「生きていく上で不要なものはありません」
◆フレイム・スミス
男/20/177cm/森の国
炎を信仰している鍛冶炎守鬼人一族の末裔
己の炎以外の光を苦手とし眼光はほぼない
暗闇に強く身体能力は高い
傭兵として協力する傍ら鍛冶職をしている
和食を好み酒の一杯が手放せない
◆鋼珠の炎
鍛冶炎守鬼人一族が古来より信仰している炎
本来は釜に常にある火だが元の火種は一族の体に寄生し体内に宿すことが可能
フレイムは瞳の奥深くに宿し移動していた
種火を元に打つ武器は精度が高く強固であり
業物~最上大業物など至高の出来栄えには
鋼珠の炎が宿り斬ると共に炎が舞うことがある
良き使い手にはこれを巧みに扱い近距離と遠距離で使い分けている
また種火は分離することが可能であり代々子孫へ受け継がれていく
分離した種火は元の大きさに戻ろうと成長する
◆鍛冶炎守鬼人一族
古来より森の国に住む鬼人
大昔には角有鬼人もいたが多種多様の血が混ざり角無鬼人もいる
体力や腕力など身体能力が鬼人並にあるというのが特徴
炎を信仰し鋼珠の炎を代々受け継いでいる
眼光が失せ目映い光を苦手としているが慣れにより耐えることが可能
しかし苦手にしている者が多い。鋼珠の炎の光が彼らの安堵の灯りともされている
◆婚姻
ソドさん【illust/57165002】
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私、フレイムと申します。今は無き角も祖先は角があったという鬼人です。
代々鍛冶職に就く者が多く、一族より宿りし炎を元にトンテンカンと武器などを鍛えます。
聞くところ、噂の質写しの鍛冶屋ゲミュロンの娘はたいそうお綺麗だと小耳に挟みまして
これは是非見に行かなければと私は足を運ぶのです。
「君が打つ武器はとても興味深いですね。是非、私にその技法を教えて頂きたいのですが」
ええ、多分、きっかけはこれでしたね。
君は怪訝な顔をして追い払おうとしそうでしたので
私は続けて互いの技術を高めるために、と付け足しました。
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互いに交流も深まる頃でしょうか、真っ暗な夜道に彼女を一人で返すなんて
私が許せるわけないでしょう。
「いくら強いと言っても君は女性です。私が家まで送りましょう」
語らいながら歩む道には双方の光を宿す灯りが1、2、3…複数
囲まれましたねとお互い鞘を握り私たちは背中を合わせます
「今夜の晩御飯は何にしますか?…豆腐、冷奴でしょうか」
「なら帰りに鰹節を買いに行きましょう」
「そうですね、店が閉まっていたら麻婆豆腐は如何でしょうか」
そうですね、語り合いながら障害を乗り越えるなんて
まるで恋愛みたいですね。まぁ、私を男として見て頂けるなら、ですけれど
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蒼月の日【illust/57281186】
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相手に想いを伝えるとは、こんなにも勇気がいることでしたか。
ああ、良かった、頬を赤らめる彼女がなんとも愛おしい。
「ソドさんは卵焼きが好きなんですね、ええ、毎朝君のために作りましょう」
「ええ、好きですよ。…そんな照れないで下さい。抱きしめてしまいたくなりそうです」
「嬉しいことを言ってくれますね、卵焼きが御所望ですか?…はは、冗談ですよ」
君と同じ目線に立ち、私は思います。
ソドさんと家族になりたい、と。
そうですね、君の薬指にお守りを作りましょう
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企画元【illust/55830776】
2016-05-31 15:07:40 +0000