昭和29年、山口県柳井沖に沈んでいた旧駆逐艦<梨>を漁礁に利用するため、地元の漁協が国に払い下げをもとめて受理された。そして、地元サルベージ会社が調べたところ再生可能な状態が判明したため、防衛庁がそれを購入して再整備することになった。しかしながら旧<梨>の買い取りが巨額であったことと、漁協・サルベージ会社・防衛庁の間で不可解な経緯があったことから、国会において参考人を招致する事態に発展したのである。
近衛騎兵氏の「解体作業中の旧軍艦「日向」は刑法第二六〇条の艦船にあたるか」をみたあと、似たような事件があったことを思い出して急遽整備したのが、旧駆逐艦<梨>の擬人化画像である。モトネタとなった国会議事録のデジタルアーカイブは、日本ニュースとともにお世話になっている情報で、家にいながら閲覧できるというスグレモノである。大変ありがたい世の中になったものだ(^^)
今回のデザインは、近衛騎兵氏の<日向>画像を範として作成しました。厚くお礼申し上げます。
追伸 柳井は山口県でした。ご指摘いただいた、十六羅漢凶夜@ヤシマ作戦参加様、ありがとうございますm(_ _)m
追加情報:サルベージされた<梨>のその後の姿は(illust/40667344)で整備しました。
2012-04-29 12:36:22 +0000