六花奇譚【illust/41660556】に参加させていただきます。
ハルトヴィヒ/男/342歳(外見40代前半)/184cm
カードポイント:5
ジョブレベル:1
職業:魔物使い
所属国:天藍
天藍ノ国の外れに位置する森に住んでいる、蝙蝠の翼を持つ長命の種族。
その昔、先祖がこの土地と契約を交わして以来ずっと森と共に暮らしていますが、契約によりこの地を離れることはできなくなりました。
種族の特徴として女性が生まれにくいこと、また気の流れが変わっても土地の呪縛により動くことができず、生命力のない者から減っていってついに最後の一人になってしまいましたが、本人はあまり気にせずのんびり暮らしてます。
【外見】
髪:黒
目:金
その他特徴:背には蝙蝠の翼。「コビト」と呼ばれる精霊を使役している。
【魂食み(たまはみ)】相手の生命力を吸収し、自身の力へ変換する。
【サンクチュアリ】任意の土地に己の魂を杭打ち聖域とすることで、自身の能力を大幅に向上させる。ただし、ひとたびこのスキルを行使すると契約の破棄は許されず、魂はその地に縛られ、遠く離れることが出来なくなる。
✤素敵なご縁をいただきました✤
ルミエラ・ヘールボップさん(翡翠ノ国)【illust/43825473】
「やけに精霊たちが騒ぐと思えば、これはまた珍しい眷属を連れた娘だ。人の子よ、何を思いこの地を訪れたのかは知らぬが、森に仇なすつもりがないのであれば茶のひとつも振舞おうぞ」
「ルミエラ、其方は何物にも縛られることなく自由に野を駆け、広き世界を知ると良い。進むその道を、私はここから見守ろう」
「同胞たちも斃れ地に還り、寂莫たる世にはとうに慣れたつもりでおったが…其方のもたらす光がこの地を照らし、共に生きる喜びを知った私にとって、今や孤独は何よりも恐ろしいものよ」
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寂しくはないのか、と訊かれたことがあった。
この森でたったひとり、幾千の昼を、夜を過ごす貴方は寂しくはないのかと。
人が寂しさという感情を抱くことは知っていた。だが、自身の身にその感情を覚えたことはない。
人の命は有限であり、生まれ、出会い、別れ、巡る。
巡る命に祝福を。そのために己の一族は歴史を超えてこの地で魂の往く道を見守ってきた。
故に、寂しさはこの身に去来するものではないのだ、と、そう答えた。
いつまでも合点のいかぬ顔をしていたことを、今でもよく覚えている。
あれから、どれ程の月日が経ったか。
かつての遥か過去に揺蕩う記憶を再現するように、この森にもまた人の声が響くようになった。
彼女の血を受け継ぐ、愛しき子ら。
それでも。
いつしか隣には、あるべき姿が欠けていた。
時には探究心溢れる眼をした学び子であり、時には子らを導く母であり、そしていつでも聡明な妻であったあの姿。
ーーあのとき合点のいかぬ顔をしていた其方が、どうやら正しかったようだ。
遠き昔に旅立った光り輝く彼女の姿を今一度前にし、独りごちる。
ーー私は、寂しかったのだな。
そうして目を細め、ゆっくりと愛しい妻の元へと足を踏み出した。
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次世代:
❖長男:クラウス【illust/44429503】
❖次男:ラウル【illust/44424246】
どうぞよろしくお願いいたします。
-------☤-------キャプション随時編集中です-------☤-------
2014-05-31 21:52:01 +0000