10月17日のpixiv今日のお題『黒髪』
光戦隊マスクマン第34話『愛と殺意のブルース』の放送日
「ブルーマスク!」
モモコはバイクを急停止させた。邪魔なゴーグルを脱ぎ捨てながら、チューブにやられてしまったブルーマスクの元へと駆け寄った。
「たわいもない……これが、マスクマンか……」
地帝獣グロンドグラーは残念そうに呟くと、ブルーマスクに興味をなくしていた。
「あとは、あの娘がピンクマスクか……」
五感が鋭いグロンドグラーは、小鼻をヒクヒクさせる。明らかに美味そうな淫靡な芳香をプンプンと漂わせている。一流の娼婦でも真似できないほどに誘惑される。
「殺す前に犯してやるか」
下半身にムラムラと湧き上がる性欲を隠そうともしない。三百年振りの獲物をモモコだと認識した。過去に欲望のままに暴れていたグロンドグラーは、性欲に細胞が活性化されてきた。
「許せない!」
モモコは立ち上がり、ヘルメットを脱ぎ捨てる。ロングの綺麗な黒髪がふわりと舞い広がり、太陽の光を浴びて輝きを増す。キッと黒の瞳を剣呑に輝かせた。その眼光には直接精神を揺さぶり、殴りつける神秘の力がある。
「!?」
グロンドグラーは一瞬だが、その美麗な双眸に呑み込まれた様に動きを止めた。
夕日で花を摘む少女のシルエット。
その顔がゆっくりと振り向き近づく。
初めて明らかになる美少女の顔――その顔はモモコと瓜二つだ。
純白のワンピースに身を包んだ細身の少女。
彼女は自分の衣服が汚れるのも構わずに、地帝獣に近づく。
凶暴な外見のグロンドグラーに唯一優しくしてくれた恩人。
『もう、大丈夫よ』
血を拭いながら、優しく声をかけてくれた。その肉声や声色までがピッタリと一致する。
※:第15話の過去回想と第34話の序盤しか出番がないコスチュームを再現してみました。
第34話の流れ
レコーディング(illust/123214500)⇒ワンピース(illust/123396141)⇒トレーナー(illust/123402160)⇒ワンピース強姦(illust/123406397)⇒蠱惑的な笑み(illust/123413916)⇒冬服デート(illust/113074414)⇒ほっぺ(illust/123498755)⇒フルート奏者(illust/113989699)
2024-10-16 21:00:20 +0000