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箱籠わた。@進捗瀕死。母の胎に卵がひとつ
ひとりで出るのが怖いからと
己を分けて命ふたつ
母の胎の命がふたつ
怖くない怖くないもう怖くないと
ふたりで出る約束ひとつ
はんぶん はんぶん
ひとりに継がれるモノを半分ずっこ
おそろい おそろい
同じモノをふたりでお揃い
そうして生まれ出でた子がふたり
トン トン シャン
少年は寒がり
寒いさむいと手を伸ばす
少年の手は温かい
されど体内は凍てつく洞(うろ)のよう
少年は寒い
己の肌から漏れ出る冷気のせい
少年は厭わぬ
血筋を誇りと謳う
冷えた身体を温めようと
火鉢に肩掛けあぁまいお酒
他者の温もりを求めて手を伸ばす
されど己(おの)が身は地獄に在り
罪深きモノに慈悲を与わず
同じくして慈悲を求めず
はたり はたり ゆらゆら
少年は仰ぎ見る
温もりを持つ現(うつつ)の生を
罪なきモノは天へ
お願いしますどうかこうふくを
そうして少年は罪人を戒める
◆引き続きこちら【id=39434894】に参加させて頂きます！
三人目！連投済みません！
◆采枦(ことはじき) ◆雄
◇母方：雀の化け物、布絡み、毛羽毛現、ヒカギリ、頽馬、毛倡妓
◇父方：ぴしゃがつく、獄卒鬼、トウビョウ、骨女、温羅(鬼神)、鬼
一人称：ぼく、我ら
二人称：貴方様、～さん
年齢：26歳(見た目12,3歳程)
身長：135㎝
好き：家族、白翼、おはぎ、甘酒、肩掛け、読書
嫌い：身長を笑われる事
性格：寒がり。
きちっとしていないと落ち着かない几帳面で知識に貪欲。
※二枚目単眼注意！
「首の羽は、きっと飛びたいのだと思います。翼はあれど、ぼくらは飛べませんから、先祖の血が空を夢見ているのでしょう」
「寒いならもっと着込めばいい？ 不思議なことに着込めば着込む程、体温が下がるのですよ。しかし父の血筋ですし、嫌いではありません」
「今、ぼくの身長を見て笑いましたね。小さいからとて侮るなかれ。これでも大王の息子です。覚悟は、出来てますか？」
父：蓮羅丸さん【illust/41930311】
「父上、ぼくは父上を尊敬しており、誇りに思います。いつか父上のように立派な漢になりたい…なれるでしょうか…？」
母：樒織【illust/42198927】
「母上、この書物はとても面白かったです！ 一体どこでこのような書物を…。次はこれ読んでもいいですか？」
兄：蓮織丸さん【illust/42610891】
「兄上、いつお戻りになられるのですか…？ 顔見せに帰ってきても父上には内密にしますから…！」
双子の妹：狛枦【illust/42818035】
「こま、ぼくは現世が苦手なんだ。だって、地獄にいる僕には、ちょっと眩しいんだ。日向ぼっこは興味があるよ」
八寒地獄の内の一つ、嗢鉢羅地獄を納める父と、沼に住まう雀のような童女姿の母から生まれた童子。
母から尾羽、色白に布を操ること、水中で過ごせること、赤い角と腕に鱗を。
父から瞳の色と眉、黄色い角、触覚に馬の頭蓋(下半分)に変形した角、単眼、暑さに強いことを受け継いだ。
首から生えているのは母方血筋の雀の翼で、本人の意思に関係なく勝手にはためく。
髪の生え際は父のように薄い色素だが、毛先にいくにつれ、母の髪と同じように染まる。
青い蓮は尾の付け根ではなく、足から生えている。
父方の血筋か、冷気が肌から漏れているが、体表温度は寧ろ温かいくらいだが、本人のみ寒く感じる。
肩掛けは母方の祖母が繕ってくれたもので、お気に入りな為大事にしている。
父や兄を尊敬しており、誇りに思っている為、二人と同じ単眼の姿を他者に見せるのは、狛枦にとって誇りを穢されるのと同義。
その為、己の単眼の姿は認めた者にしか見せない。
普段は人のように二つ目でいる。
母親譲りの体躯のお陰で幼子として扱われがちな為、いつからか青銅で作られた大きな剣を持つようになった。
小さい体躯で重い青銅の剣を片手でぶん回す、突然変異かと思わずにはいられない怪力。
しかし父の跡を継げるような器を持ち合わせていないことは、重々に承知している為、地獄に堕ちてきた者を戒めるくらいの手伝いをしている。
頭に生えてる馬の下顎骨のような角に、いつの間にか白くて変な鳥が居座ってしまい、たまに重さに負けて転ぶ。
でも抱えると温かいので白翼(はくよく)と名付けてそのまま。そうしている内にまた転ぶ。
双子の妹と一緒にいる時だけ、第三者に対し一人称が「我ら」になり、やや上から目線な口調になる。
昔は額から父や兄と同じような触覚が生えていたが、妹が「自分には生えてこない」と落ち込んでいたので、ぶっちぎった。
妹大泣き。自分大出血。母卒倒。まぁその内また生えてくるだろうと楽観的。
臍の下に蓮の刺青がある。
(追記)
丸窓の障子の刺青を追加しました。
◆素敵なお嫁さんと結ばれました！
桐花のお長さん【illust/42771673】
「お長さんは本当に綺麗ですね。影しか見れませんが、それでも綺麗に整えられた調度品や障子を見れば、お長さんが綺麗な方と分かります」
「お長さんの長屋にいるだけで、とても温かく感じます。ここにいるだけで、安らかな気持ちになれます」
「お長さん、愛しております。父のように貴方様を牛車で迎えることは出来ませんが、綺麗な花車をお贈りしましょう。どうかぼくと、一緒にいてください」
◆お友達などの関係も募集しております！
よろしくお願いします！
◆問題があればメッセかツイッタまでお手数ですがご一報お願いします。
【twitter/Oculophilia00】
余談ですが、異性一卵双生児の事例は過去いくつかあるらしいです…。
◆素材お借りしました。
【id=35603222】
【id=21511438】
【id=36874899】
ひとりが怖いと己を分けた卵がひとつ
生まれ出でたふたつの命
片や寒いと震える少年は
沢山の妖の住まいとなる者とであった
寒いと己が身を温めていた少年は
彼の者と出会い
温かみの中ほころぶ
少年はもはや
寒いと震えることなく
幸福を噛みしめ日々を喜ぶ
2014-04-10 14:44:04 +0000