【仁本物語】萩橿【第六世代】

箱籠わた。@進捗瀕死。
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暗がりが怖い? こわいね …――クスクス
××が欲しい? ほしいね …――クスクス
見知らぬ人は? こないでね …――クスクス
一人は寂しい? さみしいね …――クスクス

怖い暗がりは行燈提灯火を灯し
欲しいあれこれ布に絡んで沼落とし
知らぬ存ぜぬ顔見知らぬ近寄るべからず
寂しい恋しいこちらへおいで

暗い暗がり火が灯る
くらいくらいたけばやし

揺れる揺られる手招き招き
みちびくしろいものはなに?

奥へ奥道死骸が積み上がる
ぶきみでおそろしい

着いた辿った笑む娘
やっとであえたいとしいこ

― * ― * ― * ―

あの子の為に
あの子の為に

流れ 漂い 届け
(ひぃ ふぅ みぃ よぉ)

香れ 誘い 輝け
(いつ むぅ なな やぁ)

あの子の為に流れて漂い届け
あの子の為に香りて誘い輝け
どうか幸せに
どうか喜びを
どうか笑顔で
どうか どうか。

一つ摘んでは、父のため
二つ摘んでは、母のため
三つ摘んでは、国のため
四つ摘んでは、あの子のため

紡がれた絹糸
桐箱に詰めて
樒で清め供養
潰し捏ね枦餅
橿材木橋渡し

灯りも灯さず
あの子の元へ
幸せ祝いに
あの子の元へ

― * ― * ― * ―


◆引き続きこちら【illust/39434894】の企画に最終世代二人目、参加させて頂きます!
※衝動に駆られ描き押してしまいましたすみません。

萩橿(はぎがし)/遊雀(ゆうじゃく) ◆雌
◇母方:雀の化け物、布絡み、毛羽毛現、ヒカギリ、頽馬、毛倡妓、ぴしゃがつく、獄卒鬼、トウビョウ、骨女、温羅(鬼神)、鬼
◇父方:鵺、善狐、鎌鼬、人間
一人称:はぎ、僕、我ら
二人称:あなた、己、呼び捨て
年齢:19歳
身長:161㎝
好き:家族、沼、紅理、白道、動物、鈴、おはぎ、竹林
嫌い:蛙
二頁以降背後の姿それぞれ単体。
※五枚目単眼注意!

「クスクス、あなたはだぁれ? どうしてきたの? はぎとおはなししてくれるの?」
「はぎはね、たくさんのいきものがだいすき。だからね、こうやって(ボチャン)だいすきだからぬまにいれるの」
「遊雀の時はお仕事の時。人を困らせる悪い人、忠告警告罰しに行くの。それが僕のお仕事」

父:暁さん【illust/42718082
「とっと、みてみてまたたけのこみつけたのよ。かっかにたきこんでもらお? ほらほらこんなにいっぱい!」
母:狛枦【illust/42818035
「かっかはなにをかなしむの? ぬまにいれたらずっといっしょよ? とっとといっしょにじっじのとこいくのでしょう?」
妹:煌さん【illust/43467976
「きらきら、かわいいきらめき、だいじょうぶよ。きらめきがいたいというなら、はぎはあんどんなんていらないよ。あかりがなくてもきらめきをだきしめられるよ」

暗く深い竹林の奥、青い蓮の咲く沼に住む娘。
額からは角が生え、親には上手く生えなかった触覚を持ち、項からは蛇骨が生えている。
髪は長くながく、深く黒く沼を揺蕩う。
布を操り水中で過ごせ、飛ぶことは出来ないが大きく育った雀の翼に、一つの目。
素足の触れた場所からは青い蓮を咲かせるが、種子は残らない。
母同様に生物に不調をきたす体質を持つが、母と違うのは調整が利くこと。
父同様に鎌鼬の鎌を持っているが、父と違うのは風の鎌ではなく髪が鎌になること。
連れてる白蛇は白道(はくどう)、尾のように生えている赤蛇は紅理(こうり)。
紅理の方に噛まれると、その者の命はその日限り。
だいたいぼんやりとしており、ほぼ常にクスクスと笑っている。
特になにを考えているわけでもなく、ひたすらぼんやりのんびり。
姿は年相応だが、中身はやや幼いちょっとあほの子。
祖先の遺伝か、暗闇を得意とせず、行燈などが必ず近くにある。
初対面の者は苦手で孤独を好まず、動物が好き。
自分自身を好いて近寄ってくる動物も、欲しいと思ったモノもほぼ100%沼にぼっちゃん。
でも馬は殺す。なんとなく。
よくないことと分かっていつつ、つい。何故だ。
(いいのよ、しんだらばっせられようときにしない)
自身の沼は地獄へと通じており、暇があると祖父の元へ遊びに行く。
現世の出先で気に入ったところを見つけると、足元から生えてくる蓮を引っこ抜いて植え直すと沼を引越しできる。
主に竹林に沼を置くことが多いが、たけのこを愛している父にたけのこを持っていくためが主な理由。
己の小さな世界を守るという父へ憧れを持ち、弱気を助け、強気を挫く精神が少し…ちょっと気紛れ。
右肩に橘、左肩に桜の刺青がある。

◆素敵なお友達!【novel/3838257
*ただよへばさん
*真那果さん
*愛壊さん

*真ん中:普段時
一番楽で一番多く見せる姿。
能力の調整などが楽に出来る。
*萩橿から見て右:ほぼ妖怪な姿
妖気が強い時は蛇の頭蓋を被り、その空いた眼孔からは角が貫いている。
尚且つ母譲りの体質も強くなり、生き物が不調をきたして病で死んで逝く為、あまりならない。
蛇の血が強いのか、視界は体表温度で見える。
*萩橿から左:ほぼ人間な姿。
角や紅理はあるが、布で隠してしまえばほぼ人間。
能力などはほぼ使えなくなり、気分的にも窮屈だが嫌いではない。
髪は色が抜け、毛先が薄くうすく両親の髪色を継いでいる。
*下:忍姿
この時は口調もしっかりし、遊雀と名乗る。
額の触覚は誤って鎌で傷つけたら痛い為、隠している。
得意としない暗闇の為、視覚はほとんど紅理に任せている。
*単眼
萩橿の好きな時になれる。

◆今世代で最後になりますが、…良縁に…恵まれ、るだろうか……(頭抱え)。
そしてここまで続けていけたのも、参加された沢山の方、関係を、婚姻を結んで頂いた皆様のお陰で御座います。
心の底より、感謝と尊敬と敬愛を。
有難う御座いました。

◆問題があればご一報ください。
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2014-05-09 16:37:57 +0000