こちらの企画【illust/44307098】へ3期2家系目、参加させていただきます。何卒よろしくお願いいたします!
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(2015/02/22)素敵なご縁を頂きました! 匠の部隊:塊炎さん(ID:8)【illust/48820738】
「カイ、エン…んぅ…塊炎という字は難しいね…はっ!…だ、だめだよ!
今その…君のことを手紙に書いているんだから…っ、見ちゃダメだよ…もう!」
「大丈夫だよ。こわーい顔もその言葉遣いも。君らしいじゃないか。僕はそれを含めた君が好きなんだもの」
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▽愛しい人から頂いた妖精の名前は【 緋露(フェイル―) 】
▼童話妖精類ブライヤ=ローズ種(グリムヨウセイルイ)
性別:♀ 年齢:22歳 身長:18cm 一人称:僕 二人称:君
▽作品ID【48860220】 末尾【0】 匠の部隊所属
・戦力 :50 (=母14 + 父22 + 自由04 + ボーナス10)
・生命力:15 (=母08 + 父05 + 自由02)
・運 :15 (=母08 + 父03 + 自由04)
・母40 + 父60 + 自由10 +ボーナス10= 計80P
▼詳細は ※種族の説明【novel/4654723】にて移しました…!
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▽家族
父:ジール・M・ラレティエール(ジール・L・マギアシュテル)【illust/48276535】
「旅先で話し方が男の子っぽいと言われたよ。父さんの話し方が好きだから仕方ないよね、ふふっ」
母:童話妖精トロイメライ【illust/48280770】
「大丈夫、安心して母さん。いってきます。」
妹:童話妖精類ラプンツェル種 リーゼロッテ【illust/48806067】
「リーゼロッテ。君の顔が見れないのが寂しい。早く会いにいけるように僕は生き抜くよ。だから…心配しないで…と。」
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▼Skill
【幽閉の棺/白紙の棺桶】
頑強な魔法の紙で出来た棺桶。広くもないく狭くもない。だがずっと居るには窮屈な場所。
何よりも足に絡む荊棘がギリギリと足を締め付け、妖精の血を流している。
生涯を添い遂げる存在のみが荊棘を取り除くことができ、妖精を呪縛から開放できる。
【時の血砂花(ときのちさばな)】
妖精の血が花となったもの。白・黒・赤の花となる。
運命の存在と出逢うまでタイムリミットであり、棺いっぱいになると妖精は死んでしまう。
【フェアリーギフト】妖精からの贈り物。
魔法で菓子類を作ったり、妖精の逆鱗にふれると落雷や突風で攻撃されたり等。
-----※今回も長いです^q^すみましぇん…※
妖精は探していた。帰る場所を。暖かい我が家を望んでいた。
その妖精はとても眠たがりだった。日がな一日眠っていることもある。
起きている間は家族のことを思い、考えてしまうからだ。その日も陽気に包まれながら目を瞑っていた。
ふと何かが日差しを遮った。驚いて目を覚ますと切れ長の目がぎらりとこちらを覗いていた。
「…?!…だ、誰だい、ぼ、僕は妖精だ…え、名前…?な、ないよ…あの、えっとごめんなさい…!!」
驚いた妖精は棺の蓋を締めて閉じこもり、木の陰に隠れてしまった。
明くる日。蓋をあける朝の日差しを浴びる。目の前には四つ葉のクローバー。その横には真っ赤な林檎。
お腹が空いていた妖精は思わず林檎にかじりつく。
その林檎を置いてくれた彼の存在に気がついたのは白い棺を持ち上げられてからだった。
「き、昨日の…あの…昨日はごめんよ…びっくりしてその…寝ぼけてもいたし…心配?僕を?
…あり…がとう…足はその…痛いけれど、今はそれより何だか嬉しいな…君の名前を聞いてもいいかい?」
妖精には彼のその心遣いが暖かくて。今まで張り詰めていた何かが少し溶けていくようだった。
「ふぇいるぅ…?緋露…僕の、名前…そ、そりゃ呼び名がないと面倒かもしれないけれど…
うん…フェイル-か…うん…塊炎、ありがとう…そのえっと…今日は君の傍にいてもいいかな…」
少しずつ棺が花で満ちていくと共に。一つずつ積み上がっていく。大事な何か。
母や祖母が伝えてくれた記憶を辿る。彼ならきっと。彼ならきっと。それでも彼女の時は迫っていた。
「…かいえん?…ごめんよ、眠たくてうまく君の顔が…ふふ…いつもの心配症な塊炎の声だね。
もっと君と話していたいよ…でも目があかないんだ…ぼく、君に名前を貰えて本当に…
君がそばに居てくれて本当に…うれしい、んだ…だい…すきだよ、かい、えん…」
沈みゆく意識の中、もしこれがいつもの睡魔なら、次に目を覚ます場所は彼の傍でありたいと妖精は願った。
ぷつりと何かが途切れる音がした。瞼が軽くなる。声が聞こえる。
視界が開ける。声が聞こえる。彼の声が聞こえた。
「ぼく…眠って…わっ…塊炎?苦しいよ…っ…それにその血…手に怪我してるじゃないかどうして…」
小さな身体を抱えるようにしていた彼の手には無数の傷が。妖精の白い服にじんわりと赤く滲む。
身体が軽くいつもの窮屈さは感じない。足に痛みも感じない。
ふと視界を彼から外すと、白い棺が遠くにあった。
引きちぎられた荊棘は枯れたようにしなびていて、白い棺が風に吹かれて宙を舞った。
真っ赤な花びら。真っ白な花びら。真っ黒な花びら。ひらりひらりと落ちてくる。
彼が妖精の眠りを覚ましたのだ。
「ごめん、ごめんね塊炎、君がこんなに必死に僕を助けてくれていたのに。傷つきながら僕を…
手当をすぐにしなきゃって思うのに、嬉しいんだ、僕。
塊炎が僕を選んでくれたことが嬉しくて…ずっと、ずっと言えなかった。言いたかった。
塊炎、僕は君が大好きだよ。愛しているよ、塊炎。君の傍にこれからもずっといたい」
こうして、彼の傍で妖精は幸せに暮らしましたとさ。めでたし、めでたし。
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▽こちらのキャラクターの婚姻に関しまして、文字数の関係で削除致しました…!
▼既知関係もお気軽にお声掛けくださると幸いです。
お返事に関しましては即日~3日間お時間を頂くことをご容赦ください。
他、何かございましたらお手数ですがご連絡ください。
2015-02-20 04:33:02 +0000