【存在に恋】キト【住人】

もぎおり

※NLBLGL混合企画です。
きみの存在に恋をする。【illust/51591605

「お前と出会ってから…お前に触れられることがこんなにもあったかくて安心できるんだってわかったんだ…。」

🍎キト
9歳¦127cm¦自由都市ルナール在住¦果実月の第三十日生まれ

🍎素敵なパートナーさまと出逢えることができました。(8/23)
眩しくて輝いていて温かさを再び教えてくれた人 イヴジスタさんillust/52000468
いつもと変わらない日々。何もかも失い、生きていくために盗みをして足掻くような生活。
しかし、その日は違いました。それは家出でもしてここにたどり着いてしまったのかと思わせるぐらいボロボロな服装で佇んでいる子供を見つけてしまったのです。自分には関係ない、見なかったことにしてその場を去ればよかったと後で後悔する日が来ることになろうとはその時は思いもよりませんでした。
ひとりぼっちで佇んでいるのを見て、なぜか少しだけ、自分と重なって見えてしまって、いつの間にかその子供の目の前に自分がいて、自分がその子供に声をかけていたことに気がつきました。その子供、イヴジスタさんは貧困街に対して興味津々といった様子で不思議な奴だとキトは思いました。その後、実はイヴジスタさんは貴族の子供だと知ってしまいます。自分とは違う、自分と重なっているように見えていたのは実は自分の勘違いだと気付きました。八つ当たりのようにイヴジスタさんに二度と来るなと怒鳴ってしまいました。しかし、イヴジスタさんはまた来ると笑顔でキトに言うのでした。
どうせ口だけで二度と来るはずがないと思っていましたがイヴジスタさんは再びキトの目の前に現れました。それから何度も何度も来るなと追い返しても後日再び現れてはキトに話しかけるのでした。イヴジスタさんが話す内容にキトは返答おろか相槌もせず聞く耳を持ちません。それでもイヴジスタさんは来る日も来る日もキトに話しかけるのでした。耳を傾けようしなくても聞こえてくるイヴジスタさんが話す内容は、とてもきらきら輝いていて、夢を実現させるために努力していることを共に過ごす内にひしひしと感じました。それから月日が経ち、あれだけ嫌だったのにいつの間にかイヴジスタさんと過ごす日々が心地良いと無意識のうちに感じるようになっていたのです。
しかし、ある日、イヴジスタさんは騎士修行に行くことをキトに告げます。キトは「もう来ないと思うとせいせいする」といつものように吐き捨てるように言った瞬間、チクリと胸が痛むのを感じました。この痛みの意味をキトは分かりませんでした。
それでも、イヴジスタさんはいつもの台詞と共にピンバッチを渡してくれました。キトはいらないといつものように突っぱねようと口を開こうとしたが、イヴジスタさんの夢のために決意で満ちた目で真っ直ぐに見つめられ、上手く言葉が出ず、素直に受け取ってしまったのです。
それからまた一人で過ごす日々に、自身が望んでいた生活に戻ったはずなのに、ピンバッチを大事そうに握りながら「あいつは今日も来ないのか」とポツリ呟いた瞬間、気づいてしまったのです。あれほど拒んできたのに自分の中でイヴジスタさんの存在は大きなものであったことを。
数年後、二人は再び出会うことになります。そしてキトは確信するのでした。溢れてくるこの感情の本当の意味を。

きみに恋をしていたのだと。

「                 」
今まで言えなかった、言いたかった言葉をきみにようやく伝えるのでした。


「……キト。面白いとか何言ってんだ…? 変な奴。」
「オレは二度と来るなと言ったはずだ!帰れ!あんたみたいな奴が来るところじゃねーんだよ!」
「ッ…!なにが楽しい、だァ?!ふざけているのかッ!?楽しいとか輝いているだなんてそんなの感じられるかよッ!?こっちは生きていくのに必死なんだッ!!あんたみたいに余裕がある奴ばかりだと思ってんじゃねェ!……お前にっ…お前に分かるものかよ…」
「…別に、断ったところでいつもみたいにしつこく纏わりつかれるのがごめんだからだ。さっさとやるぞ。そして帰れ。もう来るな。」
「やっちゃいけないことは分かっているよ…でも、こうでもしなきゃ…」

「イヴ、あんたは本当に眩しいな…オレとは違う」

🍎申請について
NLBLGLどれになっても構いません。相性重視でご縁があればと考えております。
末永くお話などお付き合いが続けられるようなご縁があればと思っております。
こちらから特に条件はありません。もし条件があるとしたなら拙宅のキャラが他人に不信感・恐怖心あるためペア様に対しては初め酷い対応になってしまう可能性大なのでそれでも構わない方がいいのかな、と思っております。
有難いごとに申請頂きましたら即日~3日以内にお返事いたします。
もし、4日以上経っても返信がない場合、メッセージ不着の可能性がありますのでお手数ですが再送お願いします。

既知設定などもご自由にどうぞ。知人友人などもこっそり募集してます。

🍎めぐる季節について
性別については事前相談なしでお願いします。
当方、服装と髪型ははじまりの季節とめぐる季節で異なります。ご了承ください。

🍎交流について
積極的に交流作品をpixivに投稿することはできないかと思われます。
ツイッターなどで呟いたり、落書きをあげるぐらいになるかと思われます。

もし問題ありましたらお手数ですがメッセージなどからご連絡ください。

Twitter【twitter/mg519
よろしかったらお気軽にフォローしてください。

🍎キャプション随時更新中

#【存在に恋】#【存在に恋】はじまりの季節#【存在に恋】ルナール#【存在に恋】出会った後

2015-08-16 03:33:46 +0000