今回は、うちの子である、マーキャットの「美友(illust/120595609)」たちの詳細な設定を作ってみました。彼らは、マーメイドと猫でマーキャットということで、惑星アークアにおける、「猫と似た顔の人魚」という設定です。この作品は、蒼月 紅水晶さんが制作した「シーフェアリー(illust/119689042)」や、「リウシーさん(illust/124901673)」の設定を参考として制作しました。ちなみに、企画参加前は、「戦うシーフェアリー」がうちの子候補でしたが、うちの子は、いつも猫にしているので、独自の設定を追加した結果、シーフェアリーから大きく変わったキャラクターが完成した、という感じです。
この作品は、Blender及び、RadeonProRenderを使用して制作しました。
現在、人類によって保護されているマーキャットは・・・
フューチャー・ポリスにおけるマーキャット第12号「美友」
コーラル・レギオンの戦闘員で、「第13号」との間に2人の子「第14号」と「第15号」がいる。第13号と第14号の目は青色で、第15号の目は黄色である。彼らは雌雄同体であり、第14号は、第13号から誕生し、第15号は美友から誕生した。
ちなみに、マーキャットは、単独で生活することが多い関係で、名前が無い者も多い。
美友の母
フロート・ポリスで保護されたマーキャット。彼女は、美友より少し小柄だが、ほぼ見分けがつかない程似ている。なお、彼女の家族は、判明している限り、全員が白色である。
超希少な黒色の者「ノワルー(illust/124899918)」
まさかの黒色かつ青目という、超希少なマーキャット。かなり猫寄りの姿であることから、「第2幼体」・・・要は、子供であると思われるが、不明な点も多い。なお、マーキャットは、シーフェアリーと似た「第1幼体」から約1年かけて「第2幼体」へと成長し、約2か月程度で雌雄同体の「成体」となる。
[解説]
種名:ネコガタシーフェアリー(シーフェアリー科)
主な生息地域:フューチャー・ポリス近海
体長:30cm~60cm
「マーキャット」・・・それは、惑星アークアで、古代から生息していると思われる、猫顔の人魚である。
これは、フューチャーポリスにて行われた、最新の研究にて判明したことである。
大昔に、「妖精竜リウシー」と呼ばれる者と別に、もう1人の妖精竜がいた。彼は、リウシーと同じように、シーフェアリーを作り出す能力があり、その能力で作られたのが、もう一種のシーフェアリー・・・現代の者が「古代のシーフェアリー」と呼んでいる絶滅種であった。リウシーは、優しい者であるとされるが、「もう1人の妖精竜」も、本来は、大地と海に恵みを与える者であるはずだった。だが、時にその力は暴走し、嵐を呼び寄せることもあった。そして、「邪竜」と呼ばれた彼は、リウシーの力を借りた、1人の人魚・・・当時「姫」と呼ばれた者により力を封じられ、シーフェアリーのような姿に変えられた・・・というものであった。その後、「もう1人の妖精竜」は、彼が作り出した「古代のシーフェアリー」と共に地上に出て、そこで出会った「猫の獣人」との間に子が誕生した。
・・・これが、「マーキャット」の起源である。
最近遺跡から発見された史料によると、「もう1人の妖精竜」は、リウシーと似た姿で、本来は「虹の竜」と呼ばれていたようだ。それが正しいのであれば、マーキャットの真っ白な体と、光の加減で様々な色に見える「虹色の毛並み」は、かつての彼を思わせる姿なのかもしれない。今となっては、その竜は存命していないが、化石らしきものが発見されており、コーラル・レギオンの戦闘員である「美友」のDNAと一部が一致していることも判明している。もしかすると、彼女のご先祖様は、「もう1人の妖精竜」本人なのかもしれない。
マーキャットは、現代のシーフェアリーと似た姿をしているが、腕がやや細長く、指が5本であるという特徴を持つ。また、体長がシーフェアリー族の中ではかなり大きく、小柄な者でさえ30cmを超えることが多い。また、マーキャットは雌雄同体で、生殖形態は胎生である。なお、マーキャットは、誕生直後は雌雄の差があるが、成長すると完全な雌雄同体となる。他にも、現代のシーフェアリーと異なり、マーキャットの体色はほぼ白色で、他の色は稀であり、特に、黒色は極めて珍しい。他にも、マーキャットの子は、誕生直後の体長が2cm程度で、生後1年程までは、頭部がシーフェアリーとほぼ同じ形状だが、手の形状が異なるので判別可能である。
マーキャットの目の色は、黄色、橙色、赤色、青色の4種類であることが判明している。その遺伝法則は、橙色は、黄色と赤色の組み合わせであり、青色は、両親から青色の遺伝子が受け継がれた場合のみとなる。
マーキャットは、主に貝を主食としており、特に「ぷかぷ貝(illust/119241647)」を好んで捕食することが判明している。マーキャットは、貝を捕食する際に、肉の部分を消化液で体外消化するが、残された殻も食べてしまうことが多い。これは、ぷかぷ貝が持つ特殊な物質を体内に取り込んで浮上能力を得るためである。なお、マーキャットは、シーフェアリー族では珍しく、「ウミアヤメ」と呼ばれる、アヤメの花と似た外観の海藻が猛毒として作用するので、それが多い場所ではあまり見かけないようだ。
マーキャットは、普段は海面から頭部を出して泳いでいることが多いが、時々素早く潜行することもある。マーキャットの天敵は、主にシャチ(特にシャチの人魚)だが、マーキャットには反重力による浮上能力があり、水中から天敵が接近すると、空を飛んで逃げるので、生まれたての子で無ければ、滅多に捕食されることは無いようだ。
現在、マーキャットの生息数は、全世界で1000頭以下であると思われる。特に、ロブスター団に密漁者が多くいたことが判明しており、更に、一部の人魚族からは、陸に上がる際に使用する、浮上装置の材料となる「ぷかぷ貝」を破壊する害獣であるとされて駆除された例もあり、生息数が急速に減少しているようだ。
シーフェアリーと、マーキャットの見分け方
・猫と似た顔である。
これが最大の特徴だが、生後1年程まではシーフェアリーと同じ顔である。
・腕がやや細長く、手の指が5本ある。
生後1年程までは猫と似た手となっているが、成長すると人間の手と似た形状となる。
・体長がかなり大きい
親の体長は、30cm~60cm程度で、シーフェアリー族の中ではかなり大柄である。
・声が人間と似ている
シーフェアリー特有の、泡が弾けるような音が無いので確実に区別可能である。
その声は、猫のように甲高いが、人間とほぼ同じ発音が可能である。ちなみに、雄(厳密には雄性先熟)の方が声が高い傾向がある。
2024-12-06 14:32:05 +0000