こちらの素敵な企画様に参加させていただきます【illust/54032140】
※二枚目のCSにて追記があります。
→精霊と話し祈祷をすることで
天候を多少変えることが出来る
「俺の事を、【破滅の者】なんて呼ぶなぁぁぁ!!!」
「…なんでか、急に涙が出てきたな。気にするな、よくあるんだよ」(誰か助けてくれ…)
「お前は…こんな俺でも受け入れてくれるんだな…」
素敵なご縁を結んで頂きました…!
浅緋様【illust/56309745】
ある集落を恨んだ人物の願いで(願いが弱かった為)弱い大雨を降らせたが、その集落で俺の事を風詠みの「忌み子」と知っている奴がいた。
本当、どこに行っても煩い。だから、激しい雷雨を起こした。…あぁ、また勝手に涙が出てきた。
内心苛立ちながら、近くの森で動物たちに愚痴っていたら、彼女が現れた。
「おいおい、初めましてで随分な言い草だな。俺の意思で災害を起こしてるわけじゃねぇよ。望まれて起こしてるだけだ。さてお前はどんな天気にしてほしいんだ?…まぁ、今俺は虫の居所が悪いんだ。この天気が挨拶代りだ、ありがたく受け取りな!」
「よぉまた会ったな。あの時は良い反応だったぜ。お前、俺の名前知りたがってたな。ま、教えねぇんだけどよ!はは、まぁセイとでも呼べ。そういや名前なんだっけ?覚えるつもりはねぇけど」
珍しいやつだった。願いの為に好意を持って来る奴はいたが、会うのはたった一度きり。何度も会う奴なんていないに等しかった。
だから疑問を問いかけた…。そしたら、自分でも気づけなかったことに気づかされた。
「俺は…今まで、笑顔で悲しみを隠していたんだな。…悪い、今までの事を思い出したら…涙が止まらねェよ…」
【忌み子】である俺は近くにいたら不幸にする…、ならば人が近づかないくらい不幸にさせていこう…。好意を持って来る奴は笑顔で接し簡単にあしらい、敵意を持って来る奴は二度と近寄って来ない位のダメージを与えよう。いつかの日からそんな風に考えるようになった。
でも、本当はそんなことしたくない…心のどこかの俺の叫びが涙として出てきていたんだ。そう、自覚してしまい、全ての悲しみを流すくらい涙が溢れた。
とても温かい手が俺の手を握った。彼女の手だった。久々に人のぬくもりを感じた瞬間だった…。
「しばらくお前のこと見てたけど、人の事言えねぇじゃんか。何がって…泣きそうだろ。…ったく、どうだこの大雨!お前も俺もびっしょりだ!こんだけ濡れりゃ泣いてんのか分かんないだろっ!」
「晴れと雨で晴雨。俺の本当の名前。浅緋、お前だけにしか教えない名前だ。傍でその名前を呼んでてくれないか?…別れは辛い…けど、お前が大丈夫っていうなら、大丈夫なんだろうな。…その日が来るまで一緒にいてくれよ」
俺だって男だし大人だ。こいつを支えたい。…愛していくよ、浅緋。
父:セレーノ・カルムさん【illust/55687513】
母:時雨【illust/55626350】
「…両親のことなんて覚えてねェよ」
(守ってくれた優しい両親だった…。凄く感謝してるけども…)
兄弟:レーゲンさん【illust/56317219】
「レイ姉大丈夫だよ。雷様怖いけど、僕が傍にいるからね。いつも僕を守ってくれてありがとう!」
「今すれ違った無表情女と俺が似てる?んな訳ねぇだろ。(でも…どこか懐かしい気が…)」
○晴雨(セイウ)=クォイ・カルム
一人称・俺/二人称・お前
性別:男 身長:169cm 年齢:21
空詠であり風詠みの一族の父と祈祷師兼雨師の母の息子。
風詠みの一族にとって【忌み子】と呼ばれる黒い両翼を持って生まれ、雨師の別名【破滅の者】であることもあり、両親が世界樹に取り込まれてから散々虐げられた為、世界樹と世界を恨み闇へと堕ちた。
元々は人を笑顔にすることが好きだった為、自身に好意を持って接してくれる者に対しては幾分優しい。
その反面自身を【忌み子】【破滅の者】と呼ぶ者に対しては冷酷で、洪水等の災害を起こす。
本名を明かすことはあまりせず、「セイ」と名乗っている。
自分の事を【忌み子】や【破滅の者】であることを理解してもらいつつ、そんな自分をも愛してくれる人を探している節がある。だが積極的には探さず、今日も動物達と森で話している。
闇堕ちの刻印は胸元、鎖は両腕にある。
○スキル
【七種の天候】
風詠みの一族特有の魔法と精霊との対話、祈祷を行うことで七種類の天候を操る事が出来る能力。自身の為だけに使うと弱いが、他者の願いが加わることで完全に天候を変更することが出来る(但し雨のみ雨師の力で自在に操れる)。
【精霊交信】
自然に宿る様々な精霊たちと交信し、使役する能力。
ちなみにこの能力に長ける者ほど大抵の動物とも会話ができる。
【雨牛のベール】
ウミウシのような模様が特徴のベール。伸縮自在で雨に濡れると強度が上がるが、日に当たり過ぎると若干干からびる。合羽にもなる。
晴雨のはサガミリュウグウウミウシタイプ。
【魔法薬術】
父の残した物と一族に代々伝わる物。
治癒系魔法薬から人工的に短時間小規模の雨風を起こしたり等使い方は様々。
▼種族
○ヴァンリール(風詠みの一族)
【novel/6515557】
○空詠
【illust/55023586】
○クォイ族
【illust/55020744】
○雨師
【novel/6574556】
(【破滅の者】と呼ばれることを否定しても、【破滅の者】を演じている。その矛盾は分かっている…けども…)
なにかございましたらメッセかツイッターまで【twitter/KirieMinomusume】
2016-04-04 14:13:44 +0000