◆仄暗き水底国
◆薄明の旦王 シズメ(一人称:僕 年齢:18)
◆100pt(強靭:15 知能:25 器用:16 機敏:15 幸運:29)
「君が生きていて、不慮の出来事で此処に来たのなら誠意を持って対応しよう。そうでないなら、少し困るな。僕?姿は幼いけれど、水底国(ここ)の王だよ」
「此処は楽園ではないよ。もし楽園を目指していたなら残念だったね、期待外れだ。あげられるお土産も何もない。ああ、でもそうだね、君を水上に帰すまでの暇潰し程度なら……優しい龍の神様と、不思議な力を持った巫女の話でもしようか」
「僕は僕だよ。……その筈なんだ。だけど時々、分からなくなる。僕はぼくと何が違うんだろうって」
◆薄明の旦王 シヅメ
幼い外見に反し、物静かで大人びた少女。染み入るような甘い声を持つ。歴代と異なり声そのものに力はなく、≪鎮魂歌≫を歌う時のみ力を発揮できる。これはすべての魂を鎮めるのでなく、魂に力を与える魂振りの能力である。
好物は飴。勿論ユーロンの巫女の祈祷による飴が一番。
力を使い果たして消失した前王【illust/52918673】の残滓から誕生した新たな女王。故に先代の記憶も不完全ながら持つ。最も精々が双子の姉妹程度にしか相似しておらず、「僕」と「ぼく」は別人であると自認する。しかし、本心では自分を確実に自分たらしめる、自分だけの「何か特別」を探し求めている。――それは例えば「ぼく」が見つけた巫女のような。
長時間ではないが、隙を見つけては国外をうろついているのはその「何か」を探しているから、かもしれない。
◆火竜の号令
水場の近くに発生した空白地帯から水底国にやってきた者が幾人か。彼らにより女王は号令の発布を知る。
ヌレハに、カラノス。絶望に沈んだ形なき民の声が時折、そう聞こえることを女王は知っていた。
「そう言えば、魔王の所為でこの国の民も急増したね。となると、これは放っておけないかな」
――――戦力としては役に立ちませんが、水底国では民から得た古い時代の情報の収集に努めています。来訪者への情報開示も行いますのでご利用くださいませ。
◆仄暗き水底国 Honoguraki-Suiteikoku
水に関わることで死んだ者が集まってできた水底の国。半分ほど異界側にある為、どこにあるかは曖昧。
前期までの絆により「楽園」を目指した自死者の割合が民の中で増えている。
先々代の手で生者の滞在地区が整備されているが、旦王は生者の来訪を歓迎しない。
今期より先代女王の巫女が治めるユーロンの民専用の間が作られた。
一方で国外へ出ることを望む民は、汚れなき魂ならば極楽の宮の珊瑚が照らす道を行き、望む場所へ帰れる。ただし強い思いや生前からの信仰が必要であった。
故に帰りたくても帰れない、道筋を失った民には、帰途の標となるよう天地を巡る雨を辿る新たな道が用意された。
※設定が複雑になった為、今期は一度閉門致します。旅人や火竜の号令に関しての一時的な滞在は受け入れ中。
◆絆
シズメにとって何らかの「特別」であることを希望します。恋愛の場合は性別年齢問いません。相談次第ではネガティブな感情でも構いません。
国に関しては形が残ることを希望します。また女王の直轄地が拡大する形は不可。
メッセを頂ける場合は望む関係性や出会いなど補足して頂けると嬉しいです。
◆既知関係
・薄闇の灯王シヅメ【illust/52918673】
先代女王であり、シズメの元となった人物。故に容姿が似通っている。唯一とした巫女を見つけられた灯王に抱くのは羨望だろうか。
キャプション随時更新
2015-11-04 11:27:46 +0000