◆MA-0-0「零式」【illust/2761186】
を開発したテンガ重工から、リビドーエナジー小単位独立分配供給方式の技術供与を受たマゼラン重工は、
テンガ重工が小回りのきく汎用陸戦機MA-R-03 DATT「ダット」
【illust/868854】
を開発したのに対し、圧倒的な打撃力と防御力で敵を
制圧するMA-F2A-2-AT VAFFA 「バッファ」を完成させた。ダットは用途ごとに異なる装備の頭部を接続しているが、
バッファの巨体には対地・対空戦兵装はもちろん、電子戦から戦闘指揮までを単独で行える機能が備わっており、
"Continentalfortress"の異名を持つ。
◆だが、「ダット」の機動力と量産性からくる高い作戦遂行能力は、「バッファ」を単なる支援攻撃機へと変えていく。
さらに艦船用AV機関を搭載するなどのコスト面の悪さから、第二期生産分までの130両で、製造ラインは閉じられた。
◆危機的状況の西アフリカ戦線を救うべく、MA軍団が次々とアフリカ大陸へ転戦していく中、
バッファ部隊にのみ本国への帰還命令が出る。
「おい、見ろよ!マゼランの歩く(だけの)要塞だぜ」激戦地へ送られる将兵たちは、
軍団から離脱していく巨大兵器を罵らずにはいられなかった。
2010-10-11 12:04:09 +0000