【存在に恋】ユーフィーリア【住民】

青葉

きみの存在に恋をする【illust/51591605
素敵企画様に参加させて頂きます。

◇ユーフィーリア・フリーセン/10歳/136cm/誕生日:花月(フロレアル)の第13日
祝言と呪言という言霊を扱う一族の子供
両親の営むお店に出ているときはキリリッとしているが
それ以外の時は人の流れを見てるだけで一日楽しく過ごせちゃうマイペースなおっとりさん
成長に伴い性格や容姿が変わる可能性があります

【祝言】
旅の安全や祝福、誓いなどの言葉をものに吹き込むと言霊通りの意味を持ち、お守りの様なものになる
恋人への贈り物に愛の言葉を吹き込む依頼が最近増えている
【呪言】
誰かを恨んだり妬んだり貶めたりする負の感情の言葉をものに込めて相手に持たせると人を呪えたり嫌がらせができるというもの
依頼の際こちらの方が料金がお高い
肌に身につけるものであればあるほど効果が高く、金銀、宝石は言霊の持続が長い

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◇素敵な方と巡り会えました・・!
ミレイル・クレールさん
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「もっともっと上手に言霊を扱って、貴方にいっぱいいっぱい祝言を送りたいんだ」
「剣のけいこはむずかしいけど、一緒にお勉強なら、する・・私も!」
「私は兄弟がいないから、その、わからないけど・・ミレイルはミレイルだし、私にはキラキラして見えるし、素敵だし、えっと、えっーと・・!うぅん・・うまく言えない」

ユーフィーリアは人の喜ぶ姿が好きでした。
願いを込めたお守りを手に店を出ていく人たちはみな一様に誰かを想って輝いていて、
そんな人を沢山見届けたい、そう願っていましたが本人の願いとは裏腹にユーフィーリアにあった素質は
人を幸せにする祝言の才ではなく、人を恨み呪う呪言の才でした。

「ユーフィー、生まれ持った素質は変わらない。けれどね、努力と誰かを幸せにしたいと思う強い気持ちがあればきっと大丈夫。
さぁ背を正して。お客様がいらっしゃるよ」

トンと父に背を押されてその日両親と出迎えたのは武装をした大人たちと店を見回す当時11歳のキラキラした新緑の瞳のあの子。

―「よかったらうちの子の祝言を受け取っていただけますか?小さな騎士様」

その子に向かって父が思いついたようにかけた言葉にユーフィーリアは驚きました。
けれど同時に嬉しくて緑のリボンを受け取るとすっと息を整えます。

「怪我をしませんように」

この子が痛い思いをしませんように、無事に帰ってきますように
強く強く願ってリボンに口付けると言霊は今までで一番うまく込められた気がしました。
そして訝しげな表情を浮かべるその子にそっと微笑みます。

「父さまと母さまほどじゃないけど、私の祝言も効果あります。気を付けて...いってらっしゃい」

お店の手伝いを終えて、傾きかける日と道行く人を店の前で眺めながらユーフィーリアはあの小さな騎士様のことを考えます。
無事に帰ってきてくれるといいな、また会えるかな?と

「あのさ、言霊、……ありがとう」

突然の言葉に心臓が跳ねました、けれどそこをみると今まさに考えていたあの子
怪我もしていない、無事な様子にユーフィーリアの口元が緩み頬が熱くなるのを感じます。
はじめて祝言でお礼を言われて、自分の祝言が人に役立って、また貴方に会えた!

「……――キミ、お店にいるときと全然雰囲気違うよね」

そう頬を搔きながらいうあの子にユーフィーリアは不思議と嬉しくなってまた笑いました。

「貴方はお店に来た時と変わらないね。…..よかった、おかえりなさい!」

そして季節は始まるのでした。


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◇申請について
年齢、種族、出身などに拘りはありません。
性別の相談はせず、どちらの性別になっても気にせず寄り添えるようなほんわかした良いご縁があればと思います。
交流はあまり活発に動けませんが、Twitterで愛と妄想が溢れているのでそこで沢山お話が出来れば嬉しいです♪


◇何か不備、問題等がありましたらお手数ですがご連絡ください。

よろしくお願いします!

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2015-08-25 15:37:04 +0000