阪神急行電鉄1208号→京阪神急行電鉄4208号:
1208号は1924年に社用品輸送用として建造された無蓋電動貨車である。
車体は運転台付近を除いて全て荷台で、側面にはアオリ戸が取り付けられていた。
重量物を積載するため、レール式のクレーンが両運転台間に設置されていて、
このレールの上にパンタグラフが設置されていた。なおクレーンは1941年に撤去されている。
性能的には51形(illust/48342693)などと同様で、台車はブリル27MCBであった。
1951年に鋼体化。その際、車体中央部分を除いて有蓋室とされ特異な形態となった。
1956年に3208号、1964年に4208号に改番される。1967年の昇圧後は4201号(illust/49389957)
に代わり救援車として使用されることになり、無蓋部分に扉を取り付けて有蓋車となった。
これに前後して台車をボールドウィン78-25-Aに履きかえている。
1982年の4050形(illust/49233817)登場に伴い廃車・解体された。
2015-03-22 05:38:37 +0000