【紅い糸2】潔美 八尋【結縁】

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※R-15企画です。ご注意下さい※
こちらの企画、い糸―に―【illust/54120068】に参加させていただきます。

✂✂ 潔美 八尋(きよみ やつひろ)
男 | 17歳 | 175cm | 高校2年生  一人称:俺 二人称:あんた
家族思いの優しい少年。虐待をきっかけに目覚めた苦痛愛好(アルゴフィリア)者だが本人は否定し隠している。
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2/12 素敵なご縁を結んでいただきました!

✂✂獄祥爾 白兎くんillust/54805591】(白兎)
―――それはまことしやかに囁かれている幽霊のお話
初めて見付けたのは春の麗らかな日のことだったか。桜の木の下にいた彼はどこか見覚えのある顔で、
それはそれは綺麗で美しく、そのまま桜に攫われてしまうのではと思った。


「またこんなところで幽霊やってるのか。全然来ないし…今日こそちゃんと授業に出よう」

見付けたからには声を掛けねばと、ただそれだけだったのに。気が付けば白兎自身を気になっていた。
だって彼があまりに逃げるものだから。追いかけなければそれこそ幽霊のように消えてしまいそうだったから。
何度紹介しても覚えずにいた俺の名前を、何時の間にか綺麗に笑って呼ぶものだから。


「な…んで、そんなこと…っ白兎、それはだめだ、それだけは駄目だ!!暴力は人を傷つける最低な行為だ」

何も知らずにいた。白兎が暴力を振るう側の人間だったなんて。信じたくなかった。
それでも彼は笑うのだ。とても綺麗に笑うのだ。
手をあげるのは厭うからでも傷つけたいからでもなく、
しているから”なのだと。

 何かが崩れる  音  が し た

それが愛だというのならば、与えられて喜ぶのは至極当然のことじゃないのか。
大好きな母さんでさえ、俺を理解してはくれることはなかった。
本当は守ってほしくも謝ってほしくもなかったんだ。だって、俺は、それを望んでいたのに。
ずっと否定しひた隠しにしてきたモノを、白兎は普通だよと言ってくれた。
何時もと変わらない笑顔で。


「あくと、あくと、今日は何して遊んでくれる…?」

俺に似合うと紅い紐を見せてくれた白兎は、酷く嬉しそうに微笑んでいた。
縛って結んで絡げて絞めて絆して括って繋ぎ止めていいよ。まるで運命の紅い糸みたいに。 
白兎がいれば俺は正常でいられる。白兎だけが俺を受け入れてくれる。
白兎だけが、俺が欲しい愛を与えてくれる。白兎だけだ、白兎が、俺の還る場所だよ。ねぇ、あくと、もっと俺に―――

(ひどくしてほしい)

―――それはまことしやかに囁かれている幽霊のお話
幽霊に魅せられてしまった男は紅い糸に囚われ、二人だけの居場所を造りあげました
どんなに異常で歪に見えても、それは二人にとって正常な、二人だけの幸せで美しい箱庭でした

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義父 | 潔美 善成illust/54804674】(父さん/善成)
母の再婚相手。優しい人だが大切な母を裏切り不倫をしているのが許せない。しかし自分の性癖を知られているので
お互いの秘密に口を閉じ、母/妻を傷付けない為に仲のいいフリをしている協力関係にある。
「学校は楽しいよ、父さん。ただ授業で難しいところがあって―――そうだな、今度父さんに教えてもらうよ、母さん」
「…っ別に。言わない約束だろ、わかってる。……善成、母さんを泣かせたら許さないからな」


✂✂ 申請について
年齢・性別問わず、関係性において特にNGはございません。NLBL共に大丈夫です。相性重視で素敵なご縁があれば幸いです。
交流については宜しければ外部等でのんびりお話いただける方ですと嬉しいです。
もしメッセージをいただけた場合は、即日~2日以内にはお返事致します。
返信が無い場合不具合の可能性がありますので、大変お手数ですが再送をお願い致します。

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2016-01-25 18:53:38 +0000