるようになった。…今の僕なら、きっと【大丈夫】。」

「ねぇ、君は僕を必要としてくれるかい?(彼ではなく、僕を)」

❁ネーロ❁

性別:男
身長:178cm
一人称:僕
二人称:君、呼び捨て
第一場面【illust/55583007
第二場面【illust/56152543
第三場面【illust/56625656

❁ココロノカケラ:4
❁予感:5 破壊
❁たいせつなもの:3 剣
❁おもいだしたもの:5 魚
❁ギフト:8 水の呪い
❁確信:***

+ココロの共鳴+
第一場面:リアンちゃん【illust/55560340
「もし彼女も僕と同じ様に過ごしているとしたら今彼女はどんな姿をしているんだろうね?」
*人と過ごす楽しさ
*人に引っ張ってもらう心強さ

第二場面:トワちゃん【illust/56116660
「…僕と別れてから、守ってくれるような誰かに出逢えたかな…。どうか無事で、トワ。」
*幼い者に対する庇護欲
*自分から行動する自主性
*自分の意志をしっかり持つように

第三場面︰ツィーニアシェプカさん   【illust/56711996
「やっぱり、離れてしまったようだね。…もう僕はスカーレットではないけれど、彼女にもう一度会えたらいいなって思うよ。」
*彼女の言葉から全てを受け入れる覚悟を得ました
*女性に対する紳士度があがりました(?)

前場面で記憶がかなり戻ったためか、薔薇は赤薔薇から黒い薔薇に変わった模様。また、髪色や服の色が大きく変わり、黒い羽も生えた。

今までは彼が創り出した理想の人格«スカーレット»であったらしいが、記憶が戻った事がきっかけになって元の人格、ネーロに戻った。けれど今まであった事、感情は自分が体験した事のように覚えている。

元々のネーロは冷たい性格だったようだが、スカーレットと共に彼も成長したらしい。正直ネーロでありスカーレットでもあるのでそこまでスカーレットと変わったわけでもない。(…性格などちょっと(?)変化はありますが。)

大切なものであった剣が水の中に沈んでしまっていたという記憶が戻り、手元に剣がなくなった。
自身の周りに浮いている水に念じれば、剣を呼び出すことできる。
(水と同じように空にぷかぷかしてます)
何本でも呼び出す事ができるが、そこから操る事は出来ない。




綺麗な水の中。僕はただ意味も無く泳ぐのが好きだった。水は、自分の汚い心を洗い流してくれる気がしたから。…そう、全て洗い流したかった僕は、あの日、唯一の宝物で胸を刺し、水へ沈んだ

水がどんどん入り込む  息が苦しい 苦しい くるしい。でも、これで僕はもうおわりにできるんだ  ごめんね、つぎにあうなら こんどはぼくはやさしいぼくにーーーーーぼやけるしかいがさいごにとらえたのはーーーゆうーーがにーーーお、よぐーーーー

❁いつも笑っていた、大嫌いで、大切な妹【】
「眠りについたお姫様を目覚めさせるのが王子様。…僕は君を眠りへ誘う毒林檎だったね。ヴィー、君は幸せだったかい?」

❁行動方針
襲い来る着ぐるみやマネキンは容赦なく倒していきます。隠れる、逃げると言った行動をとる気はありませんが出会ったドールさん次第では合わせて逃げたりする事も。
…が、命令されたり縛られるのは嫌いです。めんどくさい。

「…君が求めるものを他人にも求め強制するのはただの傲慢だ。僕は自分のしたいようにやるからね」

»»»
今までの共鳴が女の子だった影響か女性にはものすごく優しい激甘仕様。
男性に対しては冗談をいったり時に辛辣だったり(?)
ドールでも(女性でも)攻撃されたり危険と判断した場合は反撃する気絶させる、などの処置をとる場合があります。
人の「本心、本性」を知りたいようです。

息苦しいと感じているようですが、出会ったばかりの頃は対して問題ありせん。
歩む事に 呪いは確実に彼の枷となります。…徐々に身体が重くなり水に沈んでいく様な感覚を覚えていくでしょう。

❁素敵なご縁をいただけました!
 アンファングさん【illust/57165102
文字数足りなかったのでこちらに…!【novel/6898801

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「わぁ、危ないねぇ。ちょっと眠ってもらってもらうね?」

「……僕はネーロ。よろしくねアンファング。……うん、僕でよければ一緒に行ってくれると嬉しいな。」

「ふぅん?やっぱり君も僕と同じように此処で過ごしてきたんだね。…じゃあその胸の白百合は君の好きな女の子と出会って手に入れでもしたの?…うんうん、勿論冗談さ、……え?」

「…ねぇ、君は僕がネーロだとしても、必要としてくれるかい?僕は美しい嫋やかな紫薔薇でもない、優しく穏やかな紅薔薇でもないけれど。…それでも、僕を、」

……深い水底から引き上げてくれた彼は、とても暖かくて。
気づけば沈むような苦しみは無くなっていた。

(僕を救ってくれたアンファング、どうか君が、君の果たしたいことを成し遂げられますように)



 

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2016-05-31 22:16:03 +0000