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あいみこちらの企画様【illust/54120068】に参加します。Ｒ１５
いつからか七不思議のように若い幽霊の話がまことしやかに囁かれてる。
例えば空き教室、人が行かない階段、廃屋、そんなところに一人の幽霊がいるらしい、
ぼんやりと虚空を見つめ彼はいつも、とても静かに微笑んでいる。
「桜の木の下には人が埋まってるらしいんだ」
■獄祥爾 白兎（ごくしょうじ あくと）
【 男/十七歳/171cm/学生 】
三つ子の次男。穏やかでいつもにこにこ笑っている
縛ることが好きな、寂しがり屋な王様。
兄と弟が好きで、自分なりの愛情を向けるが伝わらない。
ろくに通学もせずふらふらしているために幽霊扱いされているが
本人は面白がっている。
兄弟と紅い紐が似合う人物以外に興味がなく
仲良くお話ししても次の日には忘れるのんびりや。
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▽ 素敵な紅い糸の先
潔美 八尋くん【illust/54914604】（八尋）
―――それはまことしやかに囁かれている
幽霊は桜の下に現れる。彼はとても寂しがりやだから、きっと君にも微笑みかけてくれる。
それでも名前なんて教えてはならない、
だって彼はとても寂しがり屋だから、愛する人をずっと待っているんだって、
「やあ、また来たのかい？君もこりないね...やつひろ」
彼は何度ともなく尋ねてくれた、柔らかな髪が声が風になびくのを見るのは心が落ち着いた。
八尋は俺が微笑むだけで桜に隠せないほど頬を染め、手を伸ばしても決して逃げることなどしなくて、
そしてその亜麻色の瞳に微かに滲む期待の色に恍惚と頬が緩むのを抑えられなかった。
「暴力…？ちがうこれは愛なんだ、愛してるんだよ、すべてを」
声をかけて微笑むのも手をあげて鳴かせるのも、悦びも悲しみも怒りもすべてを愛して慈しむのは
しごくまっとうな事だ。これを愛と呼ばずに何と呼ぶのだろう。もっとここまで堕ちてきて、俺を求めて
家族も兄弟もみんな俺のことを愛してくれない受け入れてくれない
どれだけ手や言葉を尽くしても誰もわかってくれなかった。
でもそれは、世界でただ一人の子に愛を伝えるためだった。
ここまできっと俺は愛する練習をしてきたんだ、八尋に出会うために
（ああ、とても良い顔だ。とても赤い紐が似合う）
「かわいい、かわいい俺の八尋。今日は何をしたい？この紐で縛り上げようか、それともその身体に俺の痕を刻もうか」
八尋のために選んだ紐を見せればあの日のように彼は愛らしく頬を染めた。
縛って結んで絡げて絞めて絆して括って繋ぎ止めよう。物語の赤い糸とは少し違うけれど。
がんじがらめに縛り上げた糸はもう二度と離れることはない。
(だって、君を愛しているから)
―――これはまことしやかに囁かれている幽霊のお話
幽霊に魅せられてしまった男は幽霊に攫われてしまった。そして幽霊も二度と現れることはなかった。
幽霊は愛する人を手に入れて二人だけの美しい箱庭で永遠の幸福を手に入れたのだから、
◇◆大切な関係者様◆◇
長男：木賊君【illust/54836756】
無関心な美しい兄。構って欲しくてちょっかいをかけるものの無視される。
だから寂しくて、哀しくて、彼の大切な人を隠したりしてしまう。
「木賊...ねえそんなにお人形遊びは楽しい？困ったな...俺の方が愛してるのに...」
「別にこんなことしたいわけじゃないんだけど...ごめんね、でも邪魔なんだよお前達が」
三男：熨斗目君【illust/54805401】
可愛くて哀れな弟。愛ゆえに縛り、愛ゆえに殴るが、なぜ泣くのかわからない、
気まぐれに迎えに行って、（一方的な）かくれんぼと鬼ごっこをする仲。
「みーつけた。迎えに来たよ、さあ手でもつないで帰ろうか」
「俺は熨斗目が大好きなんだ。熨斗目はそばにいてくれるから...ああ、なぜ泣くんだい？ほら目が腫れるよ」
▽関係性につきましてはお話して決められたらいいなと思っております、
もし申請をいただける場合には軽くどのような関係を希望しているか教えていただける幸いです。
男女関係なくご縁がありましたら、何卒よろしくお願いいたします。
お返事は出来るだけ即日を心がけてますが２〜３日かかる場合があります。
それ以上かかる場合はメッセ障害かもしれませんので再度ご連絡ください、
既知関係もありましたら是非お声がけください【twitter/kirmoya】からでも大丈夫です。
愛とか恋はよくわからないんだよ、でもほら紅い紐がよく似合うね
2016-01-19 15:37:56 +0000