【ゼクシード弐章】素敵な友達/姉さんの友達【交流】

CP製造機

こちら【illust/122903967】からのアウターになります。

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ふらり。
退化した時と同じように、一瞬、目眩が起こる。
「リレイアっ!大丈夫?」
唐突に来たそれに対応しきれず、前に倒れかけた私をレミナが受け止めてくれた。
「うぅん…ありがとう……あ!」
目眩が収まってレミナから体を離そうとしたとき、自分の体がさっきと変わっていることに気が付いた。
体も薄紫色じゃないし、自分の手もちゃんとある。なにより、自分の体がさっきよりモヤモヤしていない。
つまり、これは……
「も、元に戻ってるーー!!」
「ほっ…良かったね、リレイア」
レミナが肩の力を抜いて、微笑みかけてくれる。
私が退化したあの時、レミナが駆けつけてくれなければ私は1人で苦戦していたかもしれない。レミナが居たから、あの触手に対抗することが出来た。心を通わせて、息を合わせて、そして…友達と居れる心地良さを感じることが出来た。
私は、溢れそうな程の感謝の気持ちを込めて、満面の笑みを浮かべた。
「ありがとう、レミナ!」

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「(ん…)」
意識が戻るのと同時に、ボクが眠っていた間の記憶が流れ込んでくる。
大まかに、レミナってやつが退化した姉さんを助け、姉さんはそいつと友達になったらしい。

「(……友達?)」

夢でも見ているようにぼんやりとした頭で、姉さんの目の前にいるそいつに意識を向ける。
なるほど、確かについさっき出会ったとは思えないほど仲良くなっている。
「(友達、友達………とッッ!?!?)」
朧気だった意識を叩き起し、記憶の共有を止めて再度レミナを観察する
「(そんな、姉さんに、と、とも、友達だって…!?)」
やっぱり夢かとも思ったが、姉さんから伝わってくる満たされた感情は、紛れもなく本物で、現実のものだった。
「(そんな…嘘…)」
ボクが寝ている間に姉さんに友達が出来ていたショックで感情の整理がつかないまま、ボクはしばらく放心していた。

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↓お借りした子
レミナちゃん【illust/122446472

↓うちの子
リレイア&ファトム【illust/121546758

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2024-10-18 11:57:29 +0000