お星さまはきらきら輝き、大地を灼いていきます。
ごうごうと音を立て、間違った世界を燃やしていきます。
その橙色の風が心地よくて、エミールは目を閉じました。
剣を抜きます。
愛しい女の子から貰った、大切な剣です。
いつ消えるかもしれない魔法でつくったプレゼントを片手に、彼はぐうっと瞳を吊り上げて、彼の『ほんとうの幸』の邪魔をする、不思議なひとびとを見据えました。
その緋色がかった、鮮やかな金の瞳が強い意志を帯びて、きらりと強く光ったとき、まるで彼の決意に応えるように、彼の心に応えるように、お星さまが輝きが増します。
ふわりと舞い降りた輝く白い影にほほ笑んだエミールは、大きく一歩を踏み出して、仲間の力で強くなった魔法を放ちました。
◆補足
・終末の空の赤と青の星が眩しく輝きはじめました。
・エミールは終末の空の影響を受けやすいらしく、彼の周囲にいる相手は本人の感受性の有無にかかわらず、青い星の恩恵/赤い星の妨害を受けやすくなります。
・感受性の高いひとならば、彼に寄り添うように耀く白い少女の影が見えるかもしれません。
・エミールはレイピアを構え、共倒れも覚悟で切りかかってきます。
・プレゼントは妨害/目潰しのために使うようです。
・こちら【illust/53797008】の展開により、エミールの能力は「こうげき+3」「とくこう+1」「とくぼう+1」「相手の物理攻撃半減」「相手の特殊攻撃半減」となっています。
(それに終末の空の影響を受けると……?)
◆非公式イベント
終焉の審判【illust/53452219】
疾風一陣の撃【illust/53820323】
◆お借りした世界観設定
終末の空【illust/53797069】
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2015-12-03 12:46:09 +0000