きみと暮らせば【illust/55554290】
*柴田心(しばたしん)
23歳/男/172cm
社交辞令を真に受けるタイプ
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素敵なご縁をいただきました*
*歌江音葉ちゃん【illust/56195673】
家をなくした誕生日
拾ってもらえるなんて正直思わなかったから最初はただのラッキーくらいに感じてた
「本当にいいのっ?だって彼氏とか誤解しない?えっ布団だけじゃなくご飯まで!?...俺、今まででもらった中で一番の誕生日プレゼントだよ」
「今日オムライス?俺オムライス大好き!
ねぇねぇ、ケチャップ俺がかけてもいい?音葉ちゃんなんの絵にする?音符?えへっ、たくさん書いちゃお〜」
(ご飯はすっごいおいしいし音大受かればこの部屋くれるって言うし、拾ってくれたのが音葉ちゃんでよかったな〜俺ってばツイてるかも!)
その子はなんだか素っ気なくて、だけど面倒見はよさそうで、それなのになんだかつまらなそうで
(もっと笑えばいいのにな)
「俺もたまに公園で子供と遊んだりするけど音葉ちゃん子供好きなんだねぇ。だってすごいにこにこしてるよ、えへへいいもの見ちゃった!」
(あ〜あ!子供ってだけであんな笑顔向けられるなんていいなぁずるいなぁ……んんっ?今のナシ!)
「歌聴こえちゃってた?ごめんね、うるさくして。
そういえば音葉ちゃん作曲するって言ってたよね。俺作詞でもしてみよっかな~なんちゃって」
ほんとはもう音楽なんて辞めたほうがいいんじゃないかって思ってたのに、気まぐれでも社交辞令でも無関心だった君が興味を示したものが音楽だって気づいたら、ますます辞めるのが惜しくなった
「諦めるのに勇気がいるのはわかるけど、何もしないで諦めるのは違うじゃん」
「音楽が嫌いなわけでもないから、だから余計捨てらんないし選べないよね」
決められたレール 堅実な選択 (羨ましく思わないわけじゃない)
「多分自分で思ってるより案外選択肢はあるし、結構なんでもできるもんだよ。
…べつに無責任にゆってるんじゃないってば。もし途中でやっぱりダメだってなったら俺んとこにくればいいよ」
帰るとこなら俺が用意してあげる
帰れないなら迎えに行ってあげる
呼んでくれたらすぐに飛んでくし
呼ばれなくても俺が会いに行くし
(だってもう君の作る料理の味も、笑った顔も覚えちゃったんだ)
それに初めて音葉ちゃんが自分からしたいって言ったこと、叶えられるの俺しかいないじゃん!
「だって音葉ちゃん、甘えるのヘタだから」
(あのね、)
君にきいてほしい音ができたよ
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*高校時代の先輩…奏賢人先輩【illust/56195742】
「なんでそんな急に出てけなんてゆうんですか…?昨日靴揃えないで脱ぎっぱなしにしたから?それともこの間先輩の分のプリン買ってこなかったから…!?」
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キャプション随時編集
2016-04-04 15:03:33 +0000