六花奇譚、第5期に参加させていただきます。
*ルルド・E・K・サイプレステ(Lourdes Epsilon Kychreus Cipreste)
所属:天藍ノ国 / ジョブ:僧侶 / カードポイント:185 (110+65+10)/ ジョブレベル:67(僧侶27×2+僧侶13)
諸々の誤解の果てに、寂しくて仕方ないのでとりあえず屈折しまくってみた元・甘ったれ妹です。
母と姉の「失踪」の真相については、お姉ちゃんのキャラシをご覧ください。
*【家族】
お父さん:トゥーバ・サイプレステ【illust/45769896】所属:天藍ノ国 / ジョブ:僧侶 / カードポイント:110 / ジョブレベル:27
「もしもお父さんが生きていてくれたら、今もみんなで暮らせていたのかな。…だめ、忘れなきゃ。」
お母さん:チェルシー・E・キュクレウスちゃん【illust/45793873】所属:天藍ノ国 / ジョブ:僧侶 / カードポイント:65 / ジョブレベル:13
お姉ちゃん:エリン・E・K・サイプレステちゃん【illust/46282708】
(……ねえ、どうして私を捨てたの? あったかいお母さんも、優しいお姉ちゃんも、私、大好きだったのに。
私が泣き虫だったから?お姉ちゃんについていくだけの、出来損ないだったから?
…それとももしかして、一人になって、この、生贄の宿命に抗いなさいって言うことなの?
私にとっては二人がそうだった。自分の命を捧げられる程大事なものを持ったら、ダメっていうことなの?)
「……ああ、そういうこと。 うん、それじゃ……私は……迷わずに、あなたたちを憎めるよ。
大切じゃない。特別じゃない。だから、私はあなたたちのためには死なない。……そういうことだよね。」
*【スキル】
【錆影(せいえい)操作】
魔法弦によって、自身の影と、寄生生物である「錆」の混ざった「出来損ない」を操り相手を取り込む。
自身の負の感情を如実に反映しており、いつも腹ペコ。精神の不安定さゆえ、母や姉のように成型はできない。
祖母や父の命を奪った「錆」の浸食は、経年と、母のドッペルゲンガーを操る資質のために大幅に弱まっており、武器として自在に操れる程度になっている。
【音読み】
相手の心の音を聴き分け、感情や虚実を読み解く能力。
父と同様に音を通して自然界と対話することが可能だが、本人が耳を塞ぎがちのためあまり使わない。
【生贄の宿命】(お母様キャプションより)
国の為に殉職したり、他殺や身代わり等、自分以外の誰かが関係する要素で死亡する。
自発的な病や自害で死ぬ事が出来ず、昏睡している間に復活してしまう。
「そんなものか」くらいに思っていたが、母と姉がいなくなってからはこの宿命によって死ぬことがないように、無意識に「特別な何か一つ」を作らないようにしている。
*【婚姻・既知関係について】
素敵なご縁をいただけました!
天藍ノ国:アダンミシュリック・C・R・サイプレステさん(illust/46277873)
少女はいつも空腹でした。
満たされないのはお腹か、それとも他の器官なのかはわかりません。
香ばしい匂いにつられて入った店でたこ焼きを焼いていたのは、ひとりの青年。
ひょんなことから青年と自分が同じ姓をもつことを知った少女は、兄とも思える青年との、店での一時のやりとりに、お腹を少しだけ温めるのでした。
「いくら私でもこんなに食べないですよー。これからお知り合いの孤児院に寄るので、みんなにお土産です。アダンさんのたこ焼き、大人気なんですよ!…えへ、もちろん私も大好きです…って、頭はだめですー!…あははっ、子供じゃないんですよ?」
(温かいたこ焼き、同じ名前…大きい手。………変なの。あんなにお腹、空いてたはずなのに。)
「え…っと、別に、誰かに感謝してもらおうとかそんなんじゃないです。私は…私が、みんなを好きだから。それだけですよ?」
(私の嘘、たぶん、バレてるんだ。…でも、仕方ないんだもん。私はこうしてなきゃ…潰されちゃう。………だから、ただの意地悪で、これ以上探らないで。…楽しい話だけさせていて。)
ある夜、墓地の脇を通りかかった少女は、青年の謳う鎮魂歌を耳にします。
普段の振る舞いから程遠い、美しくも悲痛な響きに耳を奪われた彼女は、思わず、彼の音を『読んで』しまいます。
そうして、青年が自分と同じものに怯え、同じ願いを抱き、そして成す術もなく必死にもがいていたことを知ります。
驚きと悲しみ、そして安堵をどうにもできず、少女はただ、遠くから青年の「音」に合わせて竪琴を爪弾くのでした。
「…………知りたくなかった、なぁ。…こんな。………私と、同じだなんて。あんなに……ぶっきらぼうで、意地悪で、でも、手が大きくて……………。どれだけの思いを、一人で。」
(ああ、私、汚いなぁ…。アダンさんは苦しいはずなのに。私と同じ。取り繕って、ただ生きてるだけで、息が詰まりそうで。『ルルド』なら、アダンさんの気持ちを思って、悲しむべきなのに……なのに、同じだって……安心しちゃうなんて。)
『……全部愛してるなんて嘘。全部怖いよ。死ぬのも、失うのも、この世界が怖くて怖くて仕方がない。…それでも、私の知らない所で、アダンが一人で苦しんでるのは嫌。……こんな歪な私でも、側にいて、いい?
…なんて、ごめんね、それも違うの。………私が、アダンに、いてほしいだけなの…。』
(もうきっと、とっくにアダンのことが「特別」なんだ。……きっと、いつか喪ってしまう。……でも。)
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2014-09-30 15:33:02 +0000