【ただ一つの】海守エルクーク【第6期】

うた
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■エルクーク

女/10歳/150cm(竜)/25cm(鳥)
◇一人称:えるくー/二人称:外見の特徴からとったあだ名、呼び捨て

所属:水の部隊

Main・戦力ステータス:50
Sub・生命力ステータス:3
Sub・運ステータス:7 (計:10+30+10+10=60ポイント)

作品ID:50420326

父:オルクィール
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「だぁだ、だぁだ、えるくーもうみのそといきたい!」
母:イロジカ
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「まぁまは…ももいろ!!そこいけばあえる、だぁだいってたもん!!」
きょうだい:イロビレ
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「きらきらもー、きれいなのもーはんぶんこ!びれ、おいちい?」

■skill
海鳴の枷:遠い昔に祖先が犯したといわれる重い罪を償うための枷。
     首と翼を縛られているため海から出ることが出来ない。
     枷は愛する伴侶に触れてもらえた時に外れるが、代償として自身とその伴侶の子も、同じく枷を継ぐ運命になってしまう。
     星の綺麗な夜にだけは、枷の力が弱まるという。
     エルクークは、星の綺麗な夜にだけ、母のような鳥に似た姿に変化することができ、少しの間だけだが海の外にも出ることが出来るようになる。

     ※枷を外して子に継ぐか、外さずとも傍にいるかはお相手様にお任せいたします。(こちら側の子世代には、来期も枷を受け継ぎます。)

泡雪星:父の泡沫星と母の雪足が合わさり、泳いだ時に周りの水が凍って体と共にキラキラ光る。まるで雪のよう。

色採:色を吸い上げて食べる。竜の姿のときだと一度にたくさん吸い上げてしまうため鳥姿の時だけにしている。

羽ポンジ:元々は真っ白な羽毛。色を吸い続けるとその色に染まる。吸水性抜群。

■関係のご相談について
第7期は続投という形で参加させていただきます。
今期はこちらの方では受け身とさせていただこうと思います。
05/25 ~23:59までに申請をいただけなかった場合は続投とさせていただきます。


このキャラクターは結果が出るまでは受け身とさせていただきます。
素敵なご縁がございましたら…!


作品IDや所属部隊等に関しては、特に希望はございません。相性重視です。

これからエルクークが成長するにつれて、
いずれは母が災厄で命を落としたこと、今はもういないことを知るとは思いますが、
それでも最終的にはどうであれ、お相手様と一緒にそれを乗り越えて、幸せになれたらな、と思っております。

既知関係についてもお気軽にご相談下されば幸いです。

返信ですが、即日~3日ほどお時間をいただきます。
また、予備として二通同じ内容のものを送って下さるとありがたいです。

それではよろしくお願いします。
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それはあの日。決して忘れることのできないあの日のことでした。
雪のように冷たくなっていく、自分の伴侶。
手のひらの上で、それは、それはだんだんと、熱を失っていったのでした。

あの日、オルクィールはもう動かない彼女を、桜の木の下にそっと埋めました。
初めて海の外に出た日に連れて行ってもらった、思い出の場所。

彼女が好きだった自分の鉱石と、海辺からとってきた綺麗な貝殻を供えて、
オルクィールは、彼女に別れの言葉を告げたのでした。

彼は海へと戻ります。ゆっくりと、ゆっくりと。
彼の掌の上では、愛する伴侶が最後に残した小さな命、自分たちの子どもが、すやすやと眠っています。
その体には、昔の彼と同じような枷が、星のように光っていたのでした。
最後に、彼は懐かしむようにもう一度来た道を振り返って、それから、静かに夜の海へと消えていきました。

そして、もう二度と彼が陸に上がることは、ありませんでした。

星の、とても綺麗な綺麗な夜でした。

***

えるくーには、まぁまがいません。

エルクークが、まぁまはどこ?とだぁだに聞くと、だぁだはそっと目を閉じ、そして小さな声で、頭を撫でてこういうのです。
「…お母さんはね、外でおまえのために、色を集めているんだよ。お前が大きくなる頃までには、きっと会えるさ。きっと……」

だぁだの話によると、まぁまは海に潜ることができないそうです。
だったら、自分があいに行こう!とエルクークは思いました。

だぁだはよく、お外の世界の桃色の花のことを話してくれました。
初めてだぁだが外に出たときに、まぁまが見せてくれた。とても幹が大きくて、綺麗な花です。
まだ幼いエルクークは、だぁだの話を聞いて外の世界へと思いを馳せるのでした。

今日は星の綺麗な夜。
この小さい姿は不便ですが、だぁだはまぁまに似ていると言ってくれます。
だぁだがいつも話してくれる桃色の花の咲く木。
そこに飛んでいけば、まぁまに会えるかもしれません。そう思ったエルクークは、今日も海の外でその花の薄桃色を集めるのでした。

おかげでエルクークの体は、薄桃色に染まります。

それはまるで、夜に舞う桜の花びらのような、春の雪のような姿でした。


【キャプション随時更新中】

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2015-05-17 05:02:36 +0000