【仁本物語弐】夕月【第四世代】

柚音
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◆こちらの素敵な企画【illust/52333018】に二人目失礼します。

「わぁ、今日も来てくれたのね!ね、ね!今日はどんなお薬が欲しいの?」
「ゆうねぇ、いっつも一人で寂しいの。ねぇお前はゆうとずぅっと一緒にいてくれる?」
「……そう、じゃあまた今度来てくれるの楽しみにしてるね!」
「ゆうと一緒にいてくれないお前なんて大嫌い」

◆名前:四方山 夕月(よもやま ゆうげつ)
 種族:白澤と夜雀と病猫鬼と骨女としゅのばんの血を引く妖怪
 年齢:18
 身長:155cm
 一人称:ゆう 二人称:呼び捨て・お前・お客さん
 好き:赤色、お客さん、キラキラしたもの
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骨董屋を営む父と薬屋を営んでいた母の間に生まれた子。
母の薬屋を継いでいる。
血がさらに薄まったことで昼でも色がついて見えるが非常に弱視。
夜は本来の位置の目も含めすべての目がしっかりと見えているが、
基本的に満月と新月の晩以外は昼同様髪で目を隠している。
両親の様子を見てきた為、魂のみになっても共に在れる事を幸せだと考え、
自分もいつかそうなりたいと夢見ている。
姉とも年が離れていることもあり甘えたがりの寂しがり。
母同様に薬師として薬を振舞う一方で、代わりに新しく病を撒いたり
薬に死なない程度に毒を混ぜてみたりと気に入った相手が何度も自分の所に通ってくるように仕向ける。
親しくなってくると「ねえ、ずぅっと傍にいてくれる?」なんて甘えてすり寄って
受け入れられれば目を見せて会ったと認識して魂を抜き取って甕に大切にしまい込み、
拒絶されれば重い病を撒いて自分の薬なしでは生きられない様にする。
右手は母同様骨。
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奥の部屋には祖父母の骨やかつて祖父がしまい込んでいた"宝物"、
今まで抜き取った魂をしまった甕が飾られていたりする。
満月と新月の晩は父や姉を真似して目を見せた状態でふらっと歩き回り、気に入った人の魂を抜き取る悪癖がある。


家族
父:四方山 彼方さん【illust/54104303
「父様、ゆうの目見て?…なんてね 父様の魂とったら母様に怒られちゃう」
「みんなね、ゆうとずぅっと一緒にいてくれないって言うのよ…」
母:暁月「母様は奥のお部屋にいたから見たことはないけれどここにいればなんとなくどんな人だったかはわかるわ」
姉:四方山 夢香さん【illust/54364600
「姉様の集めた魂見たいなぁ…?駄目?」
「聞いてよーこないだきたあいつね!っていけないお客さん来てたんだ」

❀素敵なご縁をいただきました!
生断々原餝弥貝寄風さん【illust/54620749

いつか魂を抜いてやろう機を窺っていた娘が最近占いにはまっていると言っていたから
ちょっと気になったの。
足を運んだ件の店で戯れがてら(魂だけになってもずっと一緒に居たいって思えるような)運命の人に会えるかな?
なんて占いをあいつにお願いしたのが始まり。
意外にもすぐに見つかるなんて色よい返事がもらえたから嬉しくて、
気分がいいからとお守りなんかも買ってみてその場を後にしたの。
次にあいつに会ったのは月のない夜。いつものようにお気に入りの甕を抱えて
気になる人の魂を抜いて回ってる時に普段とは違う気配を感じたからそっちに行ってみたら
白い髪に朱を散らして人を食むあいつがいたのよ。
「こんばんわ。お前もゆうみたいに夜のお楽しみ?」
今まで姉様以外にゆうの側の人を見たことなんてなかったからその姿がとても綺麗で
ゆうの声にびっくりして一瞬向けられた殺気もすぐに余裕で繕うその様もキラキラしていて
こいつの魂を見てみたいって純粋に思ったの。

それからあいつのお店に行くことが増えたわ。
意を決してある日そろそろいいかなっていつもみたいに質問したら
あいつってばゆうの傍にいてくれないって言うの!
だからいつもみたいに病をこっそり撒いてやろうと思ってたんだけど
そんなことしたらキラキラしたこいつが見られなくなるからちょっと加減したのよ?

それからも様子を見に行ってはお話したり占ってもらったりあしらわれたりしているうちに
あいつがゆうのお店に来てくれる事も増えてきたの。
嬉しくて来てくれるたびにゆうとずっと一緒に居てくれるか聞いたわ。
でも何回聞いても答えは同じ。
「 もうっ!こうやって何度もお前の傍に居たがってるの
お前の事好きだからって気付いてよ!お前の魂まで全部見てみたいの!」
我慢の限界で勢いでそんなことを言えば驚いた気配が伝わってくる。
また断られるかななんて身構えていたら予想外の返事が返ってきたから今度はゆうが驚く番。
何回も確認してからそれをたがえない様に嬉しくて震える指で指切りをしたの。
「貝寄風、ずっとずぅっとゆうと一緒に居てね?」

◆婚姻以外の関係は随時募集しておりますので、お気軽にどうぞ。
twitter/Yuto531

キャプション随時更新予定

子供達も独り立ちして二人の時間が帰ってきた。子供達も含めた生活も間違いなく幸せだったけれどこうして貝寄風と二人でいる時間も幸せ。
あの頃からゆうの願いは変わっていないよ?
「ねぇ貝寄風。ゆう貝寄風とこれからもずっとずっと一緒に居たいから魂を抜かせて欲しいの。
髪越しじゃなく閉じられたものでもなく自分の目で開かれた貝寄風の目が見てみたい。
それでずぅっと甕の中で一緒に居よ?」

あの日と同じように返事が嬉しくて思わずはにかむ。
ああ、これでゆうは貝寄風とずぅっと一緒に居られるんだ……
貝寄風の目はどんな色をしているのかな?

期待をしながら前髪をのければ貝寄風が視界に映る。
思い描いていた通り閉ざされた瞼の向こうの瞳はキラキラときらめいていて……
そしてそこでゆうの意識は一度途切れたの。

愛する貝寄風とずぅっと二人で一つなんだもの。これ以上の幸せなんてあるわけないじゃない

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2016-01-02 09:53:57 +0000