◇夢幻郷
占いの力を持つ者が集う郷。
占いの精度は人それぞれですが、
象徴が禊を行った上で行う占いだけは別で
その精度は占いというよりも『未来予知』に近いです
難民受け入れを積極的に行っています。
「未来は決まっていない。皆で作るモノよ。私と、そなたで。」
「繋がれる縁のなんと尊い事。それは種族も性別も言葉の有無もすべて越えていくもの。
…あぁほらほら、喧嘩しなさんな。どちらも等しく夢幻郷の民である事に変わりはなかろ?
さぁほら、わかっているだろうこういう時はどうするか。さぁさぁそなたはどちらに賭ける?」
「深く眠るのも、お日さんの下で散歩するのも大事だよ。
いくら長寿だって言ったって、その実が不健康で
何も見る事も感じる事も出来ないとしたらそれは地獄のようなものだろう?
どうせ長生きするなら、出来るだけ楽しまねばな。」
「…象徴のお仕事終わってもいいかしら?堅苦しい喋り方は性に合わないのよ~もう!!!
あーん母様!母様!!尻尾貸して!寝るー!!」
「なぁに、一緒に寝るの?じゃぁどちらが長く眠れるか、賭けましょ。
負けた方が明日の枕に尻尾貸す…こと…ね…わたくしが…勝つけどぉ…。」
◇家族
父:鑑・アルブレヒト・ファン・ダンプフライヒ(6期氷槍の愛国ギルナサーン領「軍記双六の都」月宝山象徴)【illust/42805401】
母:紫月(6期水天国家ネーレイリス領夢幻郷象徴)【illust/42743564】
姉妹:愛(当代氷槍の愛国ギルナサーン領「軍記双六の国」月宝山象徴)【illust/50599036】
「めぐみぃ~お昼寝しよ、お昼寝。わたくしね、母様のしっぽは落ち着くし安心するけど、一番もふもふで至高のしっぽだと思うのは貴方のしっぽだと思うのぉ…え?何?今更わざわざ褒め殺さなくてもいい?使わせてあげるって?ふふふ…♡でも嬉しくはあるのでしょぉ?お口がほら、嬉しそうに笑っていてよ?ふふふ!」
◇
今期象徴の証の紫水晶は頭部に小花。
漢服風の夢幻郷の服装の上に
フリルのついた和装を羽織るのが流行しており、
象徴である紫舞も例に漏れず、
幾重にも重なった色鮮やかな衣を羽織っている。
可愛らしいと言って良い顔立ちではあるが、好きな事は賭け事。
◇
占いを介在させず、『運』を大きな要素とする賭け事は
夢幻郷の民にとっては新鮮な『遊び』として広く受け入れられた。
先代の婚姻によって、夢幻郷にも人と妖の二つの血を濃く継ぐ者が増え、
たまに諍いはあるものの、何事も『賭け』で勝負をつける事を
伝統的な習わしとして据えた為、血を見るような事はなく、
比較的平和である、と言える。
また布をたくさん用いて作り上げるフリルのついた衣服は
夢幻郷においてはまだまだ高価な品物であり、
しばしば賭け事の賞品として持ち出されている。
夢幻郷ではたくさんの装飾品をつけている女子は親に愛された証
幾重にも重なる衣を身に着けている者は賭け事に強い証
として、臣民の間では羨望の的であり、縁談が良く舞い込むとされている。
2015-04-10 04:52:46 +0000