参加企画:花冠を戴く者【illust/55830776】
「あたしの踊りは眠気を誘うんだ。眠れないなら観に来るといい」
「嘘つきは嫌いだ。吐いた時自分が傷つくし、場合によっては相手も傷つく」
「星空を見ていると心が落ち着く。海の底を見たことはないが、きっとあの星空みたいなんだと思う」
【タラサ】
所属:陽の国 クラス:占術師(知1:武0)
年齢:25歳 性別:♀ 身長:162
一人称:あたし
二人称:貴方、呼び捨て
スキル:「夢誘香(むゆうか)」タラサはジャスミンの香り。
モットー:「己に嘘をつかず、真直ぐに生きる」
妹:ルルディ【illust/57165830】
「ルルディ、今度の香水はどんなのができたんだ?」
「お前の口に合いそうだったから土産を持ってきた。西の方で採れる果物だそうだ」
芯が強く、曲がったことが嫌いな女性。嘘が苦手。
運動神経の良さを生かし、踊り子として興行している。
シュリンプのような頭飾りは踊り用。
年の離れた妹が作る香の宣伝をすることもある。
種族:メーアフルール(MeerFleur)
花を持ち生まれてくる種族。
生まれ持った花はどれも白く、形には個体差がある。
彼らが通った後には果実や花のようなほのかな香りが漂い、それは眠気を催す。(Skill:夢誘香)
そのまま眠った者は幸福な夢を視るという。
先祖は太古の昔、海で暮らしていたらしい。
彼らは一族の証として、海のように美しく蒼い石を嵌めた装飾を身に付けている。
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【婚姻】所属・クラスなど問いません。相性などで良いご縁があれば!
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6/5 ♥素敵なご縁をいただきました♥
ルカさん【illust/57221447】
「貴方の腰のソレ、綺麗だ。蒼くてキラキラしてる。良ければちょっと見せてくれないか?
何故かって…踊りで着ける装飾の参考にするためだが、ダメか?」
道端で偶然目に入った、魚のような形でキラキラと蒼く綺麗なモノが目に留まり、持ち主に声をかけた。
純粋な気持ちで相手に興味を持った。
不審そうな表情をされたのを覚えている。
「あたしはタラサ。あちこち巡りながら踊りの興行をしてるんだ。
先祖が海で暮らしてたから水の生き物を参考に飾りを拵えてる。今使ってるのもそうだ。
実際に見たことはないので似てるかは知らないがな。
水の生き物か、ヒトから聞いた話でよければ話そう。」
「へぇ、いろんな研究ってのをしてるんだな。
ただ部屋にばかりいるのも疲れるだろう?…そうだ、よければ今度あたしの踊りを観に来るといい。
私の踊りはいい眠気を誘うんだ。いい気分転換にもなるだろう」
それから、興行の合間に彼のいる所に立ち寄るようになった。
趣味の釣りのこと、彼の研究している様々なことを話してくれる。あたしは旅先で聞いた話を少し。
たくさん話す彼は時々「自分ばかり話していて、つまらなくはないか」と少し不安げな声色で聞く。
「己の知らない事を知るのは良いことだ。
そして己の知が誰かの学になるならそれはとてもよいことだろう?」
「ん?なんだ、眠いのか。勉強熱心なのはいいがちゃんと休まないと…ほら、ルカここきて、膝使え。
…?遠慮せずに横になればいい。
あたしの香りは眠れるからな。この方が効率がいい」
この時はまだ気づいていなかった。
何故妹と踊り以外で何度も立ち寄るのか、話をするのか。
どうして自分から無意識に彼に触れようとするのか。
ある日、踊りの最中客席側に目をやると見覚えのある顔が見えた気がした。
彼が観に来てくれた事が嬉しくて、ちょっとした大技を披露。
その時の驚いたような彼の顔が忘れられない。
同時に心の中で、疑問の答えは出ていた。
ただ、相手に気持ちを伝えるという考えがあたしは浮かばなかった。
「ルカ、ありがとう。
気持ちを伝えることとは、こんなにも大事なんだな…今とても心がいっぱいだ。
貴方は十分素敵だ。そのままでいい。
…あたしもルカを一人の異性として好きだ。
こんなあたしでよければ、生涯の伴侶になろう。
ルカ…愛してる」
投票のお花【illust/57279352】
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2016-05-31 15:20:58 +0000