「こんにちは、今日はどのようなものをお探しでしょうか?」
「我々玻璃の民にとって布は常にそばにあるものです、隠すために必要なものです、だから自分に似合う最高の布を身に付けたいじゃないですか!」
「身を飾ることは好きです、綺麗なものは好きです、キラキラしてて素敵でしょう?」
「私は、私の世界しかしらないの
とても長い時間を生きているのに」
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-千国大河-illust/50050950
🐠名前:ピスキス・コラルリーフ
15pt
《強靭:0、知能:10、器用:3、俊敏:0、幸運:2》
性別:女
外見年齢:19
身長:152㎝
一人称:私
二人称:貴方、〜さん、呼び捨て
イグノラムスに住む、玻璃の民。
姉妹で布屋を営んでいて、布や装うことについての知識を多く持つ。
性格は明るく、快活。
好きなものや好きなことに一直線で知識欲も高いために、たまに暴走する。
🐠所属国:死書の国 イグノラムス
代表:ゼノンさん【illust/52348330】
「美しく聡明な私達の王様、民は皆王が大好きです、もちろん、私も」
🐔妹:アウィス【illust/52489914】
「かわいい私の妹! ふふ、アウィスは本当にかわいい、ね、新しく布を新調しようとおもうのだけどどうかしら?」
▼素敵な絆を婚姻という形でいただきました!
*アークトゥルスさん【illust/52627795】
私はその日、グルーミティア国にやって来ていました。目的はさらなる知識を求めてです、ここグルーミティア国というのは10年に一度テストをして最も賢い方を王に、最も料理が上手な人を宮廷料理人に、最も芸術の才があると認められた者を王宮芸術家となるそうなのです!なので国民は皆その地位に憧れ日々勉学に打ち込むのだそうです。
つまりはこの国には知識が詰まっているのです!なんて素敵なんでしょう!
それに国が違えば文化も違うのです、えぇ、もう感動と興奮で胸がいっぱいです。
王様に許しをもらい城の中を探索していれば
1人の男性を見つけました、横顔が見えなんだか胸がざわつきその人が此方に気づき目があったとき鼓動が高鳴りました。
感じたことのない感覚でしたが知識にはありました、えぇこれは一目惚れというやつなのでしょう。
わかってしまえば居ても立っても居られずその方の所へ走って行きました。
矢継ぎ早に名前や何をしている人なのかと問えば、快く私の問いに答えてくれました。
アークトゥルスという星の名前はやはりこの方に似合う名前だと思ったのです。
宮廷料理人だという彼の料理を食べたいとねだれば、また快く承諾してくれました
頂いた料理は一言で言えば美しい。食材をどう使い、どう調理すればこの様な美しい料理ができるのか私には皆目検討もつきません勿体無いなと想いながらも料理を口に運べば美味しさのあまりフォークを加えたまま目を見開きアークトゥルスさんの方へ顔を向け、美味しい?と尋ねるアークトゥルスさんにコクコクと頭を上下するだけの動作になってしまいましたが、それも仕方がないのです、料理を食べて感動するなんて体験は何百年と生きてきてはじめての体験だったのですから。
胃袋を掴まれたとは正にこのこと、その日から私は頻繁にグルーミティア国に訪れアークトゥルスさんに会いに行きました。
私は感じたまま、思ったままに彼の料理を褒め、そして貴方が好きなのだという事も伝えましたが彼は私の事を恋愛対象としてみていないのだと分かってしまう対応ばかりしてきます。
私の種族と彼の種族とでは寿命が違い、そして老いる速度も違うから彼の価値観で私は子どもなのでしょう、そして彼の倫理観から私を恋愛対象として見てはいけないと考えているのでしょう、だとしたらなんだか悔しいじゃありませんか。
だって私はその価値観と倫理観のせいで土俵にすら立てないのだから。
しかし諦める私ではありませんから土俵に立てるまで、価値観と倫理観が揺らぐまで想いを伝え続けるだけです。
そんな押し問答が続いたある日、彼はいつもとは違う表情、声色で冷たい言葉を吐きました。
動揺する私をあしらい何処かへ行こうとするではありませんか。
ズキズキと胸が痛み、こみ上げるものを感じました、けれど泣いてしまいたくはない。彼に何処かへ行って欲しくない。
悲しいし苦しいけれどそれでも彼が好きなのだと、側にいたいと思いました。
何処か行こうとする彼の裾を引き、馬鹿みたいに“好き”を繰り返しつぶやいていました。
喉がひきつり言葉をうまく紡げません、視界は滲んで彼の姿をうまく捉えることができません。
頭が真っ白になって、どうすればいいかわからずに同じ言葉を繰り返していれば、頭上から私と同じ言葉が悪態を交えて返ってきました。
どういうことかわからずに目元を拭いながら彼の方を見やれば、心なしか顔が赤くなっています。暫く固まった後に私が真か問うと彼は観念したかの様に今迄のことを話し始めました。
彼も彼なりに複雑な心中だったらしく、話し終えた後少し気恥ずかしそうにしていました。
そんなはじめてみる表情がまた嬉しくて、そして両想いになれたのだという事がまた嬉しくてたまらず彼に抱きつきました。
愛しいと、共に生きていきたいとそう思ったのです。
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キャプション随時更新します。
「好きです、大好き、貴方の事がこの世界で一番大好きです」
「私、私ねアークトゥルスさんの料理が好き、料理をしている時の貴方も好き、拗ねてる時も笑っている時も全部好き」
「貴方にぎゅーってしてもらうとね、幸せだなーって思うの。時間が止まっちゃえばいいのにって思うの、おかしいでしょ?」
「ずっと一緒にいてね、アークトゥルスさん」
2015-09-12 07:45:23 +0000