【仁本物語弐】 柳塘 伯護 【第参世代】

四片ケロ

柳と白鷺の加護がある、燕と狐が繁栄させ、彼と彼女の傍にはいつも黒い虎と水鳥がいたそうな。
此処は湯屋 柳鷺(りゅうろ)。自信は…ないけど!おいらなりに、精一杯頑張るよ!!

「おいらは、伯護ではくさね。一文字目は父と母方の祖母に貰ったんだよ。ふふ!誇らしい名だよ」
「待て…!!って言うてるのに…全く聞いてくれないとは…本当にお前らおいらの式神か…」
「湯屋に料理?て思ってるでしょ~。食は生活の基礎だからね。」
(言えない。父も母も料理が普通だったから僕が旨くなるしかなかったなんて…)


■柳塘 伯護(りゅうとう はくさね)
半妖/男性/20歳/157cm
一人称:おいら 二人称:きみ

祓い屋の父と湯屋の会計・設計する母との間に産まれた子。
祖父は宮大工、祖母は幸せを運ぶ妖怪。
切り盛りしている湯屋の調理・仕入れ担当。
もはや湯屋?だが料理が美味しければ客も来るだろう方針(父のおかげで女性客も増えたので)。
母譲りの幸運体質だが元来のどんくささと相まってイマイチ。
父の祓い屋としての能力を受け継いではいるが微々たる物で子虎三匹ぐらいしか呼び出せない。
自衛はそれなりにできるようになってきた…多分
身長を気にしてはいるがこれはこれでいいか。と。父方の祖母譲り。

性格は、温和でおっとり気味。その為どんくさいとも取れる。
調理に関しては抜きん出ている。
日課の縁側でお茶が心の癒し。周りのケサランパサランと仲良く会話をしている。

『湯屋 柳鷺を広めることが』夢。

暖簾分けした、はとこの今季当主 柳塘水鏡 金盛くん【illust/53867781】とは会話のキャッチボールが変化球気味でも仲はいい。
「わぁ!またおおきくなったねぇ。金盛。向こうの湯屋も景気良さそうで嬉しいよ。
すこし、待っててね…。今日はさばの味噌にが旨くできたんだ。後で君のご家族分も包んであげるからね。」


🌸12月20日 縹紙月玉兎姫さん【illust/53829624】ご婚姻させていただきました!

そうだなぁ。きっかけは単純。
戸惑いながら辺りの情報把握を試みる、おどおどした彼女を見つけたから。
「迷っているのですか?お客様。」と声をかけると予想だにしなかった様に一瞬、肩を竦めた。
いつか、とうさんから貰ったブリキの玩具を彷彿とさせる動きでこちらを見つめた。
すると彼女は慌ただしく懐から紙と筆入れを取り出し彼女らしいなと何処か、あたたかな字でこう綴った。
「お庭を眺めていたのですが、休憩室に行きたくて。」
庭か。幾分手入れはしているが花や、木にあまり頓着がないので気にしたことがなかった。
今はどのような花が咲いていたのだろうか。
「…どんな花が咲いてましたか?」
思った事が口をついてでてしまった。これはいけない。慌てて弁明しようと口を開いたが、彼女は嬉しそうに紙に視線を移し緩やかに微笑んだ
「紅い山茶花です。灯篭草も淡い色で綺麗で!お薬にできないかなと」
興奮冷めやらぬ紅い瞳を和ませ、彼女の耳も相槌みたく動いているのが、そこまで浅くないおいらのツボに入った。
「ふ…ふふふ!!此処を褒めてくれてありがとう。手入れはしてたけど、庭の景色なんて気にも留めたことなかったよ。きみは薬にも詳しいんだね。」
驚きに目を丸めた彼女は耳を両手で抑え、少し俯いた。どうしたのだろうか?
これが縹との出会い、ゆっくり、穏やかに彼女との日々は驚きと幸せな同じ時などひとつもなく、とこれは当たり前なんだろうけど言わせておくれよ。

季節を忘れていた真白な子虎に、移り行く季節と寄り添える喜びを教えたのは、お揃いのような真白の兎姫だったのでした。
きみと出会えたことは色褪せることのない紅い山茶花のようだ。
願わくば、巡る季節の中でもおいらの隣に縹がずっとずっといてくれたらなんてね。


◆家族
父:柳塘 保胤(旧姓:百目鬼院) さん【illust/53415523
「麗しいお顔に、畳のあとと涎のあとがついて残念なことになってるけど…おいらの自慢のとうさんだ。」
母:柳塘 優燕【illust/53347047
「よくとうさまを殴り飛ばしてるけど、あれはつんでれ。かーさんは照れ屋なんだ。」
姉:柳塘 優緋さん【illust/53947905
「お帰り、ひいねぇさま。知っているよ。おいらのごはんが無くっても、ねぇさまはちゃんと帰ってきてくれるんだ。」

■素敵なご縁がありますよう、どんなご関係でも嬉しいですが、どんな形であれ、将来湯屋を継いでいきますのでご理解頂ければ幸いです。と言って決してお相手様の行く先を縛っている訳では御座いません。
特に人・妖怪の指定はございません。即日~3日以内にお返事できます。
3日経っても返事が来ない場合、お手数ですが再送信の程お願い致します。
■友人、知人などお気軽にお申し付けください。
■不備、記載漏れありましたらお手数ですがご連絡ください。

#【仁本物語弐】第参世代#【仁本物語弐】半妖#【仁本物語弐】#湯屋柳鷺#かえるのすあな#【仁本物語弐】婚姻済#【仁本物語弐】男

2015-12-01 08:45:04 +0000