深海より、愛を込めて。【illust/52927020】
「くらげってね、種類にもよるけど、ほとんど水分だから死んだら水に溶けて消えちゃうの。
私もそうなるのかなぁ…くらげと一緒ならそれもいいかも…」
碧波 泪(あおなみ るい) 19歳 160cm 女性 大学生(海洋生物学専攻 一回生)
一人称:私 二人称:あなた、きみ
海洋生物学を専攻する大学一回生。
小学校高学年の頃に水族館で見て以来くらげが好きで、その熱意だけで海洋生物学を専攻。
放っておくとずっと水槽を眺めている。
未発見のくらげを見つけるのが夢。
のんびりぼんやりとした性格で、間の取り方が独特のため他人との会話のテンポが少しずれることが多い。
マイペースなところがあり周囲をイライラさせてしまうことも。
友人たちからは「ぼんやりしているからすぐ騙されそう」とよく言われる。
小学生の頃に小さな憧れ程度の初恋はしたが、くらげを好きになってからは恋愛ごとは一切無縁で恋という感覚が良くわかっていない。
そのため一ヶ月で本気の恋愛をするのは無理だろうと諦めモード。
楽天家なタイプではなく、いろいろと悩みを抱えるタイプで、そのため悩みなどとは無縁そうなくらげに惹かれたようだ。
暴力団組織蒼末組組長の隠し子で、母子家庭で育つ。
金銭的サポートは受けているため、そういった苦労はあまりせず、好きなものに集中していられる生活が送れている。
MermaiDは勉強に集中していた時期に栄養剤の認識程度に呑み始める。
肌や髪の触り心地が良くなり、体や心がが少し軽くなるような感覚を覚えたため気に入って服用を続けていた。
最後の一粒を呑んでからは、不安や恐れ、諦めの感情が渦巻いている。
運命のお相手様と巡り合えました!
高砂 千鶴さん【illust/54362172】
気さくに話してくれたけれど、その纏う空気に気付いてしまった。
(ああ、あの人と同じ世界の人だ)
危険だ、興味本位で関わっちゃいけない。
頭の中で警報が鳴るのに、好奇心のほうが勝る。
「私、碧波泪っていいます。お暇なら、少しお茶していきませんか?」
知りたい。あの世界に住む人がどんな人なのか。
「くらげは本当にたくさん種類があってね、発見されてるだけでも三千以上!
生態が解明されてない種類も多いし姿も多様で……あああまた調子に乗って話しちゃった…! 私くらげの話をするとついエンジンかかっちゃって…興味ないよね、ごめんなさい」
千鶴さんは怖い人、強い人、そして優しい人。
駄目だって頭では思ってるのに、強く惹かれてしまう。
最初は父の影を追っていただけだったのに、すぐにそのことを忘れるようになった。
あなたの笑った顔が好き。凛々しい横顔が好き。物怖じしないどっしりしたところや、意外と子供っぽいところ、人を良く見ていて優しいところがとても好き。他人と近づきすぎないようにしてるけど、時々とても暖かさを感じるよ。
あなたの心に空いた寂しさを私が埋めてあげたいなんて、おこがましいことまで考えてしまった。
嘘、寂しさを埋めてほしいのは私の方。
「くらげみたいに綺麗に消えられるのならそれもいいかなって思ってた。一か月で誰かを好きになるなんて、好きになってもらうなんて絶対無理だって。でも…ちょっと夢を見て、奇跡を信じたい気持ちになっちゃった。あなたのこと…好きになってしまったから」
この想いを伝えることは、あなたへの負担になるだろう。
「ずるいよね、こんな状況で一方的に。他に良い人がいないのならとは言わない。でも私を泡にする相手を選ぶなら、あなたがいいと思ったの。だから聞き流してくれてもいいんだからね」
ああ、酷い言葉。千鶴さんの心の傷になってしまうのに。
でも…限られた時間を私のために使ってくれてることに、少しくらい期待してもいい?
「私も母と同じように…そういう人に惹かれちゃうのね。…あのね、私の話を聞いてくれる? くらげの話じゃないの…私の、生まれの話」
もしかしてこれが、後にトラブルの種になったりしないかしら。
でももう、自分の気持ちに嘘はつけない。
千鶴さんが泡になるのも嫌なの。
あなたとずっと一緒に居たい。
異母姉妹:蒼末 汐さん【illust/53712644】
「寒くない?大丈夫?変な感じしたらすぐに言ってね。無理しちゃ嫌だよ。また入院して会えなくなったら寂しい」
「あっ、またくらげの話しちゃったね。いつもくらげしか見てないから、あんまり新しい話題が無くて…ごめんね」
小さい頃は思うこともあったが、今は妹として好意をもって接している。
病弱な彼女を心配しており、よく気遣う言葉をかけていて、自分の上着をかけてあげることも多い。
お友達:支倉紗雪さん【illust/53800053】
「おまたせ、紗雪ちゃん。これ、言ってたくらげの写真集。とっても綺麗だからぜひ見て欲しいと思って。紗雪ちゃんが興味を持ってくれて嬉しいな」
「最近何かあった?なんだか紗雪ちゃんキラキラしてる。あっ、もしかして……良かったぁぁ!本当に良かった!やだ、ほっとして涙がでてきたよ……幸せになってね、紗雪ちゃん」
高校時代の一年間、姉妹のようにとても親しく過ごした友人。
今でも親密な付き合いがあり、もう一人の妹のように思っている。
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素材を使わせていただきました【illust/43839144】
2015-11-25 16:35:51 +0000