【ただ一つの】イェフィラ・M=マオルザルフ【第3期】

葉ユル
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ただ一つの【illust/44307098

イェフィラ・マリーニナ=マオルザルフ
匠の部隊/♂/18歳/169cm 1人称:俺 二人称:あんた

◆ステータス (計:80) *両親共に匠の部隊所属のためボーナスを利用しております。
 Main戦力:41 (12+20+9) / Sub生命力:18 (10+4+4) / Sub運:21 (8+6+7)  
◆作品ID:48640849
◆家族
父:アンティム・マリーニナさん【illust/47989537
「あんたら本当に飽きねぇな…。おい親父、いい加減演奏だけじゃなくてあんた自身がもっと素直になれよ」
母:アヴニール=マオルザルフ【illust/48013960
「へぇへぇ、そりゃ良かったな。……なんだよ?俺が可愛くないって?息子に可愛さを求めんな」
妹:アムール=マリーニナさん【illust/48507943
「親父とお袋が?どうせいつもの痴話喧嘩だろ、ほっとけほっとけ――……………わ~かった!止めればいいんだな?はぁ…行くぞ」
「アムール。………あー今から、さ。フルートのチューニングすんだけど。暇ならお前もちょっと、付き合え」
◆Skill
ハンズアイ:手で個体に触れ、形状・性質を精確に認識する。 【月下の花弁】:体に月下美人の痣を宿す。
奮励の奏者:曲を奏で、聴く者の感情を煽り、力を強化させたり、癒したり、また気持ちを沈ませて弱体化させたりできる能力。
       イェフィラは特に、感情を揺さぶり、士気を鼓舞させる音楽を得意とする。
想いの代弁者:この世界に溢れる万物の音やモノに込められた想いを自身の演奏にのせて代弁している。
       しかし、奏でる歪な音色に囚われている本人はそのことに未だ気づけていない。
◆土竜の一族
鉱石や原石が眠る山の地下で暮らす一族。長きにわたる暗い地下での生活により視覚は退化。個体の外観はほぼ視認出来ず、その瞳に映るのはぼやけた真っ暗な世界であったが、地上での生活・他種族との婚姻が暗闇で生きてきた彼らの子孫に再び光を与え始めた。「月下の民【illust/47347753】」、そして美しい光の線がのびる宝石を宿した音楽を愛する「奏羽族【illust/47509090】」の血を受継ぐ青年が取り戻したのは『輪郭』。視認出来なかった個体の外観がうっすらと彼の世界に浮かび上がる。
その瞳に映るのは、未だぼやけた色鮮やかな世界。

◆素敵なご縁を頂けました!(2/9)
✧風の部隊 モール= L・スリーズリエーヴルさん【illust/48564710
半端な自分がずっと受け入れられなかった。
向き合うことさえしようとしなかった。
俺と同じで、俺とは全く違うあんたを知るまでは。

「見えねぇんだよ。あんたが得意とか言うその手品だけじゃない、あんたの顔も、あんたがやることすべてが俺には見えてねぇ。
 それでどう楽しめって?無理だろそんなの。……もう俺に構うな。冷やかしなら十分楽しんだろ」
「あんたさ、構うなって何度言えば―― いや、何度っていうかもう何言ってもあんたには無駄な気がし………。
おいなんか、あんたいつもと違…というより、あんた誰?」

「今日はやんねぇのか、手品。…ふーん、あっそ。………んで?今度は何があったわけ?どうせまた何かで悩んでんだろあんたは。
話せよ。解決はしてやれねぇけど、一緒に悩んでやるから」


「俺を置いていくあんたを最期まで愛してやるとは言えない。別にこの先あんたを嫌いになるとか、
本当は好きじゃないとかそういうことじゃなくて。俺はまだ、自分に自信が持てねぇんだ。
だからあんたには悪いけどそんな約束はしてやれない。でも、俺は―――………やめた。
あぁ?ちげぇよ、思い出したことがあるからやめただけだっての。
何を思い出したって……俺の、想いの伝え方だよ。
いいか、続きはちゃんと伝える。……けど、耳障りなのはちょっと我慢してろ」



遠くで泣き声が聴こえる。
泣いてるのは誰だ。
俺じゃない、モールでもない。

―――あぁ、そうか。
泣いているのは『命』だ。
モールが俺に残してくれた小さな二つの命。

きっと俺を呼んでるんだよな。早く傍に行ってやらなねぇと。
あいつらにはもう俺しかいないんだから。
だから、早く。今すぐに。

「………駄目な、父親だよな。」

悪い。ごめん。でも、今だけは。
あとほんの少しだけでいいから。
まだ温もりの残るこの体を抱き締めさせてくれ。



あの時あんたに伝えられなかった言葉を。
ありがとうと微笑むあんたに伝えたかった言葉を。

「だいぶ、長い……こと待たせ、ちまったけど…やっと、あんたに言えそうだ。」

モール。
俺もさ、あんたが。

静かに閉じるその瞳に映るのは、
見たいと焦がれて願った愛しい彼女の微笑み。

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2015-02-08 16:15:54 +0000