仁本物語【弐】【illust/52333018】
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とある山に残るいい伝え。
昔々…山には白い鏡を祀る社があり、その鏡の化身は鏡と同じように白い狼だったそう。
狼は人のことが大好きで人を助けたり、宴に加わったりと慕われていた。
ところがある日、狼を信じない人が鏡を血で汚してしまった。
すると普段はあんなに優しく人好きだった狼はその人を食い殺してどこかにいってしまったそうだ。
それからというもの月に何回か人が襲われることが続き、人々は「鏡狼様の仕業だといって恐れていた。
それと同時に狼の悲しそうな鳴き声が響くようになり、それが聞こえたら人々は出歩かない、という決まりまでできていったそうだ。
しばらくたって、鳴き声はなくなり楽しい声が響くようになり、襲われる人は増える。
また後には声は聞こえなくなったが、襲われる人は変わらず出ていた。
そして今は妖に襲われる人を助けるようになった。
現在、鏡狼様は元の優しい鏡狼様になったとして再び祀られている。
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鏡狼護宮 緑藤
ーきょうろうごぐう りょくふじー
性別:女
年齢:16 (見た目 一の人格10歳 弐の人格18歳)
身長:一の人格135 弐の人格160
父:化け狐 付喪神 古烏 水釈様 雲外鏡
母:金烏玉兎 化け猫 紙舞 雪男 片輪車 猫又 雪女 福の神
二つの人格を持つ雲外鏡。
その化身は白い翼と鴉、蛇、狐、狼、猫と五つの尾を持った狼。
その目は真実を写し、人の嘘などを見抜く。
炎や氷を操り、紙や雪を舞わせることができる。
肌には鱗がところどころある。
<一の人格:緑の兎姫>
みどりのとひめ
前向きな性格で少々のことでは動じない少女。
猫と兎の耳を持ち、猫の尾二本と草の生えた狐の尾を持つ見た目10歳ほど
二股に結んだ髪はところどころ金と赤が混じる。
ほのぼのとした雰囲気をもっており、どこか抜けている。
人を大切に思っており、母に憧れ、薬を作る勉強をしている。
薬にもなるが時折気がふれる者がでる、尾の草を薬として使えないか研究している。
弐の人格のことを姉のように慕っている。
彼女の「人を襲いたい」という欲求を「ご飯を食べたい」と同じ欲求として捉えており、受け入れている。
「今日も人様の役に立つんでな!」
「えへへ、またこけた…」
「緑藤は緑の姉様みたいなもんでな!とっても優しいんでな!」
<二の人格:緑藤>
りょくふじ
強気で粗暴な性格の少女。
狼の耳と尾を持ち、烏の足を持つ18歳ほど
二股に結んだ髪には鳥の羽が混じっている。
薄く線香の香りを纏っている。
人は嫌いだが、母や緑の兎姫の気持ちを尊重し、人を守るために力を振るう。
「人を襲いたい」という欲求はなくなっていないため、悪人を襲ったり、生前悪事を働いた者の墓場を暴いては屍体を食べる。
緑の兎姫を妹のように思っており、とても大切にしている。
彼女を傷つける者は容赦しない。
「人は守る必要もない醜い生き物だと思っているよ。
けれど妹は人をすいているようだから…あたしはそれにしたがうまでさ。」
「なんだい、うじうじしてるやつは嫌いだよ。しゃきっとしな!」
●家族
父:鏡狼護宮 緑季【illust/54485722】
「緑の父さまはたまにおっかないでなーでも母さまをとっても愛しているのはわかるから嬉しい!季の父は優しくってあったかくって大好きでな〜!」
「季の父はたまにうじうじしている、見ていて不愉快だ。緑季の父の方が気が合う。」
母:淡藤陽輪金烏姫【illust/54363933】
「母さまみたいにすっごい薬作れるようになりたいでな!ごきょうじゅ?願います!」
「母さまは元気でみていて楽しいが、ときどき落ち着かないよ。ひやひやするのといらいらするのと…愛しいことに変わりないがな」
兄:薄萌葱鏡陽玉兎彦【illust/55167434】
「薄の兄さま〜ちょうど疲れていたでな〜流石兄さまでな!一緒に休憩しよ!」
「淡の兄、遠慮というものを持ってくれ、あたしだからよいが、緑のだと困るぞ…ほう?新しい薬とな?いいだろう、一服盛ってやろう」
●メッセージについて
即日〜三日かかることがあります、ご了承ください。三日たっても返信がないようでしたらエラーの可能性がございます。お手数ですが再度送っていただけると幸いです。
●
今までご縁を結んでいただいた「××××原餝弥緑依様・蛇人様」「淡藤陽輪金烏姫様・E.Lisianthus様」に心からの感謝を申し上げます。
そしてブクマやコメントをくださった方々、参加者の皆様、本当にありがとうございました。
とても楽しい時間を過ごさせていただきました。
何か問題などございましたらメッセージにてお伝えいただけると幸いです。
2016-02-08 06:45:18 +0000